伊る、佐うの読み方は？
日本人には読めない？伊る、佐うのいみは？
伊る・佐うの意味・読み方は？
結論から言うと、「伊る」「佐う」とは日本語として意味がある言葉ではありません。
創作サイト「SCP foundation」の投稿作品内の架空の動詞で、実在しません。
この作品内では、ある異常に遭遇すると誰でもが知っているような語句を認識できなくなり、その言葉だけでは無く現象や概念さえも認識できなくなると言う症状を起こします。
例えば異常に遭遇して「回る」と言う単語が失われると、文字を見ても理解できないばかりか、実際に目の前で回っている物体を見て「回る」様子も認識できなくなります。
「伊る」や「佐う」は、その創作物の中だけで「誰でも知っている語」として登場する架空の動詞です。
SCP-161-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」の日本支部によって生み出されたオブジェクトの一つである。
項目名は『伊れない病』。オブジェクトクラスは堂々の「Keter」。
伊る・佐うの元ネタ・由来のSCP foundationとは？
SCP-161-JPは、「伊る」という行動を認識できなくなるミームの感染です。この感染が発生すると、「伊る」と関連する行動や認識が過去にさかのぼって失われます。
例えば、日本の伝統芸能である「能」や「狂言」では、ほとんどの場面で「伊る」仕草が使われていますが、この感染者にとっては「和装をした人がお面をつけて扇子を持ち、ウロウロと歩き回っているだけ」の非常に残念な光景に見えてしまいます。
さらに厄介なことに、もう一度「伊る」という単語の読み方を認識させると、対象は必ず逆行性健忘を発症してしまいます。
理解が難しいかもしれませんので、実験の一部を見てみましょう。
実験の抜粋
[研究員が「子供が庭で伊りまわっている」と書かれたホワイトボードを指し示す]
研究員：「この文章を音読してみてください」
被験者：「子供が庭で…い…イりまわっている…か？ わかんないな」
研究員：「そこは『伊りまわっている』と読むのではありませんか？」
被験者：「ん？ あっ、そうそう！ 伊るだよ伊る！ ド忘れしてたよ。かー…アレ？ か…か…」
[被験者は突然無表情になり、約5秒間にわたって眼球を左右に激しく痙攣したように動かす]
研究員：「大丈夫ですか？」
被験者：「…ん？ いや、ちょっと頭痛がしただけだよ。ところでさぁ、さっき言ってたテストは、まだ始まんないのか？」
この症状で失われる記憶は、伊るの読み方を認知した後の数時間分です。通常、記憶に影響を与えるようなSCiPは、再び学習することで一部回復することができますが、毎回記憶が伊るを学ぶ前の状態に巻き戻ってしまいます。
まとめ：伊る・佐うの意味・読み方は？元ネタ・由来はSCP foundation？
「伊る」とは、SCP財団が管理するSCP-161-JPの「伊れない病」という名前の物語で使われる動詞です。この物語では、「伊れない病」という架空の精神疾患が存在し、その病気にかかると「伊る」という行動や概念が認識できなくなる症状が現れます。また、この病気が発症すると、これまでの記憶にある「伊る」という行為が存在しなかったことになり、無意識的に記憶が改ざんされてしまいます。SCP財団の実験によると、伊れない病の患者に対して「伊る」という動作を行っても、患者はその動作を認識できないとされています。文章中で「伊る」が使われていても、当て字で「いる」と読むことはできますが、その意味を理解することはできません。もし患者に正しい読み方や「伊る」の意味を無理に理解させようとすると、痙攣のような症状が数秒間起こり、数時間前までの記憶が失われてしまいます。
