17歳少女を監禁!四川省眉山市の女子高生誘拐事件の犯人は?USB動画

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四川省眉山市仁寿県で17歳の少女が誘拐された事件。

事件は地下室で158日間も監禁されていたところを無事に救助され解決しました。

2011年4月5日、17歳の少女・しょうぶんさんは両親に「友達の家に泊まってくるね」という電話を最後に3日が経過しても家に戻らなかったことから、しょうぶんさんの両親は警察に通報

これが158日間にも及ぶ、悪夢の誘拐事件の始まりとなりましたが犯人によるUSB動画にあったわずか1秒足らずの映像が犯人逮捕の重要な手掛かりとなりました。

花季少女被关地下室158天,警方通过U盘救人

日本のテレビ番組でも2021年1月「目撃!超逆転スクープ6これが決定的瞬間!カメラが暴いた凶悪犯の真実」で紹介されました。

■放送内容
中国・17歳少女誘拐事件 監禁された少女を救え!
2011年、四川省に住む女子高校生のシャオホンは、ある日友達との待ち合わせ場所へ向かったっきり行方不明に。3週間後、彼女の父親に謎の男から身代金要求の電話が入る。シャオホンは何者かに誘拐され、監禁されていたのだった。その後、誘拐犯から送られてきたメッセージで事件は急展開を迎える!

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四川省の少女を監禁誘拐した犯人から身代金の要求!

しょうぶんさんが失踪してから3週間が過ぎた4月26日にしょうぶんさんの両親の家に1本の電話が入ります。

電話の主はしょうぶんさんを誘拐した犯人で、電話の内容は身代金の要求。

「娘は預かった。返して欲しければ7万元(約84万円)を用意しろ」

しょうぶんさんの両親はただちに警察に通報し、警察はさっそく捜査に乗り出すものの、その後は犯人からの連絡は途絶え、手がかりすらつかめない状態になってしまいました。

警察としては何の打つ手もなくただ時間だけが過ぎていたところ5月9日になってようやく2回目の電話が入ります。

警察の指示に従って、娘の安否を確かめるためにしょうぶんさんの父親は「娘と会話させて欲しい」と犯人に頼むも、この時は断られてしまいますが、
翌実の10日に3回目の電話があり、しょうぶんさんの動画が保存したUSBメモリを四川省仁寿県の天仁公園のあるゴミ箱に置いてあるとのこと。

四川省の少女を監禁誘拐事件のUSBメモリの動画の内容は?

急いで公園に向かうと、確かにUSBメモリがあり、保存されていた短い動画には「お父さん、助けて、助けて」と叫ぶしょうぶんさんの姿が映し出されていました。

意外だったのは動画が送られてきた後、再び犯人からの連絡が途絶えたこと。

警察は動画を頼りに監禁地点の特定を進め、事件発生から約5か月が経過した9月時点で、四川省資陽市雁江区南津鎮のどこかに違いない、というところまで特定作業は進んでいました。

そして9月4日に4カ月ぶりに犯人から4回目の電話があり「もう一度、動画を渡す。今度、金が用意されなかったら、その動画が娘と会う最後の機会になる」と通告。

指定された場所にあったのはまたもやUSBメモリで、動画の内容も今までと同じくしょうぶんさんが泣いている姿だけが保存されているだけでした。

四川省の少女を監禁誘拐事件の手がかりは?

四川省の少女を監禁誘拐事件の解決の糸口となったのは冒頭部分に録画されている1秒にも満たない外の風景でした。

道路と畑が映し出されていて、カメラの方向からおそらくは建物の入り口から外を撮影したとみられることから、警察は監禁地点で撮影された可能性が高いと推定。

警察は南津鎮でローラー作戦を展開し、南津鎮湖広村4組の民家が監禁場所となっていることを特定

住民は趙品剛とその妻、そして娘の3人。捜査を進めていくと趙は出稼ぎで成都市に住んでおり、家を空けていることもわかります。

犯人から4度目の連絡があった4日後の9月9日にはついに救出作戦が始まり、民家の地下室に監禁されていたしょうぶんさんを無事に保護。

しょうぶんさんは警察が踏み込んだ当初は状況を理解できず「解放して!お父さん、お父さん……」と泣いているばかりだったそうです。

しょうぶんさんが監禁されていたのは窓もなく数平方メートルしかない狭い部屋

直径10センチの排水管が通風口としてあるだけという劣悪な環境の中、しょうぶんさんは158日もの間、足かせをつけられ、この小さな監獄に閉じ込め続けられていました。

四川省の少女を監禁誘拐事件の犯人逮捕!

警察の取り調べを受けた趙品剛夫妻は金が欲しくてしょうぶんさんを誘拐したと供述。

2年前に家を改装した時に、この監禁用地下室を作ったというから、きわめて長期にわたる計画的犯罪だったことがわかる。

足がつかないよう、地元ではなく他地域で誘拐するなど慎重な犯行だったが、1秒足らずの短い時間とはいえ、家の外部を写した動画を送ったこと犯人逮捕都の決め手となりました。

四川省の少女監禁誘拐事件以外の事件

■カリフォルニア州で少女誘拐、18年間監禁

1991年6月10日、カリフォルニア州サウス・レイク・タホー(South Lake Tahoe)で、登校中だった11歳のジェイシー・ドゥガード(Jaycee Dugard)さん(29)は車に乗った2人組に誘拐された。

彼女は仮釈放中だった誘拐犯フィリップ・ガリドー(Phillip Garrido)受刑者から18年間にわたって性的暴行を受けた。この間、ドゥガードさんは子ども2人を産んだ。

2009年8月、担当観察官がガリドー受刑者の行動に不信感を抱いたことをきっかけに事件が発覚。ドゥガードさんの救出につながった。ガリドー受刑者と妻ナンシー・ガリドー(Nancy Garrido)受刑者はともに終身刑を言い渡された。

■クリーブランドで女性3人を誘拐、10年以上監禁

これも米国での事件。オハイオ州クリーブランドでアリエル・カストロ(Ariel Castro)受刑者(53)が若い女性3人を誘拐し、10年以上にわたり監禁・性的暴行を加えた。女性1人が脱出し、事件が明るみに出た。2013年5月にカストロ受刑者は逮捕された。

誘拐された当時、女性3人の年齢は14歳~20歳だった。カストロ受刑者は終身刑に加え、禁錮1000年の判決を受けたが、その1か月後に刑務所内で自殺した。

■ウィーン郊外で10歳少女誘拐、地下室に8年間

オーストリアでの事件。ナターシャ・カンプシュ(Natascha Kampusch)さんは、10歳のときに通信技術者のウォルフガング・プリクロピル(Wolfgang Priklopil)容疑者に拉致され、ウィーン郊外の犯人の自宅地下室に8年間監禁された。カンプシュさんは2006年に自力で脱出した。

プリクロピル容疑者は、カンプシュさんが逃げ出した夜に列車に身を投げて自殺した。

■新潟少女監禁事件、自室で約10年間

1990年11月、当時9歳の小学生女児が新潟県で誘拐され、同県柏崎市の誘拐犯の自宅で9年間監禁された。犯人の男の母親が自宅に呼んだ保健所職員により被害者女性が発見された。この時すでに19歳になっていた。犯人は2003年、懲役14年の有罪判決を受けている。

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