雪が降って芝生の上などは雪が積もっても、コンクリートやアスファルトだとすぐ溶けるのはなぜなんでしょうか?
コンクリート・アスファルトに雪は積もらない?溶かす・溶ける?
積雪は5㎝くらいあってもコンクリート・アスファルトの道路はただ濡れてるだけのこともあります。
土と道路(アスファルト)で比べて、道路に雪が積もりにくいのは、道路が暖かいからです。
コンクリートやアスファルトは、密度が高く、熱伝導度がよいです。
また地面は、空間や水分があって空気よりは温度変化が少ないです。
アスファルトやコンクリートは熱をためやすいですし、地面に接していて、地面の温度を伝えやすいのに対して、芝生は葉っぱが地面との間に空気の層をつくっていますので、地面の温度を伝えにくくしています。
芝生や土は熱伝導率が高いので雪と同じ温度になりやすいのです。つまり、芝生など土が冷えやすいので雪が降るとコンクリートやアスファルトの道路よりも雪が長く残るようになります。
水分の蒸発で気化熱が発生して、土はアスファルトよりも冷えやすくなります。
コンクリートやアスファルトの上に降った雪は溶けやすく、芝生の上に降った雪は溶けにくいのです。
雪は空気中を降ってきますので、雪が降る状態では、空気の温度は雪が溶ける温度になっていませんので、より空気中にいる方が溶けにくくなります。
地面の温度は1年を通して安定しています。
井戸水が夏は冷たく冬は凍らないのと同じですね。
また、車が通るとタイヤとの摩擦やエンジンの熱で雪が溶けやすいということもありますね。
逆に地面と接していない橋などのアスファルトは凍結しやすく積雪があると溶けにくくなります。
それは気温と同じ温度になっているからですね。