デザインや室内の広さ、特に3列目の居住性に惹かれ、
価格ともよく相談をして、アルファードやエルグランドを諦め、
セレナに決めました。
いざ納車となると、やっぱり気分はすっかり変わりますね。
購入後2ヶ月で、いきなり3000kmも走行するほど、
セレナであちこちに出かけてしまいました。
セレナを運転している最中の疲労感は随分と軽く
車の運転=労働
だった自分にとっては、うれしい驚きがありましたが
そんなセレナも、10年目を迎え、
走行距離もすでに軽く10万キロを突破。
よくこれだけ走らせたなぁと感じていたところに、
アイドリングの不安定感が目立つようになっていました。
不安定なアイドリングのセレナの症状
一口に「アイドリングが不安定」と言っても、様々症状が起きます。
・信号待ちなどの停車中の回転数が上下して安定しない
・アイドリングが不安定かつときどきエンストすることもある
・エンジン音が不規則だったり異音がする
・車体がプルプルと前後に揺れる
・発進時のアイドリングが特に不安定
ちなみに、アイドリングは通常、
700rpm~1000rpmで安定すると言われています。
不安定なアイドリングを改善してもらうべく
ディーラーや修理工場などに修理を依頼しても、
ハッキリした原因が分からないケースも多いらしいです。
問題を特定するのが難しい症状みたいなんですが、
とりあえず、エンジンに送られる空気量を調整をすることで、
アイドリングが安定しないか?を試すのが一般的。
それでも改善しなかった場合には、
どこかに異常が生じている可能性が高くなり、
修理が必要になりますが具体的には、
部品の摩耗や汚れ
部品の劣化や故障
エンジンオイルやバッテリー
といった当たりになります。
原因1 部品の摩耗や汚れ
特にエンジン回りの部品の摩耗したり汚れがひどい場合に、
アイドリングが不安定になることがります。
■エアクリーナーの目詰まり
エンジンに空気を送り込む際には、
エアクリーナーエレメント(フィルタ)を通します。
ここで余計なごみを取り除いて、
エンジンに異物が入るのを防ぐわけですが、
エアクリーナーエレメントは汚れが蓄積されやすく、
目詰まりを起こしがちです。
エンジンにスムーズに空気を供給できなくなり、
アイドリングが不安定になります。
■点火プラグの摩耗・汚れ
エンジンにガソリンが送り込まれたタイミングに合わせて、
点火プラグで火をつけることで、爆発を起こし、
エンジン出力を引き出しています。
点火プラグの摩耗したり汚れていると、
ガソリン点火のタイミングがずれてしまい、
アイドリングが不安定になってしまいます。
原因2 部品の劣化や故障
部品が経年劣化していたり、故障していることも、
アイドリングが不安定になる原因になります。
■イグニッションコイルの故障
イグニッションコイルとは、
点火プラグを着火させるために、
高電圧を発生させるコイル(昇圧装置)です。
イグニッションコイルに異常が起きている場合も、
エンジンの挙動が不安手になり、
アイドリング不調が起こります。
■エアフロメーターなどのセンサー故障
エアフロメーターとは、
エンジンに送る空気の量はどのくらいにすべきか?
