【七五三】下駄・草履が痛い!嫌がる子供にはかかと止め・鼻緒調整で下駄・草履も歩きやすい

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大人でも普段の生活で靴やサンダルばかり履くようになって、
下駄・草履を履く機会なんてめったにありません。

ましてや子供は七五三で初めて下駄・草履を履くことも多く、
履きなれないせいで下駄・草履を嫌がる子供も多いです。

ただ、七五三の記念写真を撮るときに、
さすがに普段のスニーカーやサンダルでは見栄えが良くはありません。

そこで、移動中は履きなれた靴を履くようにして、
下駄・草履を履かなければいけない時間を最小限にしてあげると良いですね。

他にも、下駄・草履を履いて歩く際には、

  • 足袋を履かせる
  • ガーゼを挟む
  • 絆創膏を貼る・ワセリンを塗る
  • かかと止め(バンド)を付ける

といった対策をしておくことで、
靴擦れを防いだり歩きやすくしてあげられます。

ちなみに、下駄や草履をかたくなに拒否する子供もいるので、
衣装をレンタルするのであれば、
事前の衣装合わせで下駄や草履も履かせてみて、
感覚を覚えておいてもらいましょう。

今は花緒が太くて前後の高低差が少ない草履も多いので、
履きやすい草履を用意してあげると、
逆に気に入って普段から履きたくなるかもしれませんよ。

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七五三の痛い下駄・草履対策

七五三では親の日程や祖父母とのスケジュール調整
七五三の後の食事会をどうするか?
七五三に付き添う親の服装をどうするか?
どのくらいの予算を立てたらよいのか?

などなど頭を悩ませる問題がいろいろありますが、
意外と厄介なのが子供の履物の問題です。

履物なんて衣装の一つに過ぎないものの、
下駄や草履を初めて履かされる子供の立場に立ってみると、
履きなれないし靴擦れして痛いし、
今すぐにでも脱ぎたくなることがあります。

場合によっては下駄や草履があまりにも足に合わなくて、
泣きだしてしまう子供だっているわけですが、
七五三で痛い思いをさせないための下駄・草履対策としては、

  • 移動は靴を履かせる
  • 足袋を履かせる
  • ガーゼを挟む
  • 絆創膏を貼る・ワセリンを塗る
  • かかと止め(バンド)を付ける

といったものがあります。

移動は靴を履かせる

下駄・草履で子供が痛い思いをしないためには、
下駄・草履を履いて移動しなければいけない距離を、
できるだけ短くしてあげることです。

神社の参道も細かい砂利が敷き詰められていたりして、
普通の靴でも歩きにくいことがります。

そんな砂利道を履きなれない下駄・草履で歩いていたら、
子供にしてみたら、疲れるし痛いしさんざんな思いをすることになります。

せっかくの七五三の記念が子供にとっては
ただ足が辛いだけの苦い思い出になってしまうかもしれません。

パパママの荷物は増えてしまうものの、
下駄・草履を履くのは写真撮影をするときだけににして、
歩く際は普段の靴を用意してあげるのが良いです。

足袋を履かせる

下駄・草履を履かせるにしても、
足袋があるだけで随分と履き心地が良くなります。

鼻緒と足の甲や指が擦れるのも防ぐことができるので、
靴擦れ対策にもなります。

足袋と言えば白い足袋ばかりでしたが、今は、
ストレッチが効いて伸び縮みする履きやすい足袋も多く、
柄物やレース素材のものなど様々な種類の足袋が販売されています。

かかと止め(バンド)を付ける

バンドの両端を鼻緒の左右の付け根部分に引っ掛けることで、
サンダルのバックストラップのような形になる
かかと止め(バンド)も販売されています。

草履の場合、ハイヒールのように
かかとの方が高くつま先の方が低いので、
どうしても重心が前の方に移動してしまい、
歩きにくいし靴擦れもしやすくなります。

かかと止めバンドがあれば、かかとでも草履を支えられるので、
重心を後ろにしても歩いている最中に草履が飛んでしまったり、
かかとが浮いてパカパカと音がすることもなくなります。

踵部分をバンドで支えてサンダル靴のような感覚で履けるので、
指の股の痛みもかなり減り、子供にとってはうんと歩きやすくなりますし、
かかと止めバンドは取り外しもできるため、
他の草履・下駄を履く際にも付け替えることができます。

下駄・草履で靴擦れしてしまったら?

