下里豪志さんは女性の心を持っているけれど身体は男性という性同一性障害を抱えるピアニストですが、
一つ一つの音をしっかりと奏でる繊細さに兼ね備えてダイナミックな表現ができる技巧系の演奏が評判となっています。
下里豪志wikiプロフィール(大学,学歴,出身)は?
本名:下里豪志
生年月日:調査中
出身:沖縄県南風原町
中学:南風原町立南星中
高校:沖縄県立開邦高等学校(音楽コース)
大学:上野学園大学(演奏家コース)、イモラ国際ピアノアカデミー(イタリア)
下里豪志さんは、小学校4年生だった10歳からピアノを始めると頭角を見せ始め、
高校は地元で唯一の音楽科(音楽コース)のある沖縄県立海邦高等学校に進学。
ちなみに中学校3年生の時に出場した「第60回高松宮杯全日本中学校英語弁論大会」
いわゆる英語の全国スピーチコンテスト1位を獲得するほど英語力もあります。
上野学園大学(演奏家コース)には特待生として在籍し首席で卒業すると、
イモラ国際ピアノアカデミー(イタリア)に留学。
鈴木弘尚、黒岩悠、渡辺友理といった数々の日本人ピアニストを育ててきた
レオニード・マルガリウスに師事しさらに腕を磨きます。
その後、ボローニャ歌劇場ホワイエレスピーギなど
イタリア各地でリサイタルを開いたりコンサートに出演できるようになり、
2017年の皇居桃華楽堂には御前演奏も披露しています。
ちなみにボローニャ歌劇場ホワイエレスピーギは、
イタリアを代表する歌劇場の1つで、ここでリサイタルができるということは、
一流の証と言って良いのかもしれません。
下里豪志さんは2019年にもモーツァルト協会主催のコンサートシリーズにも招待されて演奏しています。
下里豪志の大会出場歴・受賞歴
- イタリア・ヤコボ・ナポリ国際ヤングピアニストコンクール第1位(最高点)
- 第1回ラザールベルマン国際ピアノコンクール第2位受賞。
- 第29回沖縄ピアノコンクール金賞
- 第40回沖縄県高校音楽コンテスト金賞
- 第35回全九州高等学校音楽コンクール金賞及びグランプリ
- 第57回全琉音楽祭大賞
- 第37回ピティナピアノコンペティション全国決勝会G級入選
- 第17回日本ピアノコンクール招聘賞
- 2010アジア国際音楽コンクール第1位
- イモラ国際ピアノオーディションinJapanにて2年連続第1位及び特別優秀賞第一席
- かさま音楽賞受賞
下里豪志の母親の教育方針は?
下里豪志さんは性同一障害という心と身体が一致しないジレンマを抱えていますが、
そんな下里豪志さんを支えたのが母親の倫子さんでした。
下里豪志さんが2、3歳の頃にはすでに「この子は心が女の子だ」と直感した倫子さんは、
「悔いのない育児」をするべく夫を説得。
「人とのつながりや社会性を身に付け、大人になった時、その学びを自信につなげてほしい」
と、下里豪志さんの気持ちを全面的に尊重しつつ、
幼い頃から英語やエイサー、ダンス、ピアノなど様々な習い事をさせてきたそうです。
特に4年生から始めたピアノでは目を見張る上達を見せ、
下里豪志さんは小学校の卒業アルバムにはすでに「ピアニストになる」と書き残していたほど。
小学4年生の時には下里豪志さんはスカートを履きはじめ
高校では「女子の制服を着たい」という要望を協議した結果、認めてもらっています。
下里豪志さんは今でこそコンサートやリサイタルでは素敵なドレスを着て出演しているものの、
男女で制服などが違う学校に通っていた時期には、両親が全面的にサポートしてくれたおかげで、
周囲の理解を得ることができたようです。