を電子制御している装置です。
エアフロメーターが故障してしまうと、
エンジンに適切に空気を送り込めなくなり、
挙動が不安手になります。
センサー類には他にも、
・アイドリングコントロールユニット
・スロットルセンサー
といった部品も存在していて、
これらのセンサーが故障している場合も、
アイドリング不安定になります。
■インジェクターの故障
インジェクターとは燃料噴射装置のこと。
燃料ポンプからガソリンを吸い上げ、
霧状に噴射します。
インジェクターが故障してしまうと、
適切な量の燃料を適切なタイミングで
遅れなくなってしまいます。
■エンジンマウントの劣化
エンジンマウントとは
車両とエンジンを連結している部品です。
エンジンマウントがあるおかげで、
エンジンの振動が吸収され、
車が振動するのを防いでくれます。
このエンジンマウントが劣化すると、
エンジン振動を吸収しきれなくなり、
アイドリング時の振動を強く感じるようになります。
原因3 エンジンオイルやバッテリー
エンジンオイルが古くなっていたり、
オイルの量が減っていることも
アイドリング不安定の原因となります。
バッテリーの電圧が下がっていて、
電気を正常に生成できなくなっている場合も、
エンジンのピストン運動のリズムを乱し、
アイドリングが安定しなくなることがあります。
アイドリング不安定なセレナの修理費用は高くなりがち
とりあえず、原因を大きく3つに分けてみましたが、
他にも、
ECUという部品が故障していたり、
燃料を送るホースからガソリンが漏れていたり、
電気を伝えるコード(ヒューズ)が壊れていたりと、
原因は非常に多岐にわたります。
そのため、まずは原因特定をするために
日数がかかり、工賃(調査費用)も高くなりがちです。
さらに、部品交換となると、
エンジン回りは何かと高額になります。
点火プラグのような消耗品は、
交換しやすいように設計されているものの、
イグニッションコイルやエアフロメーターなどなど、
エンジン周りの多くの部品は交換を想定していません。
つまり、エンジンを車から取り出して(オーバーホール)、
解体修理を伴う大掛かりなケースになることが多いです。
実際にアイドリング不安定なセレナを修理に出した際、
・点火プラグの交換
・エアフロメーターの交換
・空気量の調整
という3点の修理が必要になることが判明し、工賃と部品代を合わせて総額で10万円以上になったというケースがみられます。
アイドリング不安定なセレナを修理するか?売却するか?
中古車市場では車のダメージは査定額に影響します。
では査定前に修理をすれば査定額の低下を防げるのかというと必ずしもそうではありません。
むしろ修理により上がる査定額よりも修理費のほうが高くなることもあり、結果として修理しないほうが得になることもあります。
買取業者の中には自社工場で修理ができるところもあり、自分で修理に出すより業者が買い取った後に修理をするほうが、修理費が安くなる場合もあります。
アイドリングに問題を抱えているような車ですから、この先もいろんな部分にガタが来て修理代がかさんでしまいます。
それならば、新車に乗り換えちゃった方が、余計な修理代がかからないわけだし、間違いなく経済的じゃないでしょうか。
具体的に、自分の車が今、いくらで売れるのかというのは、中古車買取業者によって、かなりばらつきがあります。
1000円とか5000円と言った差じゃなくて、10万円、20万円単位で査定額に違いが出ることも珍しい話じゃありません。
弊社の一括査定依頼サービスの利用者の場合、車買取会社の買取査定額のほうがディーラー下取りの査定額よりも平均で17万7,693円高いという結果と なっています。売却金額が25万円未満の車でも、車買取会社での買取りのほうが平均で5万円以上も高額に査定されていました。また、売却金額が125万円 以上になると車買取会社の査定額のほうが平均30万円以上高くなるという傾向も。査定額のみに絞って見ると、車買取会社に優位性がうかがえます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000270.000002830.html
ということは、つまり、できるだけ多くの業者に見積もり依頼をすることで、より高い査定額をつけてくれる業者を見つけられる、というわけです。
そこでぜひ活用すべきなのが一括見積もりサイトです。
このサイトを使えば、
自分が住んでいる地域の業者に対して
一気に見積もり依頼を出せます。
・メーカー
・車種
・年式(多少ずれていてもOK)
・走行距離(多少ずれていてもOK)
の4項目と連絡先を入力すれば良いので、
作業はスマホからでも一分もあれば完了。
もし、サイトを使わず自力で業者を探していたら、最悪の場合、17万7,693円も損をしていた可能性があります。
そう考えると、一分の手間を惜しまず、すぐに見積もりを取り寄せておいて損はないんじゃないでしょうか。
ちなみに、今すぐ売却する意思はなかったとしても、早めに査定だけは依頼した方が良いですよ。
車の価値は時間とともにどんどん落ちて行きますが、それ以上に深刻なのがモデルチェンジです。
モデルチェンジ後に新モデルへ乗り換える方も多いため、中古車市場にモデルチェンジ前の車が増えて査定額が下がる傾向にあります。
こういった情報が公開されるや否や、激しい値崩れを起こしたことは過去に何度もあります。
モデルチェンジがいつ発表されるかなんて誰にも分かりません。
査定結果にはたいてい、一ヶ月くらいの保証期間がついています。
明日とか明後日に値崩れが始まっても、高い金額のまま買い取ってもらうことができますよ。
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