スペインの表記はなぜ「ESP」?
スペインが英語ではなく「ESP」と表記される理由は?
スペイン|なぜesp?略称が英語じゃない理由は?
スペインが「ESP」と表記される理由は、スペイン語での国名が「Espana(エスパーニャ)」だからです。 2文字で表記する場合は「ES」、3文字の場合には「ESP」となります。 つまり、スペイン語での国名「Espana」の頭文字を取っているのです。
国名コードは、国際標準化機構(ISO)が定めています。 英語表記ではなく、なぜスペイン語表記が採用されたのかは不明ですが、スペインのように自国語で表記される国は他にもあります。 例えばアイスランドは、英語では「ICELAND」ですが、アイスランド語の「Island」から取った「ISL」が国名コードとして採用されています。 ドイツも同様に、英語表記は「GERMANY」ですが、ドイツ語の「Deutschland」から取った「DEU」が国名コードです。
このように、国名コードには自国の言語を使う国と英語を使う国が混在しています。 多言語国家では英語で統一されていることが多いですが、日本・中国・韓国など、ラテン文字(アルファベット)を使用しない国も英語で統一されています。
ちなみに、国際オリンピック委員会(IOC)のIOCコードはISOコードと異なる場合があり、例えばドイツは「GER」となっています。
スペイン|espの由来はEspana(エスパーニャ)
スペイン語でスペインは「Espana(エスパーニャ)」と言います。
英語では「Spain」、スペイン語では「Espana」となり、言語によって呼び方が異なります。 スペイン人のことは、英語では「Spanish」、スペイン語では男性の場合は「espanol(エスパニョール)」、 女性の場合は「espanola(エスパニョーラ)」と言います。
ちなみに、日本ではかつてスペインのことを「イスパニア」と呼んでいました。 これは、スペイン語の「Espana」が日本語で転訛した結果だと考えられています。
「イスパニア」という表現は現在でも残っており、外国語大学の中には、「イスパニア語学科」という名称を正式に採用している大学もあります。 これは、スペイン語が英語では「Spanish」と呼ばれるのに対し、スペインでは「Espanol」と呼ばれることに由来します。
スペイン|日本語表記は?
スペインの日本語表記は、主に「西班牙(スペイン)」です。 スペインを漢字一文字で表す場合は、「西」と略します。 これは、イベリア半島がヨーロッパ大陸の最西端に位置することから、「西」の字が当てられたと考えられています。
興味深いことに、江戸時代以前の日本では、スペイン語の発音に近い「イスパニア」という呼称が用いられていました。 これは、スペイン語の「Espana(エスパーニャ)」が日本語で転訛した結果だと考えられています。
現代でも、「イスパニア」という表現は残っており、例えば、外国語大学の中には、「イスパニア語学科」という名称を正式に採用している大学も存在します。
まとめ:スペイン|なぜesp?略称が英語じゃない理由は?
スペインの表記が「ESP」なのは、スペイン語での国名が「Espana(エスパーニャ)」だからです。 2文字で表記する場合は「ES」、3文字の場合には「ESP」となります。 これは、国際標準化機構(ISO)が定めた国名コードに基づいています。 国のコードは、アルファベット2文字表記、アルファベット3文字表記、数字3桁表記の3パターンがあります。
スペイン語圏ではスペインのことを「Espanol」、英語圏では「Spain」と呼びますが、国名コードは英語ではなくスペイン語の「Espana」からとって「ESP」となっています。 これは、アイスランドやドイツなど、国によっては自国語で表記される場合もあるためです。 しかし、なぜ自国語で表記されるのかは不明です。 多言語国家では英語で統一されていることが多いですが、日本や中国、韓国のようにラテン文字を使用しない国でも英語で統一されています。
国際オリンピック委員会(IOC)のIOCコードでは、スペインは「ESP」で同じですが、ドイツは英語の「GER」となるなど、国名コードは機関によって異なる場合があります。