履いてない靴・スニーカーはなぜ劣化してしまうんでしょうか?加水分解?
履かない靴・スニーカーは何年で劣化する?新品の靴でも 劣化することがある?
履いてない・履かない靴やスニーカーなぜ劣化?
履いてない靴を下駄箱から出して久しぶりに履いて歩いてみると、靴底の舟形のソールがボロボロに崩れて歩いた後にはがれ落ちることがあります。
靴・スニーカーは靴底との接着面が劣化して パクパクするように、ソールの素材がウレタンのものは新品でも保管状況により劣化することがあります。とにかく湿気がダメなのです。
革靴の場合、劣化の原因は乾燥が多いでしょう。
手入れしないまま放置していると乾燥で革がひび割れます。
次いで多いのが、湿気によるカビですね。
日本の気候だと湿気取り剤を使用し適度に風通しもした方が良いでしょう。
ソール材質がウレタンゴムの場合は加水分解が起こることにより劣化が進行します。この加水分解とはその名の通り水が加わって徐々に分解する反応のことで、一度分解してしまえば通常元に戻す術はありません。
加水分解を防ぐ方法としては湿気を防ぐことですが、高温多湿な日本においては靴を常に湿度の低い環境で使うというのは不可能に近く、早ければ1年程、遅くとも3、4年程で表面の硬化やひび割れが生じます。
保管時に水分を拭き取り、除湿剤と共に保管すればいくらか軽減できますが10年以上といった長い期間の保管は厳しいと考えた方が良いでしょう。
次にソール材質が天然ゴム(ラテックス)の場合、劣化には様々な影響が考えられますが、特に紫外線の影響が強いと言われています。その為、外で使うことの多い靴などでは、どれだけ手入れしてもいつかは硬くひび割れてしまいます。
履いてない・履かない靴やスニーカーは何年で滑る?
靴は履いても、履かなくても20年は危険です。
皮革や布帛ならこっこう持ちますが合皮なら10年もすると表面が剥がれてきます。
ソールが木やコルクやプラスティックならほとんど劣化しません
ゴムの場合ウレタンゴムなら使わなくても経年劣化しラクガンのように触るとボロボロに崩れます。
靴底が木だとしても底と本体が接着剤で着けてあるものなら購入してから5年ではなく、ポリウレタン系接着剤が製造されてから5年。
丁寧に糸で縫い合わせているものならもっともつとしてもさすがに20年だと糸の劣化していると思います。
古いスニーカーだと足の裏のゴム部分がかちかちに固くなり、雨の日のタイルなどで滑るようになってしまいます。
古いスニーカーは生ゴム素材を使用してますので、硬化からワレへと劣化が進みます。
ゴムの表面が硬化して弾力性が無くなりグリップが落ちた場合は、基本的には寿命と考えた方が良いでしょう。
ちなみに天日干しは、日焼けやオゾン劣化の恐れがあるので、靴に関してはやめましょう。
陰干しが基本です。