「show must go on」(ショーマストゴーオン)の意味は?
木村拓哉がジャニーズ事務所の会見前に自身のインスタグラムに「show must go on!」と投稿し話題となりました。
show must go on|意味・元ネタは?
「The show must go on」というフレーズは、直訳すると「ショーを続けなければならない」という意味です。このフレーズの元ネタは演劇界に由来しています。演劇や舞台公演では、舞台が始まると途中で中断することはできません。どんなトラブルやハプニングが起きても、役者たちは演技を続けなければなりません。この規則に従って、舞台が進行し続けることから、このフレーズが生まれたとされています。
日本でも、芸人や舞台俳優は「親の死に目に会えない」とか「最愛の人が死んでも普段通りの演技をしなくてはいけない」と言われることがあります。つまり、逆境や困難にも関わらず、計画されたことや始まったことは最後までやり遂げなければならないという意味が込められています。
また、このフレーズはロックバンド「クイーン」によって1991年に曲としてもリリースされました。この曲では、フレディ・マーキュリーが苦難の人生と死の意識について歌っており、どんな逆境にも耐え、人生を全うしようとする覚悟を表現しています。人生を舞台に見立てることは、シェイクスピアなどの文学からの伝統でもあり、この曲はその伝統を継承しています。
show must go onは楽曲・アルバムにも
The Show Must Go On(ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン)は様々な楽曲・アルバムのタイトルともなっています。
スリードッグナイトの楽曲(アメリカのロックバンド)
クイーンの楽曲。
ANTHEMの楽曲(日本のヘヴィメタルバンド)
PERSONZのアルバム。
筋肉少女帯の16枚目のアルバム。
Sexy Zoneのアルバム「POP×STEP!?」の通常盤収録曲。
まとめ:show must go on|意味・元ネタは?
「The show must go on」は、英語のことわざで「ショーを続けなければならない」という意味です。
直訳すると「ショーは続かなければならない」ですが、これは演劇の舞台が始まったら、どんなことがあっても中断してはならないという意味です。たとえば、俳優がせりふを間違えたり、舞台装置が壊れたりしても、ショーは最後までやり遂げなければならないのです。
このことわざは、演劇の舞台から転じて、日常生活にも使われます。たとえば、目標に向かって努力しているとき、困難に直面してもあきらめずにやり遂げなければならないときなどに使われます。