2024年1月13日/14日に実施された生物の大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)解答速報および難易度速報についてまとめています。
2024年の共通テストの傾向は?難易度は難化したのでしょうか?
生物の共通テスト2024解答速報
大学入学共通テスト 会場に看板設置 13日から2日間<岩手県>
大学入学共通テストが1月13日から始まるのを前に、会場の一つである岩手大学では11日、案内看板の設置作業が行われました。
岩手大学では11日朝に、大学入学共通テストの会場であることを示す立て看板や、受験番号ごとに教室を案内する看板が設置されました。
岩手県内では2024年、岩手大学を含む7カ所が共通テストの会場となっていて、4299人(前年比ー107人)が志願しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a883a6d739be5cb846a598cfdabde9e4409b03a7
2024年の大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)生物の解答は例年だと当日の午後21時前後に大学入試センターや新聞社のホームページで発表されています。
それよりも早く共通試験の解答速報を知るには、東進や代々木ゼミナール(代ゼミ)など予備校の共通試験解答速報ページなどを見る方法があります。
例年、どこの予備校のサイトでも試験終了直後から1分、1秒を争うように大学入学共通テストの解答をサイトで発表し始めます。
早いところだと試験終了から1時間くらいで正解(模範解答)および配点の公開が始まっているようです。
共通テスト解答速報2024|予備校の東進
2024年度 大学入試共通試験速報 | 大学入試解答速報 | 大学受験の予備校・塾 河合塾
大学入試共通試験解答速報 | 代々木ゼミナール
ベネッセ・駿台 データネット2024 大学入試共通テスト 自己採点集計
その他の方法としてX(旧ツイッター)でも
「#生物 #共通テスト #解答速報」
「#生物 #大学入学共通テスト」
「#生物 #共通テスト」
といったハッシュタグ検索で解答速報を調べることができます。
生物の共通テスト2024の平均点・配点は?
随時更新
2023年の大学入学共通テスト生物の平均点は100点満点中48.46点でした。
■2023年の大学入学共通テスト生物の配点
大問数 分野 問題内容 マーク数
第1問 生命現象と物質・進化と系統 乳糖の消化 4
第2問 生態と環境 種間関係 4
第3問 生態と環境 生産構造図 3
第4問 生物の環境応答 動物の行動 4
第5問 生殖と発生・生物の環境応答 植物の発生・植物ホルモン 7
第6問 生殖と発生 動物の発生・動物の行動 5
生物の共通テスト2024難易度は難化?傾向は?
2024年の共通テストの生物の傾向についてお伝えします。
2023年度の生物は前年同様に難化傾向にありました。出題は生物の知識に対するしっかりとした理解を前提とし、暗記中心の学習では対処しきれない内容となっています。分野を跨いだ融合問題やデータから読み取る問題、実験結果から考察する問題が出題され、生物的知識に基づく思考力・応用力が求められます。文章量も増え、読解力・処理能力も必要ですので、入念な準備が必要です。
生物の分野ごとの対策として、以下のポイントが挙げられます。
過去問の解答: 共通テストの過去問を解くことで、出題の傾向を理解しましょう。センター試験の過去問も効果的です。
幅広い学習: 共通テストでは「生物」の全ての範囲から出題されるため、不得意な単元を早めに克服しましょう。
理解と記憶の結びつけ: 生物の知識を暗記だけでなく、全体像をつかみ、関連性を理解して学習しましょう。
考察問題の解答力: 共通テストでは基礎知識をもとに読解力と考察力で解く実験考察問題が多く出題されます。これに対応するために、数多くの考察問題を解くことが効果的です。
2023年度の平均点の大幅な下降があり、その分の調整があると予想されますが、油断せずに準備を進めることが重要です。
さらに、2024年の共通テストでは出題形式に大きな変化は予測されていません。得点調整が行われた主要因は生物及び物理と化学の得点差であり、今年度は化学が易化すると予想されています。生物に関しては2年連続で平均点が下降しているため、平均点が高かった第1回共通テストと同じような取り組みやすい出題となる可能性があります。
共通テスト2024の傾向は?
2024年の共通テストの傾向について、2023年の共通テストの出題傾向を踏まえ、2024年も同様の傾向が続くと予想されます。問題作成方針が安定しており、文章量や資料が多く、多くの情報から必要な情報を選んで活用し問題を解く力が求められるでしょう。思考力、判断力、表現力、読解力、処理能力などが必要とされ、これまでの共通テストの出題形式に慣れておくことが重要です。
身近な題材や実践的な題材が増加しており、英語のリーディングや数学の実用的な問題が続いています。この傾向は2024年も引き継がれ、学習した知識を実生活や実践的な場面に結びつけて考えられる力がますます求められます。
共通テストでは思考力や読解力、処理能力が重視される一方で、基本知識の理解も欠かせません。文章や図表、資料を読み解き、持っている知識をいかに活用して問題を解くことが求められます。
2024年の共通テストの見込みとして、出題傾向や難易度は2023年とさほど変わらないと予測されます。ただし、現在の高校2年生が受験する予定の2025年度共通テストからは、新たに「情報」が追加され、試験時間も一部変更される予定です。したがって、学習の幅を広げ、基礎的な知識をしっかりと身につけておくことが重要です。
2024年の共通テストの難易度については、共通テストが難化した要因として、単なる知識の有無ではなく、思考力や応用力を問う試験への変化が挙げられます。膨大な情報から必要な情報を探す高い情報処理能力が求められ、これが難易度の上昇につながっています。過去の結果や傾向から2024年も難易度が続く可能性が高いため、しっかりと対策を講じて臨むことが必要です。
2024年の共通テストの出願者数については、前年比で約3%の減少が予測されています。これは学校推薦型選抜や総合型選抜の「年内入試」で合格を早期に確保したい受験生が増加し、一般選抜でも共通テストを敬遠する「共テ離れ」が見られるためです。このような背景から、出願者数が50万人前後になると予測されます。
まとめ:生物の共通テスト2024解答速報|難易度は難化?傾向は?
2024年の共通テストの生物は、2023年度に引き続き、以下の傾向が予想されます。
■基礎的な知識が身についていることを前提に、思考力や応用力を問う問題が出題される
これは、共通テストの全体的な傾向であり、2024年も変わることはないでしょう。基礎的な知識を身につけた上で、それを応用して問題を解く力が必要になります。
■身近な題材や実践的な題材が出題される
2023年度には、プレゼンテーションに関する問題や、複利計算と等比数列といった身近な題材が出題されました。この傾向は2024年も引き継がれ、どの科目でも、学習した知識を実生活や実践的な場面に結びつけて考えられる力が問われていくでしょう。
■問題文や資料の読解力、論理的思考力などが問われる
共通テストでは、問題文や資料を正確に読み解き、その内容を論理的に整理する力が求められます。そのため、読解力や論理的思考力を鍛えることが重要です。