関根秀一郎さんは誰でも入れる労働組合「派遣ユニオン」書記長として様々な労働問題に対して日夜取り組んでいます。
過去には「派遣村」という支援も行っていたこともある関根秀一郎さんのプロフィールや経歴をまとめています。
関根秀一郎wikiプロフィール
名前:関根秀一郎
出身地:東京都
生年月日:1964年
年齢:56歳
出身高校:中央大学附属高校
最終学歴:岩手大学(中退)
関根秀一郎さんは大学中退後、労働関係専門誌で記者を務めた後、無料・秘密厳守で労働問題の相談に乗る東京ユニオンで書記長、同執行委員長をへて2005年に派遣ユニオンを結成。
派遣ユニオンでも現在書記長を務めています。
関根秀一郎さんが結成した派遣ユニオンとは20007年から2009年にかけて行われた「年越し派遣村」が報道されたこともありますが、
「日雇い派遣給与天引き」「製造業派遣切り」への取り組みを行っている団体。
派遣だけでなくパート、契約社員、正社員、そして外国人など働き方に関係なくあらゆる雇用形態で働く人たちの相談を受け付け、一人でも誰でも入れる労働組合で、働く人の人権を守る運動に取り組んでいます。
関根秀一郎の経歴
関根秀一郎さんが派遣ユニオンを通じて労働問題に取り組むようになったきっかけは、貧困問題(ワーキングプア)がああります。
現在の日本では20代~30代の人たちにワーキングプア」と呼ばれる人たちが多く見られますが、振り返ってみると大卒・高卒のタイミングで就職の超氷河期に職業生活をスタートした年代です。
社会人となる際に「正社員」の募集がなく、やむを得ず「非正規」として働き始めるものの今の日本の雇用携帯では非正規雇用は「職歴」とはみなされません。
再就職(転職)しようとしても正社員として就職するにはハードルが高く結局、自分の給料だけで花生活できず両親のもとで、いわゆる「パラサイト」状態となってしまう。
独立生計を営めないから「パラサイト」せざるを得ないまま親が高齢化し60~70代となって年金世代に入ると、非正規で働く子供の面倒まで見切れなくなり、
ネットカフェ難民・ホームレス型に近づく人たちがどっと出てくるようになると警鐘を鳴らしています。
そして、非正規であっても雇用期間が有限の「不安定雇用」も問題視していて、
派遣・パート労働者も1ヶ月とか3ヶ月といった短い雇用契約を何回も何回も更新する「コマ切れ契約」という状態の中で働かせられることになります。
有期雇用の究極が「日雇い」で、行政で規制していかなければ不安定雇用はなくならないものの、有期雇用が100%ダメというわけではなく、
ドイツのように合理的な理由のない有期雇用を禁止するのが良いと代替案も提案しています。
ドイツでは育児休業を取る労働者がいるからその代替の労働者を有期雇用で雇うことはみとめられているそうです。
また派遣やパート労働者に仕事を紹介する「ピンはね(紹介料)」に対する規制も取り入れるべきと話していて、
労働者派遣法にはマージンの規制が全くないのがダメだと話しています。
以前は手配師(仕事を紹介する人)の取り分は1割だったことからから「ピンはね」と呼ばれたものの、
結果的に法律が整備されて合法的にできるようになってからはマージンとして給料の3割くらい取られるになってしまい、
実際に働く派遣やパート労働者の取り分が大きく目減りしている現実があります。
プロフェッショナル
派遣ユニオンでの関根秀一郎さんの取り組みがNHKプロフェッショナル「力を合わせ、一歩、前へ~労働組合運営・関根秀一郎~」で放送されます。
コロナ禍で苦しむ働く人たちの“駆け込み寺”となってきた、誰でも入れる労働組合。派遣や契約社員、働く全ての人を守るための闘い、5か月の記録。
突然の解雇や雇い止めなど、新型コロナによる不況のしわ寄せに苦しむ働く人たち。その“駆け込み寺”となってきたのが、誰でも入れる労働組合「派遣ユニオン」だ。運営する関根秀一郎(56)は、リーマンショックの際にもあの「年越し派遣村」を仲間と設置するなど、数多くの非正規労働者を支えてきた。「働く人がひどい目にあうのは我慢できない」と語る関根。派遣や契約社員、働く全ての人を守るための闘い、5か月の記録。
https://tver.jp/episode/76657614
関根秀一郎のツイッターやインスタグラム
関根秀一郎のツイッター
@shusekine
関根秀一郎のインスタグラム
関根秀一郎のフェイスブック
@shuichiro.sekine
関根秀一郎の高校や大学など学歴は?
関根秀一郎さんは中央大学附属高校という都内でも有数の高偏差値で進学校で知られる学校を卒業後、岩手大学に進学。
ただ卒業を待たずに中退し、労働関係専門誌で働き始めています。
関根秀一郎の結婚した嫁は?子供はいる?
調査中
関根秀一郎の本
派遣の逆襲
「雇用の調整弁」の名のもとに猛威をふるう「派遣切り」。どうすれば仕事と生活を守れるのか。数々の違法業者を暴き、「年越し派遣村」を主導した派遣ユニオン書記長による、強欲資本主義との闘いの記録と、日本の雇用再生への提言。