スンイーシャ(孫穎莎)は東京五輪2020では中国女子卓球の代表選手として出場。準決勝では卓球女子日本代表の伊藤美誠と対戦。
10代から日本選手を圧倒してきた戦績を持つスンイーシャさんの気になるプロフィールをまとめています。
スンイーシャwikiプロフィール
名前:スンイーシャ(孫穎莎、Sun Yingsha)
生年月日:2000年11月4日
年齢:20歳
趣味:ジェットコースターに乗ること、バトミントン
出身大学:上海交通大学
所属クラブ:河北省(中華人民共和国)
コーチ:李舜、黄海成
利き手:右
スンイーシャ(孫穎莎)4歳の時に両親が健康増進のために卓球を習わせると10歳のときから河北省チームでプレーしています。
スンイーシャの経歴
スンイーシャ(孫穎莎)は2015年に全中国少年選手権(ジュニア・ナショナル・チャンピオンシップ)シングルスで優勝したことで注目を集め、国家2軍チームに加入。
同年に2軍のナショナルチームに採用されました。ジャパンオープンでITTFワールドツアーの初タイトルを獲得し、2017年後半にはチャイナオープンで決勝に進出したことで、スンイーシャ(孫穎莎)は新星、天才、新世代などと呼ばれるようになります。
2017年に行われた入れ替えリーグ戦を勝ち抜き、1軍チームにまで登りつめましたが同年のチャイナオープン・女子シングルスの決勝で世界ランキング1位の丁寧に敗退。
スンイーシャ(孫穎莎)はそれまでITTFワールドツアーの大会で、リウ・シーウェン、チェン・メン、フォン・ティエンウェイといったビッグネームに勝利を続けなんと11連勝をしていました。
2019年の世界選手権では日本女子卓球チームとの決勝戦、第5ゲームまでもつれ込んだ伊藤美誠との試合に勝利し、2021年のインタビューで最も印象に残った試合だと話しています。
2021年には世界ランキング2位でスタートするものの、中国が東京オリンピックまですべての国際大会から撤退することを決定したことに伴い、伊藤美誠がスンイーシャ(孫穎莎)を抜いて世界ランキング2位になりました。
ただ同年4月、ITTFはオリンピックのシードシステムを改正し、孫は伊藤美誠より上のシードになります。
そして5月、スンイーシャ(孫穎莎)は東京オリンピックの女子シングルスと団体戦の中国代表に選出されています。
■スンイーシャ(孫穎莎)の国際大会での主な戦績
2017年 ジャパンオープン シングルス優勝
世界ジュニア選手権 シングルス優勝
2019年 世界選手権 ダブルス優勝(王曼昱ペア)
ジャパンオープン シングルス優勝
オーストラリアオープン シングルス優勝
アジア選手権 シングルス優勝
ドイツオープン シングルス優勝
スンイーシャの戦型(プレースタイル)
スンイーシャ(孫穎莎)孫穎莎の戦型は、右シェーク裏裏ドライブ型です。
軽快なフットワークから繰り出されるコンパクトなプレースタイルが特徴で、両ハンドの攻撃力に定評があります。
ネット際の打ち合いにも強く早い打球点で攻撃できるため、相手がボールに反応できずにノータッチでラリーが終わる場面がよく見られます。
思考の速さに加えて、素早い足と卓越したポジション感覚を持っています。
スンイーシャのラケット・ラバーは?
ラケット:カーボネード45(STIGA)
表ラバー:キョウヒョウ3 ブルースポンジ(紅双喜)
裏ラバー:キョウヒョウ3 (紅双喜)
といった構成になっています。
カーボネード45は中国女子卓球選手でも愛用している人が多いラケット。陳夢選手や朱雨玲選手、一時期は丁寧選手も使っていました。
キョウヒョウのブルースポンジはプロ選手の中でも、樊振東選手や馬龍選手、朱雨玲選手など中国人選手に特によく使用されています。
スンイーシャと伊藤美誠と対戦成績は?
■シングルス戦績 8勝1敗
2020年 ○ITTF女子ワールドカップ 準決勝 4-2
2019年 ○T2ダイヤモンド 決勝 4-3
2019年 ○JA全農 ITTF 卓球ワールドカップ団体戦 2019 TOKYO 決勝 3-2
2019年 ○ITTFワールドツアー・ドイツオープン 決勝 4-1
2019年 ×ITTFワールドツアー・スウェーデンオープン 準決勝 2-4
2019年 ○世界選手権 ベスト32 4-1
2018年 ○ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン ベスト16 4-3
■ダブルス戦績 4勝4敗
2020年 ×ITTFワールドツアー・カタールオープン 決勝(王楚欽・水谷隼)1-3
2020年 ×ITTFワールドツアー・ドイツオープン ベスト16(林高遠・水谷隼)1-3
2019年 ○ITTFワールドツアー・ドイツオープン 準々決勝(許昕・水谷隼)3-1
2019年 ○世界選手権 決勝(王曼昱・早田ひな)4-2
2018年 ×ワールドツアーグランドファイナル 決勝 (陳幸同・早田ひな) 0-3
2018年 ×ワールドツアーオーストリアオープン 決勝(陳幸同・早田ひな) 0-3
2018年 ○ワールドツアー香港オープン 準決勝 (陳幸同・早田ひな) 3-1
2018年 ○ITTFワールドツアープラチナ・カタールオープン 準々決勝(陳幸同・平野美宇) 3-2