映画「ショーシャンクの空に」の英語の原題は?
どんな意味があるんでしょうか?
ショーシャンクの空に原題の意味は?shawshank redemption
「ショーシャンクの空に」の原題は?こう聞かれたときに即答できる人は少ないと思いますが正解は“The Shawshank Redemption”
“Redemption”はこれは日常会話ではほとんどど使われない英単語ですが金融用語として使われる場合は「償還」の意で、債権などが期日に払い戻しされることを言います。
“The Shawshank Redemption”の“Redemption”はもちろんこの意味で使われているのではなく、キリスト用語しての「贖(あがな)い、贖罪(しょくざい)」を表しています。
「ショーシャンクの空に」の原題は「ショーシャンクの贖罪」または「ショーシャンクの贖い」で、「贖罪」というのはキリスト教用語で「イエスが自分を十字架にかけたことにより人類全ての罪が永遠に救われる」というような意味が込められています。
作中でも聖書の引用が多々ありますし、キリスト教に関連したテーマをもっているのでしょう。
なのでテーマは「贖罪」
それでは、この「贖罪」について、聖書から代表的な箇所を引用します。
ヘブライ人への手紙9章12説:
雄山羊と若い雄牛の血によらないで、御自身の血によって、ただ一度聖所に入って永遠の贖いを成し遂げられたのです。
要は、昔(イエスが生まれる以前、旧約の時代)は私たちの罪の代価として生贄の動物を捧げて贖っていたが、イエスが自分を十字架にかけたことにより人類すべての罪が永遠に赦されたということです。
イスラエル民族の「大脱出」を記した旧約の出エジプト6章6節には次のようにあります。
「私は主である。わたしはエジプトの重労働の下からあなたたちを導き出し、奴隷の身分から救い出す。腕を伸ばし、大いなる審判によってあなたたちを贖う。」
他にも「ショーシャンクの空に」でキリスト教の聖書を引用しているのは
■マルコ13章35節:
だから、目を覚ましていなさい。いつ家の主人が帰って来るのか、夕方か、夜中か、鶏 の鳴くころか、明け方か、あなたがたには分からないからである。
■ヨハネ 8章12節:
イエスは再び言われた。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。
■ヨハネの黙示録22章12節:
見よ、わたしはすぐに来る。わたしは、報いを携えて来て、それぞれの行いに応じて報いる。
His judgement cometh and that right soon.
(主の裁きは下る いづれ間もなく)
また、この金庫の中のアンディがすり替えたロックハンマーが入っていた聖書に「救いはこの中に」と書かれていました。
所長室には、聖書の一節である「主の裁きは下る。いずれ間もなく」の文字があしらわれた、ノートンの妻による刺しゅうが飾られていましたが、額の裏には裏金を管理する帳簿を入れる金庫が置かれていました。