とにかくシュールで謎の多い番組がNHKで放送され、ネットが騒然となっています。
テレビ番組の紹介欄はすでに削除されてしまったので見ることができませんが、
番組放送前までは下記のように紹介されていました。
宇宙のとある星で人気の番組があった。
「新銀河紀行~驚異の地球文明~」
ゴッホの「ひまわり」や「茶の湯」や「ゴルフ」を宇宙人目線で見てみると不思議がいっぱいだった
新銀河紀行(NHK)とは?宇宙の人気番組「新銀河紀行~驚異の地球文明~」
宇宙人という設定のアナウンサーが2人に加え「地球人の生キ残リ カトう」
という3人の登場人物によって地球の文明、というか日本の文明・文化について紹介する番組。
アナウンサー二人も良くわからない宇宙語で名前が表示され、
日本語で「クサノ」「イシザワ」と振り仮名を付けているこだわり振り。
もちろん、番組内でちらっと登場する番組撮影スタッフも宇宙人で、
出演者は加藤諒以外は、すべて宇宙人のような恰好をしています。
BGMには宇宙戦艦ヤマトを使い、宇宙から見た地球の雰囲気(?)を演出しているかのようでした。
※実際の出演者は、
- 加藤諒
- 石澤典夫
- 草野満代
となっています。
8月19日の放送で取り上げられていたのは、
- 茶の湯
- ゴッホ
- ゴルフ
の3つ。
「地球人はややこしいルールの茶の湯をなぜ楽しんだのか」
ということで、ETVの「趣味どきっ!」を流用するような形で、
ベテランアナウンサーの「井上あさひ」さんも登場。
なぜ茶碗を時計回りに2回まわす必要があるのか?
と理解に苦しむ様子を見せながら他にも、
- お茶=水分とカテキンの摂取
- 髪をそり上げたインテリ=僧侶
- 曜変天目茶碗=海外の高級ブランド品
- 二畳=地球人2人が寝転ぶと狭い
などと紹介。
中国のブランド茶碗ではなく近所に住む瓦職人に作らせたもので、
瓦職人の長次郎が作った「黒樂茶碗」(クロラクヂャワン)とか、
はじめて茶の事典をつくった地球人は陸羽で中国出身など、
生粋の地球人でもへぇとなる雑学も披露されていました。
ゴッホに関しては、宇宙人としては辛辣な感想を漏らしていて、
- 大してうまくないヒマワリの絵(ゴッホ)が尊重された
- ゴッホの絵の価格は地球人類の平均的生涯収入の60倍
- 地球文明はなぜ滅びたのでしょう、大変残念ですね
などなど評価。
ゴルフに関しても、終始、「意味が分からない」といった感じで、
「地球人は穴にボールを入れるだけのゴルフになぜ夢中になったのか」というテーマのもと
- 棒で打ったボールを小さな穴に入れてみんなで大騒ぎ
- さらには網で囲まれ一列になりひたすらボールを打ち続ける。一体何が楽しいのだろう?
- 地球の一般的な労働者がやっと起床する時間に続々とゴルフ場に到着する地球人たち
- 中には太陽が昇ってくる雨にやってくる者もいるという
ゴルフを愛する地球人の行動をさも「意味不明」と言いたげな感じでしたが、
地球人がゴルフをする理由としてプロゴルファー猿の名言
「男には失敗するとわかっていても挑戦しなきゃならんときがあるんや」
を引用する点も、シュールとしか言いようがありません。