「スン……」や「スンってなった」など「スン」の意味は?
昔から沈黙を表す表現として「しーん」「シーン」という表現がありましたが、「スン……」や「スンってなった」の由来は?
スンの意味は?|「スン……」「スンってなった」
「スン……」や「スンってなった」などのように「スン」という表現は、感情や熱意が急速に冷める様子を意味しています。
「真顔」という表現に近い意味合いがあります。笑っていたり、感動していたりしていたが、突然感情が消え、冷静な表情や態度になることを指します。これは、予期せぬ出来事や相手の言動に対して、驚きや怒り、または興味が失われたときなどに使われます。
具体的には、以下のような状況で「スン」という言葉が使われることがあります:
相手の言動が予想外であり、驚きや不快感を覚えたとき。
自分が感動や興奮していたが、相手が全く関心を示さない様子を見て、冷めてしまったとき。
突拍子もないことを言ったり、奇妙な行動を取った相手に対して、黙ってしまう、あるいは冷たい態度を取るとき。
なお、「スン」の語源や意味は複雑で、漫画やネットスラングで使われる場合には、さまざまなニュアンスが含まれることがありますがしかし、一般的には感情の急速な冷めや興味の喪失を表す言葉として捉えることができます。
スンの具体的な意味・用例
真顔になる
笑っていたり、悲しんだりしていた時、予想外の出来事によって感情が消え、無表情になる様子を表します。
例:
友達が面白い話をしていたのに、突然雷が鳴って「スン…」となった。
冷める
それまで興味があったものが、急にどうでもよくなる様子を表します。
例:
かっこいいと思っていた先輩が、実は性格が悪かったと知って「スン…」となった。
呆れる
相手の言動が非常識だったり、理解不能だったりして、あきれる様子を表します。
例:
彼はテストで0点を取ったのに、「勉強する必要ない」と言っていて、周りの人は「スン…」となった。
納得する
相手の話に納得して(正論で殴られて)、何も言い返せなくなる様子を表します。
例:
先生の話を聞いて、今まで間違っていたことに気づいて「スン…」となった。
スンの由来は?|「スン……」「スンってなった」
「スン」の由来は、明確ではありませんが、いくつかの説があります。
■「しゅん」の省略形説
「しゅん」は、落胆したり、気持ちが萎縮したりする様子を表す擬態語です。
「スン」はこの「しゅん」が省略されたものであるという説があります。
■「シーン」の変化説
「シーン」は、静寂を表す擬音語です。
「スン」はこの「シーン」が変化したものであるという説があります。
■うんともすんとも言わない
「うんともすんとも」とは、返事などが全くないさま。
「うん」は返事・承諾(Yes)の意味、および鼻からでる音の擬音語として使われる「うん」からきています。そして「すん」は、この「うん」に語呂を合わせて用いられたという説があります。
「スン」はこの「うんともすんとも」が省略されたものであるという説があります。
まとめ:スンの意味・由来は?|「スン……」「スンってなった」
「スン……」「スンってなった」は、主にネット上で使われるスラングで、感情が急になくなったり、冷めたりする様子を表していおます。
「スン」という表現は、主にインターネット上で広まった言葉であり、特定の起源があるというよりも、ユーザー間での使用から普及していった可能性があります。
特にSNSやオンラインコミュニティでのやり取りで、感情や興味が急速に冷める様子を表現するために使われたことが影響していると考えられます。