明明後日の次の言い方は?
明日、明後日、明々後日 の次はなんていうのですか?やのあさって?ごのあさって?
明明後日の次の言い方は?やのあさって?ごのあさって?
明日、明後日、明々後日 の次はなんていうのかというと、昨日、一昨日の前の日も含めて次のような呼び方があります。
4日前:これはそのままで(よっかまえ)
3日前:一昨々日(さきおととい、さきおとつい)
2日前:一昨日(おととい、おとつい)
1日前:昨日(さくじつ、きのう)
今日
1日後:明日(あす)
2日後:明後日(あさって)
3日後:明々後日(しあさって・ごあさって)
4日後:弥明後日(やのあさって・さしあさって)
5日後:五明後日(ごのあさって、ごあさって)
6日後:これはそのままで(むいかご)
ただ「3日後・4日後」の呼び方は地方によって異なるようです
北関東・東北では「やのあさって・しあさって」と東京と真逆になっていたり、三重県では「ささって・しあさって」と呼ぶとのこと。
群馬県では①「あさって、しあさって、やのあさって」②「あさって、やのあさって、しあさって」③「あさって、しあさって(または やのあさって)」の三通りの言い方が混在しています。
つまり、人によって「しあさって」が3日後なのか4日後なのかが変わってしまうという訳です。
ただ、一般的には「三日前から三日後迄」の表現しか使用しません。別の意味として解釈しないため「4日後(よっかご)、4日前(よっかまえ)」と表現します。
まとめ:明明後日の次の言い方は?やのあさって?ごのあさって?
3日前:さきおととい、さきおとつい
2日前:おととい、おとつい、いっさくじつ
1日前:さくじつ、きのう
今日 :きょう、けさ
1日後:あす、あした、みょうにち
2日後:あさって、みょうごにち
3日後:しあさって、ささって
4日後:やのあさって、しあさって
3日の「ささって」と4日の「しあさって」は商人などが使っていたそうです。
「あさって」から後をどう呼ぶかについては、地方によってかなりの相違があります。
「日本語の世界8 言葉・西と東」(中央公論社)という本で、「日本言語地図」(国立国語研究所)を資料に詳細な考察がなされています。
■東日本
A(東京。現共通語)しあさって→やのあさって(やなさって)
Bやなさって(やのあさって)→しあさって
■西日本
Aしあさって→ごあさって(ごらさって)
B(大阪)しあさって→やのあさって
つまり、「あさって」の次の日については、「しあさって」という地方と、「やのあさって(やなさって)」という地方、さらに別の言い方をする地方があるのです。
地域によって、上記とはまた少し違った発音をしたり、全く違った言い方(順番)をとったりするところもあります。
現在では、共通語として順に「しあさって→やのあさって」という呼び方が全国的に用いられていますが、地方では、まだ独自の呼び方・順番をとっているところもかなり残っています。
「さきあさって」などという言い方も、「日本言語地図」によれば、北海道の一部、青森県の一部、東海地方の一部、山陰地方の一部、福岡県の一部、種子島などで用いられているそうです。