カラーボックスと言えば低価格な収納ツールとしてどこの家庭にも1つくらいはあるんじゃないかと思います。
イケアやニトリなどさまざまな家具メーカーからカラーボックスは販売されていますが、
ニトリは特に価格が安い上に天板・底板・中の棚板も動かすことができるので、収納スペースを自由にアレンジできるのが魅力の一つ。
収納したいものに合わせてカラーボックスのスペースを変えられるものの、
ニトリのカラーボックスを中心にいくら掃除をしてもカビだらけになってしまうという声がネットで多く見つかりました。
カラーボックス(ニトリ)のカビ原因は?
ネットの口コミを調べてみるとニトリのカラーボックスを中心にカビに悩まされている人の声が多数見つかりました。
同じような素材で作られていそうな他のニトリのテーブルとかベッドフレームは全然カビ生えないのに、カラーボックスだけはマジでカビ生える。
https://amistad06-a.hatenablog.com/entry/2018/11/01/202415
ニトリのカラーボックス(カラボコーナー)の内側だけじゃなくて、外側もカビがヤバい。
アルコールを大量にぶっかけて念入りに拭き掃除しても2週間後にはカビが復活しました。毎日換気して、出かけてる間もサーキュレーターを付けっぱなしにして部屋の空気を循環させるようにしてました。
それで他の家具はすべて無事なのにニトリのカラーボックスだけ何故かめっちゃカビ生えました。
https://ameblo.jp/aritun/entry-12403965478.html
普通ゴミの袋に入るサイズにカラーボックスをカットしたら、もう中までカビに侵されていたよ
拭いても拭いても雨の日が続けば1週間でカビだらけ
カビを拭いても拭いても逆性石鹸振りかけても何してもカラーボックスに元々開いてるダボ穴の中からカビが発生するからどうしようもない
https://ryouritokurasi.work/2019/08/carabo-kabi.html
安いカラーボックスは、安い合板でできていて、さらに後ろ側は、切りっぱのムキ出し。
塗料も加工もされていない。そこにカビが入り込みやすいんだって。
試しに友達にも聞いてみると、やっぱり被害続出。
青カビかと思われるカビがうっすらとニトリのカラーボックスの側面に。
https://yuruyaka-tankyushin.com/mold-colorbox/
基本的にカビというのは空気中にいくらでも存在していて、クリーンルーム(無菌室)でも作らない限り、
条件さえ整ってしまえばどこでも繁殖する可能性があります。
カビが繁殖する条件は、
- 適度な温度
- 適度な湿度(湿気)
のたった2つで、カラーボックスの裏板に使われているMDFという紙の圧縮材は特に湿気を吸いやすいため、
実はカビが生えやすくなっているんです。
カラーボックスでカビ被害に遭っている人たちにほぼ共通しているのは、
棚板の位置を変えられるようにダボ穴が空けられていること。
カラーボックスの内部にある合板でカビが繁殖し始め、ダボ穴から外に出てくるので、
いくら綺麗に拭き掃除をしても次から次へとカビが発生してしまうわけです。
カラーボックス(ニトリ)のカビ対策は捨てる?掃除方法は?
ニトリのホームページではカラーボックスのカビ対策に関して次のように説明されています。
基本的に除去は難しいです。 再発を防ぐ為に内部まで侵食したカビ菌を完全に殺すこと、シミが残らないように取り除くことが必要です。 素材にもよりますが難しいです。 基本的には、拭き取り、洗浄(洗濯)を行うこと。その後、日に当てて良く乾燥させることです。 住居用のカビ取り剤は非常に強い成分の為、家具等には使用しないで下さい。
https://www.nitori.co.jp/customersupport/faq/52/
つまり、カビが一度発生してしまったら完全に取り除くのは難しい、
いつでも再発するリスクがあるということですが、やってみる価値がある方法としては下記のようなものがあります。
- 十分に換気する
- 裏面のボードを外して使う
- ガムテープを貼る
- 塩素系漂白剤
「防カビ塗装をする」という方法もありますが、愛着があってこれからも長く使い続けたい家具ならまだしも、
ある意味、使い捨て感覚のカラーボックスにわざわざ防カビ塗装をするのは手間もお金も見合わない気がするので、ここでは説明を割愛します。
十分に換気する
カラーボックスに使われている素材の合板は湿気を吸い込みやすいのに、
カラーボックスが置かれる場所といえば部屋の隅の方ではないでしょうか。
「裏側」や「棚の奥側」はどうしても空気の流れが悪くなるため湿気がたまりやすくカビは生えやすくなります。
カラーボックスと壁との間にできれば10cmほど、最低でも5cmほどの隙間を空けるようにして、
さらにカラーボックスの下敷きとしてコースターなどを敷いておくと底面の通気性も確保できてカビ予防になります。