下駄・草履を履かせてみたものの、
もし靴擦れしてしまった場合。

あまり靴擦れがひどくなってしまうと、
普段の履きなれた靴に履きかえても足が痛むようになり、
子供が歩くことすら拒否するようになりかねません。

靴擦れして痛いと言い始めたらすぐにでも対応できるように、

  • 鼻緒にガーゼを挟む
  • 絆創膏を貼る・ワセリンを塗る

といった対策ができるように準備をしておきましょう。

鼻緒にガーゼを挟む

下駄や草履で起きる靴擦れと言えば、
鼻緒との摩擦です。

鼻緒と足の甲や指の間に隙間ができてしまうと、
歩くたびに鼻緒と肌がこすれあってしまいます。

そこでガーゼなど肌触りの良い素材を鼻緒の間に挟んで、
隙間をふさいであげると靴擦れはしにくくなります。

ガーゼがなくてもハンカチのようなものでも代用ができます。

ちなみに、鼻緒が固いと靴擦れしやすくなるので、
事前にほぐしておくと良いです。

鼻緒を左右にむくように外側に向けて広げていくと
柔らかくほぐすことができます。

絆創膏を貼る・ワセリンを塗る

鼻緒と足がぶつかるところに絆創膏を貼ったり、
ワセリンを塗ったりして摩擦を防ぐことで、
靴擦れ対策ができます。

絆創膏を貼ったりワセリンを塗るだけじゃなくて、
さらにガーゼやハンカチを鼻緒の間に挟んであげると、
草履・下駄と足が密着するようになって歩きやすくなるし、
靴擦れも起きにくくなります。

もともと靴擦れしやすい方であれば、

  • 前坪(足の親指と人差し指の間の付け根)
  • 左右2箇所の足の甲の両脇と鼻緒が当たる部分

の合計6カ所に絆創膏をあらかじめ貼っておくと、
靴擦れの予防対策ができます。

七五三で下駄・草履を嫌がる子供対策

七五三の衣装合わせの段階で、
草履や下駄を気に入って慣れてくれれば良いものの、
実際にはいきなり草履や下駄を嫌がる子供もいます。

最低でも記念写真を撮るときだけでも、
草履や下駄を履いてもらいたい所なので、

  • 事前に履き慣らす・草履に慣れる
  • 疲れにくい草履を選ぶ
  • 草履の鼻緒を調整・ほぐしておく
  • 履きなれた靴を持っていく

といった対策を考えておきましょう。

事前に履き慣らす・草履に慣れる

近所のスーパーやコンビニにちょっとした買い物に行く際など、
大人と一緒に草履をはいて出かけるようにすると、
七五三の前に下駄や草履をはく準備ができます。

もしくは七五三の履物を自前で用意するのであれば、
思い切って普段から履きなれておくのが安心です。

多少は汚れてしまうかもしれませんが、
七五三当日になって子供がひどく嫌がるのに比べたら、
ちょっとくらいの汚れは許容範囲です。

草履や下駄で歩いて痛い靴擦れが起きないようにするには、
指の間の付け根まで草履に入れ過ぎないように気を付けて、
親指と人差し指で鼻緒を軽くつまむようにすることです。

つま先で蹴るように足を踏み出して、
地面と平行に着地させると、自然と歩幅はいつもより小さめになり、
靴擦れも起こりにくくなります。

疲れにくい草履を選ぶ

キチンとした草履というのはかかと部分が高く、
つま先の方が低くなっています。

さらにサイズもかかとがちょっと出るくらいの
小さめのサイズが適正サイズとされているので、
かかとが出るのを嫌がる子供もいます。

※かかとの方が高いのも、かかとのはみ出た部分が地面につかないためです。

ただ、今は履きやすい(痛い靴擦れがしにくい)草履も販売されるようになっています。

前後の高低差が少なくて、
鼻緒が太くて柔らかく(中綿が多く詰まっていて)、
前坪には硬い皮ではなくてベルベットのような起毛素材の
柔らかい素材が使われた草履があります。

