SMS（ショートメール）で、
「内部アナリストのヒント:株式コード「7357」が今日上昇します.LINEで売却時期をご案内します」
というメッセージがURLと共に届くことがありますが、SMSを悪用した投資詐欺なので注意をしましょう。
偽SMSの投資詐欺｜初めまして、私は野村証券のマネージャー
SMS（ショートメール）で、
「内部アナリストのヒント:株式コード「7357」が今日上昇します.LINEで売却時期をご案内します」
というメッセージが最近多数確認されています。
しかし、これらのメッセージは投資詐欺が目的です。。
SMS詐欺では、個人情報を盗むために偽の情報やリンクを送りつけ、受信者をだましてしまいます。
最近の情報によると、2021年には世界中でSMS詐欺が前年比70%以上も増えたそうです。詐欺内容はさまざまで、例えばアカウント情報の盗みや、偽のウェブサイトへ誘導したり、危険なアプリをダウンロードさせる手法が主なものです。特に「フィッシング詐欺」と呼ばれる手法が多く使われています。
これらの詐欺は、日本や台湾、ブラジル、タイ、マレーシア、韓国など、世界中で問題となっています。例えば台湾では投資話を利用した詐欺、韓国や日本では危険なアプリへのリンク誘導が目立っています。韓国ではスマートフォンがウイルスに感染し、遠隔操作で乗っ取られるという事件も報告されています。
日本では大手通信会社を騙った詐欺がありました。被害者には詐欺SMSが送られ、危険なアプリをダウンロードさせて個人情報を盗み、その情報でギフトカードを購入させる手法です。通信会社は被害者に全額補償することを発表し、その額は1億円以上に上るとのことです。
詐欺の手口は巧妙で、偽の情報を使い、被害者をだましています。特に注意すべきは、SMSやメールで送られたリンクから直接アプリをダウンロードすることです。安全性が保証されていないアプリは、個人情報の漏洩や口座からの金銭引き落としの被害に繋がる可能性があります。
SMS詐欺の手口
SMS詐欺には、大きく分けて以下の3つの手口があります。
偽のサイトに誘導する手口
「Amazonの注文履歴に不審な注文があります」「あなたのアカウントが乗っ取られました」など、不安や焦りを感じさせる内容のSMSを送り、偽のサイトに誘導します。偽のサイトでは、個人情報やパスワードを入力させ、不正に取得します。
アプリをダウンロードさせる手口
「お得なクーポンが当選しました」「最新のセキュリティアプリをインストールしてください」など、お得感や安心感を与える内容のSMSを送り、危険性のあるアプリをダウンロードさせます。危険性のあるアプリをインストールすると、個人情報やお金が盗まれる可能性があります。
直接連絡させる手口
「あなたの携帯電話が不正な操作を受けています。すぐにこちらにご連絡ください」など、緊急性を強調する内容のSMSを送り、直接連絡させます。直接連絡すると、詐欺師に個人情報やお金を騙し取られる可能性があります。
偽SMSの投資詐欺の特徴や対策
偽SMSを使った投資詐欺について、例えば、みずほ証券の名前をかたるSMSが送信され、「最新のキャンペーンを行っておりまして、@XXXX（LINEのID）を追加して詳細をお尋ねくださいませ」といった内容が記載されたり、「トップレベルのアナリストを紹介します」「3ヵ月間で資金を倍に」といった誘い文句が使われたりします。これらのSMSには、LINEのIDや友だち追加のQRコードやリンクが含まれていることもありますが、これにアクセスしないように警告されています。
また、メールやチャットルームを通じて、野村証券など金融機関の専門家をかたる人物が投資を呼びかけたり、不審な投資の勧誘が行われたりするケースもあります。
具体的には、以下の手口が用いられます。
実在の金融機関や証券会社の名をかたり、LINEのIDやQRコードを送信して、友だち追加を促す。
実在の金融機関や証券会社の社員を装い、投資のキャンペーンやセミナーを開催すると連絡し、参加を促す。
実在の企業名や有名人を騙り、投資の勧誘を行う。
これらはすべて詐欺であり、そのような投資勧誘には決して乗らないように警告されています。
偽SMSを利用した投資詐欺の手口には、官公庁や銀行員を装ってキャッシュカードの預かりを求めたり、実在する企業名を利用して社債や施設建設などの投資を持ちかけたりするものがあります。
また、個人情報を聞き出そうとしたり、サインや捺印を求めることもあります。
これらの手口は、人々の興味を引くような甘い言葉や高いリターンを約束する内容が多く含まれており、その背後には悪意を持った人々がいます。
このようなメッセージや勧誘には絶対に乗らず、不審なものが届いた場合には速やかに警察や関連機関に報告するよう呼びかけられています。
まとめ：SMS投資詐欺｜内部アナリストのヒント:株式コード「7357」が今日上昇します
SMS投資詐欺の被害に遭わないために、以下のことに注意しましょう。
SMSの内容をよく確認する
URLリンクを絶対にクリックしない
アプリはApp StoreやGoogle Playからダウンロードする
直接連絡はしない
SMSの内容をよく確認する
不安や焦りを感じさせる内容のSMSには注意しましょう。また、SMSの内容が本物かどうか、公式サイトで確認することも大切です。
URLリンクを絶対にクリックしない
SMSに記載されたURLリンクは、絶対にクリックしないようにしましょう。クリックすると、偽のサイトに誘導され、個人情報やパスワードを不正に取得される可能性があります。
アプリはApp StoreやGoogle Playからダウンロードする
アプリは、App StoreやGoogle Playなどの正規のアプリストアからダウンロードするようにしましょう。それ以外のアプリストアからダウンロードしたアプリは、危険性のあるアプリである可能性が高いです。
直接連絡はしない
SMSの内容が本物かどうかわからない場合は、直接連絡はしないほうがよいでしょう。詐欺師に個人情報やお金を騙し取られる可能性があります。
