リオデジャネイロパラリンピックの女子陸上400m(クラスT47)で銅メダルを獲得し、
東京オリンピック2020でも女子陸上のメダルの期待がかかる重本沙絵さんがかわいい!と評判です。
リオデジャネイロパラリンピックには旧姓の辻沙絵で出場していましたが、
2018年1月に結婚してからは、重本沙絵で競技生活を続けています。
重本沙絵wikiプロフィール
- 旧姓:辻沙絵
- 年齢:24歳
- 生年月日:1994年10月28日
- 結婚:2018年1月28日(重本健太)
- 出身地:北海道七飯町
- 小学校:函館市立鍛神小学校
- 中学校:函館市立本通中学校
- 高校:茨城県立水海道第二高等学校
- 大学:日本体育大学在学中(大学院博士前期課程)
- 所属:日本体育大学
- クラス:T47
クラスとはパラ陸上における選手分類で、
片前腕切断(片手関節離断含む)カテゴリーのこと。
100m走から400m走と跳躍競技に参加可能な片側及び両側上肢の
最小の障害基準に該当するクラスになります。
生まれた時から右腕のひじから先がない先天性前腕欠損を抱えていたものの、
天性の運動神経の持ち主で小学校5年でハンドボールを始めるとめきめきと上達。
高校は女子ハンドボールの強豪校として知られる茨城県立水海道第二高等学校に進学し
高校総体でベスト8、国体にも出場するという実績を残しています。
日本体育大学にはハンドボールでスポーツ推薦で入学したものの、
後で詳しく触れる通り紆余曲折を経て陸上へと転向します。
重本沙絵さんは中学2年生の時の体育祭の800m走で1位になり、
市の陸上大会の出場が決まったこともあって陸上経験がゼロではありませんでした。
ただこの時の陸上の練習があまりにもきつかったことから、
陸上は二度とやらないだろうと思っていたそうです。
重本沙絵の結婚はいつ?旦那は誰?
2018年1月28日に一般男性と結婚。その後は夫の姓である「重本」姓
重本健太
日本体育大学で同級生
アメリカンフットボール部に所属し、ポジションはクォーターバック
現在は人材教育コンサル会社
重本沙絵はハンドボールから陸上へ転向!
重本沙絵さんはハンドボールで高校時代に全国ベスト8&国体出場を果たし、
スポーツ推薦で日体大に入学できるほどの実力の持ち主でした。
それがなぜ陸上に転向することになったのかというと、
大学在学中に怪我のリハビリが長引いてしまったため。
高校時代に両膝前十字靱帯を計3度も断裂する大けがをしていて、
入学後1年半はリハビリ中心の活動に専念。
そんな重本沙絵さんを見かねたハンドボール部監督が
大学2年時に障害者陸上競技への転向を打診し、
しばらくは陸上部とハンドボール部を兼部して活動を続けていました。
陸上選手として出場した世界選手権(カタール)で
女子100m(T47)6位入賞を果たすという結果を出すとともに、
同大会の男子走り幅跳びで山本篤が金メダルを獲得したのを目の当たりにします。
「こんなに人を感動させるスポーツをやってみたい」「自分もメダルがほしい」と
本格的に陸上に打ち込むことを決意し、ハンドボール部を退部し
正式に陸上部への転部することになりました。
山本篤さんとは、義足陸上競技選手初のパラリンピック・メダリストで、
北京2008パラリンピックでも走り幅跳びで銀メダルを獲得。
その他、多くの国際大会でメダルを獲得している
日本を代表するアスリートの一人です。
重本沙絵の受賞歴やテレビ・メディア出演歴は?日本記録は?
- 2015年10月 世界選手権(カタール)女子100m(T47)6位入賞(13秒34)
- 2016年 リオデジャネイロパラリンピック女子400m(T47) 銅メダル
- 2017年7月 世界パラ選手権女子400m(T47)銅メダル(1分0秒67)
- 2018年7月 第23回関東パラ陸上競技大会女子400m(T47)(59秒28※日本記録更新)
リオデジャネイロパラリンピックには100m、200mにもそれぞれ出場していて、
7位という結果に終わっています。
重本沙絵の持つ日本記録保持記録は(T47)で
- 100m(12秒86)
- 200m(26秒84)
- 400m(59秒28)
となっています。
重本沙絵さんのこうした実績や活動が評価され、
- 函館市栄誉賞
- 日本パラスポーツ賞 新人賞
といった賞を受賞。
テレビにも、
- NHKスポーツ×ヒューマン「右腕はママのおなかに忘れてきた パラ陸上 重本沙絵」2019年5月16日(木)
- NHKスポーツドキュメンタリー「沙絵さんと洋子さん~パラが私たちにくれたもの~」2019年8月23日(金)
といった番組に出演をしています。
重本沙絵さんはリオデジャネイロの本番前、
本命の400mに標準を合わせることを目的に100mも出場し
大会の雰囲気を早めに馴染むように努めていたそうです。
ただ実際にスタートラインに立ってみると、
自分の心臓の音しか聞こえないほど会場の雰囲気にのまれそうになったと語っています。
重本沙絵のスポンサーは?ナイキ?グリコ?パナソニック?
重本紗絵さんのインスタグラムを見てみると、
- アネッサ
- グリコ
- インスタグラムに
- パナソニック
といった名前が見られます。
実際にスポーツウェアはナイキからウェアやシューズのサポートを受けたとか、
グリコのサポートを受けているといった投稿も見られます。
重本沙絵のコーチは誰?水野洋子さん?
重本沙絵さんを日体大で指導しているのは水野洋子コーチです。
水野洋子は同じく陸上競技部監督を務める水野増彦さんとご夫婦で、
日本体育大学の陸上競技部のパラアスリートブロックの監督を務めています。
もともとはアシスタントコーチを担当していましたが、
2015年に新設された「パラアスリートブロック」の監督に就任しています。
リオデジャネイロオリンピックでは重本沙絵さんと水野洋子コーチは
まるで親子のように二人三脚で練習に取り組んで密なコミュニケーションを図っていたそうです。
グラウンドを離れてもお互いに本音で話し合い、信頼関係を築いてきたおかげで、
400メートルの決勝前日に不安で頭がおかしくなったって部屋で号泣する重本沙絵さんを、
水野洋子コーチがなんとか生で透かしています。
重本沙絵さんベッドと壁の間に挟まって『嫌だ!!』『嫌だ!!』と何度も叫んでいたそうですが、
水野洋子コーチが『失敗しても次がある』『今までこれだけやってきた』。
『ダメだったとしても、また日本に戻って一から一緒に頑張ろう』
と語り替え、先ほどの本番につながっています。