すだちと砂糖を混ぜて発酵させるだけでできてしまうすだち酵素シロップがNHK「あさイチ」で紹介され話題となりました。
すだち酵素シロップの作り方・レシピは?
すだち酵素シロップは用意しなければいけない材料もレシピもとても簡単です。
■材料
すだち 100g
砂糖 110g
すだちと砂糖の割合を「1:1.1」となれば良いので、すだち500gに砂糖550gとしてもOKです。
購入したすだちの量に合わせて砂糖の量を調整するのが良さそうですね。
また砂糖の種類も特に指定はなく、スーパーで市販されている上白糖の他、キビ砂糖や三温糖、黒糖、甜菜糖などにしてもかまいません。
■すだち酵素シロップの作り方・レシピ
1.すだちの果皮をさっと洗ってキッチンぺーパーで水分を拭き取っておきます。
2.すだちをよく洗いペーパータオルで水分を拭き取り6つのくし切りにする。
3.すだちと砂糖を交互に入れていき一番上は砂糖でふたをするようにする。瓶のふたをします。
4.熱湯消毒した瓶にすだちと砂糖を交互に入れる
5.蓋を緩めておき1日1回かきまぜ発酵させます。
すだち酵素シロップではカビを発生させないことが肝心なので、
すだちの水分を良くふき取っておくことと、保存容器の熱湯消毒は丁寧に仕上げておきましょう。
またすだち酵素シロップを混ぜ合わせる際には、お玉やヘラはしっかりと洗っておくようにします。
出来上がりの目安はだいたい10日で、夏場の厚い時期は1週間(10日)くらい、冬になると2週間(14日)くらいが目安となります。
完成したすだち酵素シロップは、すだちを入れておくとカビが生える可能性があるため、すだちを取り除いておいたほうが良いです。
ただ、すだち自体も「はちみつ漬けレモン」感覚でおいしく食べることができるので、おやつ代わりに食べるのも良いです。
すだち酵素シロップの飲み方は?
すだち酵素シロップは基本的にそのままだと甘すぎるので、何かで割って飲むことになります。
ミネラルウォーター
炭酸水
紅茶
などなどお好みの飲み方ですだち酵素シロップを楽しむことができます。
すだち酵素シロップの効果は?
徳島大学大学の酒井徹教授らの研究によって、すだちの果皮には糖代謝や脂質代謝改善作用のある「スダチチン」というポリフェノールの一種を含んでいることが発見されています。
つまり、すだちを日常的に食べ続けることによって、無駄な糖質が体に吸収されるのを防いでくれて血糖値の改善やコレステロール値の低下、さらには肥満防止といった効果が期待できそうです。
徳島県と徳島大、埼玉医大、スダチ果皮成分スダチチンに抗肥満作用、糖・脂質代謝改善も
またビタミンA、カリウム、カルシウムも多く、レモンよりも含有量も多く、
細胞の再生を助けたり、赤血球の生産を助ける葉酸や、血糖値の上昇を抑えたり、お腹の調子を整える食物繊維も含まれています。
他にも皮膚や粘膜(結膜や喉など)を保護したり免疫力の向上効果が期待できるβカロテンや、
クエン酸とビタミンB1による疲労回復効果も大いに期待できます。