シリアルナンバー(製造番号)とロットナンバー(製品番号)にはどんな違いがあるんでしょうか?
製造業などの現場ではシリアルナンバー(製造番号)とロットナンバー(製品番号)をどのように使い分けているんでしょうか?
シリアルナンバー(製造番号)とロットナンバー(製品番号)の違いは?
シリアルナンバー(製造番号、serial number)とは通し番号のこと。
一連となった商品の識別番号のことで、製造番号の場合は一連の番号になっていないこともある。
製品番号の中で製造順序ごとにロットナンバー(製品番号)か付けられます。
製品番号と製造番号は違いますが場合によっては製造番号がシリアルナンバーになっていないこともあるようです。
シリアルナンバーは大量生産される工業物(電化製品・カメラ・自動車など)に対して、一律に付加しそのメーカーが製品の情報をわかりやすく認識するため一連の通し番号として使われます。
原則として、同じシリアルナンバーを所有する製品は、同品種であれば存在しないです。
使用用途としては、故障の際の修理時に使用したり、事件や事故の際の証拠としても使用されることがあります。
不具合があった場合のメーカーによる追跡調査や、中古販売においての管理・盗品のチェックなどに用いられることもあります。
また、現在多発している、商品の偽装を防ぐ意味でもこのシリアルナンバーは重要な役割を持っています。
最近では海賊版・不正使用を防ぐため、パッケージ販売されているソフトウェアやシェアウェア(Windowsのofficeなど)では、インストール後にシリアルナンバーの入力を求めるものも多いですね。
またその場合、盗用を考えてシリアルナンバーの一部が暗号化(チェックサム・アクティベートなど)されているものもあります。
製造番号とは、シリアルナンバーとほぼ同じ使用用途だですが、表記されている番号の形が異なっていることがあります。
シリアルナンバーが一連の番号だとしたら、製造番号は少し複雑な形になっていることがあります。
これは、メーカー側のみが特定の法則によってつけているもので、車などにもほぼすべてにこの製造番号が登録されている。これも故障時などに素早く対応できるようにという役割がある。
一方、ロットナンバーとは、製造メーカーによっても異なりますが、メーカーで設定されている製品情報を示す文字数のことです。
大部分は、商品が梱包されておりますビニールや箱に貼付のラベル等に記載があるはずです。
一定のまとまった数に割り当てる番号、そのまとまった物の番号は全て同じです。
ロットナンバーは、、製造された順番を表すものですね。
化粧品なら同時に製造したタンク一杯分が同じナンバーになると言う感じで。
毛糸なら同時に同じ染料液で染めたものが同じナンバーに。何か不良品が出た時にロットナンバーを元に回収したりするようです。