映画「すずめの戸締り」で草太の年齢は?
結局すずめが草太(ソウタ)をどこかで見た事があるのは子供の時に未来の2人に会ってたからでしたが、ダイジンがなんのために出てきた?
運命の2人が引き合わされるためには必要な過程だった?
すずめの戸締り意味不明?草太の年齢は?
映画「すずめの戸締り」は事前情報なしで1回で理解できる人はあまりいないと思います。
時系列で言うと
- 生きる希望を見失った子スズメが4本足の椅子(お母さんの形見)を持ったまま常世に迷い込む
- 大スズメが草太を要石としてミミズに打ち立てる。この瞬間、常世の4本足の椅子が要石として子スズメの元からいなくなる
- 大スズメが常世に入り椅子を引き抜く。足が1本もげる
- 3本足の椅子を子スズメに渡す。子スズメは生きる気力を取り戻し、再び世界がカラフルに見えるようになる
ということだと思います。
ダイジンを抜いてしまったのはある意味必然というか運命みたいなものだと思います。
まとめ:すずめの戸締り意味不明?草太の年齢は?
映画「すずめの戸締り」は過去に戻って止めるとか、運命の二人がどうとか、そういう話ではありません。
2人の関係性についても恋人関係よりも戦友・パートナーと話しています。
スズメのネーミングはアメノウズメから取られたもの。
ダイジンは(天照)大神。後ろ戸は天岩戸。
つまりスズメがダイジンを外に出すことで物語は始まるのは規定事項です。
ダイジンに「うちの子になる?」と誘惑したことで、ダイジンは職務を投げ出し草太に押し付けてしまう。
そこからダイジンを追いかける旅、鎮魂のためのロードムービーに繋がるわけですね。
しかし家出Jkと大学生の二人旅は犯罪なので、草太はイスにならなければならないわけです。同様に芹澤とのドライブも2人きりではさせられないので叔母も付いてくるわけです。当然、恋愛感情には発展し難い。
ダイジンはあえて後ろ戸を開いた場所へ2人を案内し、草太を要石として封印させることに成功、「やっとふたりきりになれた」とスズメにすり寄るも、彼女の不興を買ったことで拒絶される。
スズメは草太を助け、ダイジンはスズメを諦め職務に復帰、再びミミズは封印される。
スズメは草太を助けるために忘れ去ろうとしていた辛い過去に再び向き合い、過去の自分に励ましの言葉を送る。
過去の自分はこの出来事を朧げに記憶しており、草太に既視感を覚え物語の幕開けに繋がる。