常備薬として龍角散を薬箱にいつも揃えている家庭は日本全国に数多くあるんじゃないでしょうか。
正露丸と並んで龍角散は常備薬のトップと言える薬でテレビCMのキャッチフレーズ「ゴホン! といえば龍角散」も耳にタコができるほど聞いてきたものの、
まさか龍角散の社内でごたごたが起きているとは思いもしませんでしたね。
龍角散の降格劇とは?実態は?
龍角散の降格劇の一部始終を簡単にまとめると、
社長のセクハラ発言を咎めた女性幹部が後日になって「セクハラ被害をデッチ上げた」として解雇されたというもの。
女性が東京地裁に不当解雇などで会社側を提訴し、厚生労働省記者クラブで会見を開いて騒動の実態が明るみになりました。
18年12月6日に開かれた忘年会で、藤井隆太社長が女性社員にセクハラ発言を繰り返し、その行為を見とがめた元法務部長の姉で執行役員の福居篤子さんが、担当職責の妹に伝え、それを問題視した妹が人事課長と一緒にヒヤリングを実施した。
そのうえで再発防止策などを講じようとしたところ、巻き返しに出た藤井社長が、被害女性と話をし、「セクハラはなかった」という証言を取って逆襲。12月17日、元法務部長に自宅待機を命じたうえ、19年3月28日付けで解雇した。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200123-00069966-gendaibiz-soci
龍角散の降格劇で左遷された福居篤子と藤井隆太社長の関係は?
龍角散の降格劇で左遷されたのは元法務部長の執行役員である福居篤子さんという方で、
なんと藤井隆太社長とは血を分けた兄弟(福居篤子さんが姉)という関係にあります。
龍角散ではさらに藤井隆太社長の妹も経営に関わる職務についているみたいですから、
龍角散は一族経営の会社だったんですね。
ちなみに福居篤子さんという方は非常に優秀なヒットマン(アイデアマン)のようで、
「らくらく服薬ゼリー」の生みの親で「龍角散ダイレクト」「龍角散ののどすっきり飴」の開発にも関与。
安藤百福賞「発明発見賞」
発明協会「発明奨励賞」
日本薬剤学会「製剤の達人」
など数々の賞を受賞をしていて業界では非常に有名な方のようです。
龍角散の降格劇に関するツイッターの反応
龍角散の降格劇に関してネットでは龍角散という会社の旧態依然とした体制や、
藤井隆太社長の言動を疑問視する声が多く見られます。
これだけ有能ならよそでもやれそうだけど、ヘッドハンティングみたいな事はしづらいのかな?製薬業界。
お薬飲めたねも龍角散もお世話になっているから切ないな……
よそで是非力を発揮してほしい経営者側は従業員の存在が大きくなりすぎると、経営的には有難い反面、経営内容を知りすぎる恐怖感も有る訳で、小心者の経営者は遠ざける傾向にあるのは事実だ。優秀な社員を使う上司、経営者に常にある意識の問題。
以前TV番組に出ていた藤井社長の言動などを聞いたら「この人いつかやらかす」と思ったよ。業績を立て直した頃はいいワンマンぶりだったと思うけど、会社が持ち直した現在、悪いワンマンぶりが目につくようになった。そうなると取り巻きもYESマンしか居なくなり、更に拍車が掛かる。多分裁判は藤井社長側が負けるね。
龍角散の売上高と利益だけを見たら自分の会社の一事業部の売上程度。それはヒット商品があっての事なので数年前の状況であれば瀕死の重体だったと思います。
その程度の会社なのに会社を立て直したキーパーソンを不当な理由で解雇や左遷した社長の人間性を疑います。
コンプライアンス違反は間違えないと思います。