アンナ・シェルバコワはまだ3歳だった2007年にフィギュアスケートを始めると、
2015年のロシア国内の大会で優勝を飾ると、その後は出場する大会で次々と優勝・上位入賞を果たしている
2022年北京五輪で金メダルの期待を集めるロシアの若き神聖の一人。
14歳の時点ですでにザギトワとメドベージェワを破って大会優勝するなど、
今後の活躍はますます期待できそうです。
シェルバコワwikiプロフィールは?家族や所属クラブは?
- 名前:アンナ・シェルバコワ(Anna Stanislavovna Shcherbakova)
- 愛称:アーニャ
- 生年月日:2004年3月28日
- 出身地:ロシア・モスクワ
- 身長:154cm
- 趣味:読書、ペット
- 所属:サンボ70フルスタリヌイ
- 家族:5人家族(父親、母親、姉、妹)
シェルバコワには「インナ・シェルバコワ」という元フィギュアスケート選手のお姉さんがいるので、
おそらくはお姉さんの影響でフィギュアスケートを始めたんじゃないでしょうか。
ただお姉さんはすでにフィギュアスケートを辞めてしまったようですが、
妹の活躍ぶりを見て、自分にはプロのフィギュアスケーターになるのは無理だと断念したのかもしれませんね。
シェルバコワの活躍は2019年シーズンはは一つのピークを迎えていて、
4回転ルッツ2本・4回転ルッツ・3回転トゥループのコンビネーションジャンプに加え単独4回転ルッツ)を成功させています。
4回転ルッツは、アクセルを除くと単独の4回転ジャンプでは最も基礎点が高く、
シニアの女子選手としてシェルバコワが初めて成功させていますが、年齢はまだ15歳。
まだまだ伸びしろを感じさせてくれる逸材です。
シェルバコワの衣装チェンジもネットで話題に。
2019年シーズンのフィギュアスケートグランプリ第1戦(アメリカ)に出場したシェルバコワ。
ショートプログラム(SP)では4位ながらフリーで160.16点と伸ばして
見事に合計227.76点で逆転優勝を果たしました。
若干15歳ながら4位から順位を浮上させただけでも大ニュースですが、
シェルバコワはフリー冒頭で4回転ルッツ2本を決めると中盤ではスピンの最中に
紫の衣装が赤に変わるという驚きの仕掛けを披露していました。
シェルバコワの使用曲は?
シェルバコワが2019年シーズンで使用している曲は下記のとおりです。
映画『パフューム ある人殺しの物語』より
The Girl with the Plums/ Meeting Laura/ Laura’s Murder
6つのグノシエンヌより第1番
作曲:エリック・サティ
演奏:ローランド・ペンティネン
火の鳥
作曲:イーゴリ・ストラヴィンスキー
シェルバコワの優勝戦績(大会受賞歴、入賞歴)は?
シェルバコワがこれまでに出場した大会とその結果は下記の通りです。
■2015年
「ロシアノービス選手権」優勝
■2016年
- ロシアノービス選手権 2位
- ロシアジュニア選手権 8位
■2017年
- ロシア選手権 5位
- ロシアジュニア選手権 13位
■2018年
- JGPスロバキア 優勝
- JGPリッチモンド 優勝
- JGPファイナル 5位
- ロシアフィギュアスケート選手権2019 優勝
■2019年
- ロシアジュニア選手権 3位
- ユースオリンピック 優勝
- 世界ジュニア選手権 2位
- CSロンバルディア杯 優勝
シェルバコワの名前を世界にとどろかせたのはおそらくは、
「ロシアフィギュアスケート選手権2019」ではないかと思われます。
この大会には、ザギトワとメドベージェワも出場していたものの、
当時まだ14歳だったシェルバコワ敗れるという大波乱を巻き起こしました。
シェルバコワは2019年まで3季連続でロシアのナショナルチームにも選出されていますが、
2017年に3回転ルッツの練習中に左脚を怪我し、シーズンの大半を棒に振るという苦い経験もしています。
ただ、復帰に向けた練習中にコンビネーションで「3回転トウループ-3回転ループ」と続けて跳んだ動画がインスタグラムで投稿され、
フィギュアスケート関係者やファンの間で大きな話題となったようです。
シェルバコワのコーチ・振付師は誰?エテリ・トゥトベリーゼ?
シェルバコワは所属する「サンボ70フルスタリヌイ」で
- エテリ・トゥトベリーゼ
- セルゲイ・デュダコフ
という2人のコーチに指導を受けています。
エテリ・トゥトベリーゼはアイスダンス選手である娘のコーチもしていて、
2003年にラスベガスで出産をしているのでシェルバコワとは同い年ですね。
セルゲイ・デュダコフは2006年~2011年まではロシアのユースコーチをしていた人で、
コーチとして活動を開始したのはシェルバコワが生まれた2003年なので、
何かと縁がある感じがしますね。
エテリ・トゥトベリーゼとセルゲイ・デュダコフがこれまでにコーチとして指導してきた選手には、
- アリーナ・ザギトワ (2018年「平昌オリンピック」優勝)
- ユリア・リプニツカヤ (2014年「ソチオリンピック」金メダル)
- エフゲニア・メドベージェワ (2018年「平昌オリンピック」銀メダル)
- アレクセイ・エロホフ (2018年「世界ジュニア選手権」優勝)
- アレクサンドラ・トゥルソワ (2018年「世界ジュニア選手権」優勝)
- アリョーナ・コストルナヤ (2018年「JGPファイナル」優勝)
- セルゲイ・ボロノフ (2014年「JGPファイナル」3位)
といった感じで、ロシアを代表するフィギュアスケーターが名を連ねています。
シェルバコワの振付師は、ダニイル・グレイヘンガウスという方で、元アイスダンスの選手。
クセニヤ・コロブコワとパートナーを組み2011-2012年シーズンには、
2011年の国際大会「NRW杯」で優勝を果たしています。
シェルバコワに関するツイッターの反応
シェルバコワについて物議を醸しだしているのが
2019年シーズンのフィギュアスケートグランプリ第1戦(アメリカ)での衣装チェンジ。
もしこれで0.1でも絞り出せるなら、フィギュアスケート選手はみんなチェンジ衣装考えるんじゃないでしょうか。
シェルバコワ選手の演技が素晴らしかっただけに、やりたい放題にならない様にして、衣装より演技に注目してあげて欲しいですね。