診療放射線技師とは、放射線を専門的に扱う医療のスペシャリストです。
診療放射線技師の主な仕事は、人体に放射線を照射して、診療画像を撮影することと、ガンなどの放射線治療を行うことです。これらの仕事を通じて、医師や歯科医師が患者さんの病気を診断し、治療を行うのに必要な情報を提供します。
2024年の診療放射線技師国家試験は下記のような日程・内容で行われました。
■診療放射線技師国家試験の日程・時間
2024年2月15日(木)
午前（9時30分～12時05分）100問：2時間35分
午後（13時25分～16時00分）100問：2時間35分
■主催団体
厚生労働省医政局医事課試験免許室
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
診療放射線技師国家試験運営本部事務所
〒135-0063 東京都江東区有明3-6-11 TFTビル東館7階
TEL 03-5579-6903
https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou//shikaku_shiken/shinryouhoushasengishi/
診療放射線技師国家試験解答速報2024
2024年の診療放射線技師国家試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
twitterのハッシュタグ「#診療放射線技師国家試験解答速報」
5ch
「資格の大原」や「LEC東京リーガルマインド」などでは診療放射線技師国家試験の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#診療放射線技師国家試験」や「#診療放射線技師解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
正式な回答は後日、厚生労働省のHPで「第76回 診療放射線技師試験 正答値表」として公開されます。
診療放射線技師国家試験の合格基準は？
診療放射線技師の合格基準は、1問1点×200問＝合計200点満点で
200点中120点以上を取得すること
0点の試験科目が1科目以下
であることとなっています。
午前：100問
午後：100問
合計：200問
国家試験の合格ラインは、200点満点中120点以上、つまり正答率6割以上が目安です。
診療放射線技師国家試験の合格率は？
厚生労働省が発表した内容によると、診療放射線技師の国家試験の合格率は平均70～80％となっています。
なお、採点対象から除外される問題が例年だと2～3問はあります。
2022年 総得点 119点以上／198点（60.1%）
2021年 総得点 120点以上／199点（60.3%）
2020年 総得点 119点以上／197点（60.4%）
実施年 受験者数 合格者数 合格率
2023年 3,224人 2,805人 87%
2022年 3,245人 2,793人 86.1%
2021年 2,953人 2,184人 74%
2020年 2,914人 2,397人 82.3%
2019年 3,202人 2,537人 79.2%
診療放射線技師国家試験の試験内容
基礎医学大要
放射線生物学（放射線衛生学を含む）
放射線物理学
放射化学
医用工学
診療画像機器学
エツクス線撮影技術学
診療画像検査学
画像工学
医用画像情報学
放射線計測学
核医学検査技術学
放射線治療技術学
放射線安全管理学
診療放射線技師国家試験の免除科目
行政事務の簡素合理化及び整理に関する法律による改正前の診療放射線技師法および診療エツクス線技師法に定める診療エツクス線技師試験、または法附則第7項の規定による試験に合格した者は、次の科目が免除されます。
基礎医学大要
放射線生物学（放射線衛生学を含む）
放射線物理学
医用工学
エツクス線撮影技術学
画像工学
放射線計測学
放射線安全管理学
診療放射線技師国家試験の難易度,受験生感想まとめ
診療放射線技師の仕事は病院で行われることが一般的です。彼らの仕事内容は非常に多岐にわたり、X線撮影やCT、MRI、超音波、ラジオアイソトープ検査などの診断部門から放射線治療部門まで、さまざまな放射線利用に関わります。
放射線技師は、厚生労働大臣の免許を受けて、医師や歯科医師の指示に基づいて放射線を人体に照射することを業としています。これは、放射線を使用する際には十分な安全対策が必要であり、専門知識や技術を持った技師によって行われるべきであるという考え方に基づいています。
放射線技師の仕事は、医療の現場で非常に重要です。彼らの働きによって、医師や歯科医師がより正確な診断を行い、患者さんの治療を行うことが可能になります。放射線技師は、放射線の安全な使用と被曝の最小化に努めながら、医療の発展に貢献しています。
