坂本芳信は長野県建設業厚生年金基金の元事務長。
掛け金約24億円が不明となった事件で業務上横領罪と収賄罪で有罪となった坂本芳信の現在は？
坂本芳信wiki｜24億円を長野県建設業厚生年金基金で横領
坂本芳信事件の概要と動機、横領したお金の使い道、犯行の手口について。
坂本芳信氏は、長野県建設業厚生年金基金の元事務長で、2005年から2010年にかけて約23億8700万円を横領したとされる人物です。彼の事件は、日本の犯罪史上においても特に注目されたケースの一つとなっています。
事件の動機については、裁判での判決理由によると、高級クラブでの遊興や家庭内不和によるストレス解消、若い女性との交際を望む欲求が背景にあったとされています。坂本氏は、基金内での冷遇や家庭内の問題に対する不満が横領に至る動機となったと認定されました。
横領したお金の使い道は、非常に贅沢なものでした。一部の報告によると、彼は一着200万円から300万円のスーツを購入したり、1500万円の腕時計を購入し、銀座や六本木の高級クラブに通い、愛人には車や高級家具をプレゼントしていました。また、タイのバンコクで夜の店に通い、女性に毎月10万バーツを貢ぐなど、横領した金を豪遊に使っていたと報じられています。
犯行の手口は、驚くほど単純で大胆なものでした。坂本氏は、引き出し額と振込額を変えることで差額を着服していました。この方法で、一度に数千万円を横領することもあったとされています。
坂本芳信wiki｜24億円を長野県建設業厚生年金基金から横領なぜ発覚？逃亡・逮捕へ
坂本芳信の事件発覚から逃亡・逮捕までの流れ
坂本芳信氏の事件の発覚は、基金からの大量の不正引き出しが明らかになった2010年9月に起こりました。坂本氏は、関与が発覚する前に6000万円を引き出し、タイに逃亡しました。
タイでは、彼は豪遊を続け、わずか3年で資金を使い果たしました。その後、金銭的な支援を求めた愛人によって警察に通報され、逮捕されました。
逮捕後、坂本氏は業務上横領罪などで起訴され、2014年に懲役15年の判決を受けました。
坂本芳信wiki現在｜24億円を長野県建設業厚生年金基金で横領
現在も服役中で、2024年現在の年齢は66歳くらいになると推測されます。
この事件は、厚生年金基金の管理体制の問題点を浮き彫りにしました。坂本氏が真面目な性格であったため、監視役を付けずに1人で基金の管理を任せていたことが、横領を可能にした一因と考えられています。この事件を教訓に、多くの企業や機関では内部管理体制の強化が図られています。
坂本芳信wiki現在｜家族は？
坂本芳信は結婚していて、当時は妻と2人の息子がいたようです。
長野県の郊外に借家に住んでいたとも言われていますが、坂本芳信の家族の現在については特に情報は公開されていません。
坂本芳信の生い立ち
坂本芳信は、1957年に日本の高度経済成長期の始まりに生まれました。彼の出身地や家族に関する詳細は公開されていませんが、地元の高校を卒業後、公務員として長野県建設業厚生年金基金に勤務していたことが知られています。
坂本芳信は1995年から同基金で働き始め、2003年頃からは事務長を務めていました。彼は基金の管理を一人で任され、真面目な性格で知られていましたが、横領に至った理由は自己満足や快楽の追求のためだったと考えられています。
