消火器のピンクの粉の掃除方法は?
誤って消火器が噴射してし待った場合、ピンク色の粉は人に害があるのでしょうか?人体への影響は?
消火器の粉がかかった食器やまな板は使っても大丈夫?
消火器の粉の掃除方法|人体への影響は?ピンクの理由は?
消火器と一口に言ってもタイプによって薬剤は色々ですが一般的なABC粉末消火器の薬剤は薄いピンク色の粉です。
消火器のラベル上部に、3つの丸い印が付いて。 それぞれ、使用できる火災の種類を表しています。
・白い丸:普通火災用
・黄い丸:油火災用
・青い丸:電気火災用
普通の家庭における初期消火には、ほぼ対応できます。
薬剤主成分はリン酸二水素アンモニウム/硫酸アンモニウムで肥料にも使われていて特別危険な物でもありません。
食器やまな板にかかった消火器の粉は普通に中性洗剤で洗えば充分で、窒素とリンなので問題ありません。
水溶性なので洗い流す事が出来ます。
ただし、人が粉を大量に吸い込むと気管などの水分が吸収され、害があるでしょう。
掃除方法としては、非常に粒子が細かい(粉末)ので掃除機を使った後、フィルターのお掃除や、紙製の集塵袋は交換しておきましょう。 掃除機の能力がかなり低下します。
水溶性ですが、食器に付いた消化剤以外は、シンクや排水口に直接捨てるのは止めましょう。 環境破壊に繋がります。
まとめ:消火器の粉の掃除方法|人体への影響は?ピンクの理由は?
消火器の粉は炭酸水素ナトリウムやリン酸アンモニウムを用いたものが多いですが、別段人体に害のあるものではありません。
リン酸二水素アンモニウム NH4H2PO4
硫酸アンモニウム (NH4)2SO4
二酸化珪素 SiO2
シリコーン樹脂
着色剤
からなっており、上の2つは、リン安、硫安という肥料の成分と同じものです。=人体に無毒。
二酸化珪素は、土とかガラスの成分と同一で、不燃性粒子です。
日本で流通している消火器はすべて国家検定品ですので、品質はもとより、人体への影響に関しても相当厳しくチェックされていますので、多少の粉末を吸い込んだ程度で病気になることは有り得ないと思います。
大量に吸入するとむせますが、うがいをしっかりして洗い流して下さい。
掃除は粒子が細かいので(ダスキンなどの)化学繊維ブラシなどで丹念に取ってゆくしかないと思います
とにかく細かいところに入り込んでいるので完全に綺麗になるには根気が必要です
むしろ気をつけた方がいいのは、粉末の粒子が大変細かい為、サイクロン式の掃除機や冷蔵庫などの奥まで粉が舞い込んで、電化製品を壊してしまう恐れがあることです。
参考:消火器の寿命
消火剤の交換時期は5年~8年と言われていますが明確な交換時期は表示されていませんでした。が、最近販売されている消火器を見ると交換時期を表示をしているモノも見かけるようになりました。
消火器本体の寿命は保存状態にもよりますが、10年位を目処として買い替えをした方がよいようです。
従って、新品を購入されてから5年後に消火剤の詰め替えを、さらに5年たったら本体ごと買い替えをするのが安心して使えるようです。
また、容器に傷・凹や錆びがある場合は、廃棄して下さい。消火器は使用の際に内部に高圧ガスが発生するため、最悪の場合容器が吹き飛んでしまい、大怪我や死亡事故になります。
■消火器の保管場所
消火器の保管場所として火を使う場所の近くが適当ですが、ガスコンロのすぐ脇に置いた場合、実際の火事の時に火の勢いが強いと消火器に手が届きません。
台所の入り口(勝手口)付近の目立つ所が適当でしょう。
自分ばかりでなく、隣近所の人が助けてくれることを想定して玄関脇に置いておくのも良いでしょう。
直射日光を避け、湿気の少ない、目立つ場所が最も適しています。
特に湿気は厳禁です。消火剤は粉末ですので、湿気で固まってしまったり、また消火器の容器の底の部分が腐食する恐れがあります。
消火器は使用の際に内部に高圧ガスが発生するため、最悪の場合容器が吹き飛んでしまい、大怪我や死亡事故にも繋がります。
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