映画「すずめの戸締り」に出てきたサダイジン(大きい黒猫)の正体は何者?名前は?
ダイジンという名前はなにかに似てるからダイジンって名を付けられたのでしょうか?
すずめの戸締りダイジンの目的はなぜ?
映画「すずめの戸締り」でことの発端はすずめがダイジンを解放してしまったからでした。
来場者特典を見ると、スズメのせいで後ろ戸から出てきた不思議な猫とあるので、スズメが後ろ戸を開けたせいでしょう。
ダイジンの要石は後ろ戸からやってきた。
ということはつまりスズメが地面から取り上げた時点で常世から引っこ抜かれた状態だった。
と考えれば要石は人為的に引っこ抜かれたものではないということになるのでサダイジンの要石もミミズを抑えきれなくなり引っこ抜けた、と解釈出来なくもない。
そもそも、ダイジンに「うちの子になる?」と誘ったのはスズメ。
ダイジンはスズメを気に入り、隣にいる草太を邪魔だとイスに変え、要石の役割を押し付けた。
後ろ戸を開いていたのはダイジンではなかった。
ということは自然現象ということになる。
ダイジンは行く先々で後ろ戸まで導いていた。
草太を要石として使用させ、居なくなった途端にスズメにすり寄ろうとすることから、ダイジンは草太をとっとと要石として使わせたくて導いていたのではないか。実際、草太を使わないと100万人死ぬと脅しをかけている。
ダイジンの取った行動は、スズメの子になるために職務放棄、職務を嫌いな草太に押し付け常世に追いやった。こういうことだと思われる。
しかし当のスズメの不興を買うことになる。
にもかかわらず、環を操るサダイジンに挑みかかったり、常世で身を挺してスズメを守ったことから、依然としてスズメに対して好意を抱いているそぶりが見られる。
しかしスズメは最後まで草太を選び、自分まで要石になりそうになりダイジンはこれを助ける。
最後にスズメの子になれないみたいだねと諦め要石に戻る。
最後の扉を閉めるときに、すずめの幼少期に諭したのは何の意味があったのかというと、パンフレットによると、これまでの作品は出会った人間に救われてきたけど今作では今まで頑張った自分自身に救われるという話にしたかったらしい。
貴方は辛い思いしたけどそこから12年頑張って今の私がある。
だから貴方は大丈夫。というのが、作品における新海監督のメッセージです。
すずめの戸締りダイジン名前・正体は人間?
映画「すずめの戸締り」でダイジンは人から付けられた名前ではなくて自分から名乗ってる名前です
すずめがツイートを見てダイジンの場所を特定するシーンですが映画中のツイートがうつるシーンでダイジンの写真とともに「白いひげが昔の大臣みたいでキュート」「上向きのカールひげがまじ大臣」との文が添えられていました。
たくさんの人からダイジン(大臣)と呼ばれていくことで猫自身も自分でそう名乗るようになったのでは無いでしょうか。
すずめが立ち寄ることになったスナックのママ、従業員、お客にはダイジンの姿が見えていなかったのではなく、姿は見えていたが猫ではなく人間に見えていたのでしょう。
ダイジンも猫に変身できる人なのかもしれません。
スズメがアメノウズメでダイジンは大神、つまり天照大神。
後ろ戸は天岩戸。
名前の由来はパンフレットに書いてあったそうです。
まとめ:すずめの戸締りダイジン名前・正体は人間?目的はなぜ?
ダイジンは結局のところ、誰の味方でもない。
そこらへんは神の気まぐれ。
そもそもの発端が、ダイジンに餌付けして「うちの子になる?」と誘ってしまったスズメが悪い。
スズメの子になることを了承したダイジンは要石の役割を草太に押し付けてイスに変えてしまった。
草太を要石にしたことでスズメの不興を買ってしまった後もダイジンはスズメを守ったりしてるので一応はスズメの味方と言えます。
サダイジンにケンカを売ったのは環を操っていたサダイジンに対してスズメが怒ったからでしょうね。
サダイジンもサダイジンでスズメに鹿児島に帰られると困るので環を操ってケンカさせた、というところでしょうか。
最終的にスズメは最後まで草太を選び、ダイジンはスズメのうちの子になることを諦めて要石に戻った。
つまり、結局のところ後ろ戸開けてダイジンを常世から出した挙句、餌付けして誘惑したスズメこそが元凶なのかもしれません。