※前坪とは指の間にある鼻緒の先端部分で、
 ちょっとしたおしゃれを楽しむ場所です。

安い草履だと鼻緒の部分には麻紐・ボール紙など、
決して肌触りが良いとは言えない素材が使われていて、
靴擦れしやすくなります。

履きやすいと評判の草履としては、

  • ミサトっ子草履 (定番無地)
  • やまとっ子草履 洗えるくん

といったものがあります。

ミサトっ子草履は兵庫教育大学名誉教授の
原田 碩三(はらだ せきそう)先生の監修のもと、
20万足以上の足裏を調査したデータをもとに開発された草履です。

草履の産地として全国的に有名な
奈良県の三郷町(さんごうちょう)にある
地元のミサト履物協同組合に所属する職人さんが
一つ一つ手作りで仕上げています。

草履の底は凸凹ゴムが使われているので、
歩いていても滑りにくいしクッション性もあるので、
アスファルトの上でも子どもの足に負担がへります。

中坪にも足元のバランスを保ちやすくする工夫がほどこされていて、
歩きやすさは抜群に高いです。

やまとっ子草履 洗えるくんはビーチサンダルのようなデザインの草履なので、
七五三だけじゃなくて普段の公園遊びにも使えるし、
汚れてしまってもすぐに洗うことができます。

親指のところに星マークのアクセントがついていて、
サラッとした履き心地です。

履きなれた靴を持っていく

子供が下駄や草履を嫌がるのなら、
やはり履きなれた靴も持っていくようにしましょう。

履きなれない下駄や草履だと大人だって歩きにくいし、
靴擦れして歩くのが嫌になることがあります。

子供に無理をさせてしまったら、
せっかくの七五三が大人の自己満足になってしまいかねないですし、
七五三の主役はあくまでも子供であって、
嫌がる子供に下駄や草履を無理やり履かせるのは本末転倒です。

最近の子供たちは、裸足で遊ぶ機会が減ってしまったせいで、
重心がどちらかというと後ろ気味になっていると言われています。

草履や下駄は前重心で履くものなので、
いつものとおなじ感覚で履いて歩くと、
かかとが痛くなってしまいがちなんです。

子供が下駄・草履を履くのは足育にもなる

「食育」という言葉が市民権を持つようになりましたが、
最近では「足育」という言葉も見られるようになりました。

足の裏の面積なんて大した広さはないものの、
それでも体の全体重を支えています。

試しに逆立ちをしてみると良くわかりますが、
手のひら(足の裏)に相当の負荷がかかっているものです。

私たちが何気なく歩くだけでも、
実は体重の数倍の圧力が足の裏にかかっているものの、
よっぽど長い距離を歩き続けることがなければ、
足が疲れるようなことはありません。

私たちの足の裏には「土踏まず」という、
立った時に地面に直接触れない部分があります。

この土踏まずが足の裏にアーチを作ることで、
歩いたり走ったりするときに受ける地面の衝撃を吸収する
クッションのような効果を果たしているんです。

土踏まずは人間だけにしか見られない特徴の一つで、
6歳ころまでに形成されていくものの、
最近の子供には土踏まずがない「偏平足」も増えています。

その原因としては、

  • 外遊びの減少
  • 慢性的な運動不足
  • 舗装されて凸凹のない道

といった要因があります。

足が変形してしまうと単に疲れやすくなるだけじゃなくて、
膝、腰、背骨などが歪みやすい体型になってしまいます。

さらに子供の足に合わない靴を履かせてしまうと、
外反母趾や浮き指の原因にもなってしまいます。

子供の足を正しく育てるためには、たとえば、
家の中ではなるべく裸足で過ごすようにすることも効果的エス。

土や芝生などのようにぼこぼこして不安定な場所で
足を踏ん張って遊ぶことも足を育てるには効果的だし、
草履を履くことも足育につながります。

草履なら足の指を自由に動かすことができるし、
足裏全体で地面をとらえるように歩くので、
土踏まずの形成を促すことができます。

地面にしっかり着地しながら歩くので転びにくくなるし、
足全体が鍛えられることで足も速くなる傾向もあるそうです。

日常生活を裸足と草履だけで過ごすことは難しいものの、
裸足と草履で過ごす時間を増やしてあげると、
子供の足育には良さそうです。

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