首里城火災は夜が明けても火の気がとどまる気配を見せず延焼が広がる大規模火災に発展してしまいました。
北殿・南殿の全焼に続いて正殿に隣接するコンクリート製建物の黄金御殿(くがにうどぅん)にも延焼が広がっているといった報道も見られ、
今後も首里城火災は拡大することが予想されますが、今後、首里城再建に向けて実施されると思われる募金・寄付方法・義捐金について、
新しい情報が入り次第随時まとめて行きます。
首里城再建募金・寄付方法・義捐金まとめ(随時更新)
首里城の全焼を受けて11月3日に予定されていた第54回琉球王朝祭り首里の中止も決定されました。
国内外から年間250万人以上が訪れる沖縄県の観光地であり沖縄のシンボルでもある首里城火災は、
特に地元の人にとっては言葉にたとえようのない喪失感があると思われますが、
首里城再建に向けて現段階ではまだ募金や寄付、義捐金の受付を表明している団体は見られません。
ツイッターや報道などで募金・寄付・義捐金の受付が開始されたという情報を確認次第、
ブログに情報を追記しますが、逆に言うと、別の項目でまとめている通り首里城再建募金・寄付方法・義捐金詐欺に要注意してください。
首里城再建金額費用(被害額)は?
今回の首里城火災を受けて、被害額はどのくらいに上って再建費用の金額がいくらになるのか?現段階では何ともいえません。
ただ救いと言えるのは、首里城火災で正殿・北殿・南殿が全焼してしまったとはいえ、
戦時中に焼失した首里城を再建したものが全焼しただけで、
世界遺産登録されている「首里城跡」などが火災によって失われたわけではありません。
その点で考えると2019年4月に発生したノートルダム寺院の火災に比べると
損害額に関しては小さくなるのではないかと思われます。
ちなみに、熊本地震で大きな損害を受けた熊本城の損害額は、
- 重要文化財建造物 約72億円
- 復元建造物 約137億円
- 石垣 約425億
合計634億円ほどとなりました。
最も被害の大きかった石垣に関して、首里城火災に関してはあまりダメージを受けていないと思われるので、
再建費用・並びに被害額は熊本城の被害額・再建費用よりも小さくなるのではないでしょうか。
ちなみに熊本城の再建費用(石垣を除く天守閣、本丸御殿、飯田丸五階櫓(やぐら)の三つ)は計約210億円と見積もられていて、
被害額とほぼ同程度となっています。
熊本城の再建費用として集まった寄付金・募金・義捐金は、2018年末の集計では、
- 熊本城災害復旧支援金 20億79万1,283円(21,744件)
- 復興城主制度 20億1,213万6,526円(99,955件)
となっています。
首里城再建募金・寄付方法・義捐金詐欺に要注意!
残念ですが、こういった災害に便乗した詐欺が必ずと言って良いほど出てくるものです。
首里城再建募金・寄付方法・義捐金しようと思ってもその善意を逆手にとる
詐欺に騙されないために、少なくとも代表的な3つの募金詐欺に気を付けるようにしましょう。
- 街頭募金詐欺
- 訪問型詐欺
- 電話型詐欺
いずれの募金詐欺に関しても「どこの団体が行っているのか?」が重要になります。
加えて、街頭募金を公道で行う場合、警察から発行されているはずなので道路使用許可証があるかどうか確認したり、
電話・訪問での義援金募集は、公的機関を詐称するケースもあるため基本的にすべて拒否したほうが良いです。
義援金を募っている有名な団体としては下記のようなものがあります。
- 日本赤十字社
- 日本ユニセフ協会
- 赤い羽根共同募金
- Yahoo!ネット募金
- Civic Force(シビックフォース)
- AMDA
- ジャパン・プラットフォーム(JPF)
- ふるさと納税(義援金を募るプロジェクト)