昭和30年代の1万円の価値は?
現在の価格に換算すると昭和30年代の1万円は何円に相当するんでしょうか?
昭和30年代の1万円の価値は現在だと何円?初任給の推移は?
昭和30年代の1万円の価値は?現在の価格に換算すると何円に相当するのかというと、国家公務員の初任給の推移を元に計算してみます。
年 | 消費者物価指数 | 国家公務員の初任給 |
昭和30年 | 17.2 | 8,700 |
昭和31年 | 17.3 | 8,700 |
昭和32年 | 17.8 | 9,200 |
昭和33年 | 17.7 | 9,200 |
昭和34年 | 17.9 | 10,200 |
昭和35年 | 18.6 | 11,800 |
昭和36年 | 19.5 | 14,200 |
昭和37年 | 20.9 | 15,700 |
昭和38年 | 22.4 | 17,100 |
昭和39年 | 23.3 | 19,100 |
昭和40年 | 24.8 | 21,600 |
昭和50年(1975年) | – | 66,000円 |
昭和60年(1985年) | – | 95,500円 |
平成 7年(1995年) | – | 137,900円 |
平成10年 (1998年) | – | 141,700円(新家入庁) |
平成17年(2005年) | – | 138,400円 |
平成27年(2015年) | – | 144,600円 |
令和 4年(2022年) | – | 150,600円 |
昭和30年代の10年間だけで国家公務員の初任給は2倍以上にも値上がりしています。
ただ平均するとだいたい1万円くらい(12390円)となることから、令和4年の150,600円と比べると、12.15倍。
つまり昭和30年代の1万円の価値は現在に換算すると12万円ちょっととなりそうです。
ちなみに、当時のお金の価値を現代の価値に換算するにしても、換算する物によっては大きな誤差が生じたりしますし、インフレなどにより物価が上昇することもあることから、なかなかに正確にはできないようです。
まとめ:昭和30年代の1万円の価値は現在だと何円?初任給の推移は?
昭和30年代でも始めと終わりでは大分価値が変わっています。30年代前半では、その頃の一万円では喫茶店で(今のドトールのような店ではありません。音楽を聴かせる名曲喫茶と言われるような店です)コーヒーがいっぱい300円程度でしたから、結構使いでがあり、給料日の1週間前あたりだったら1500円程度あればどうにか持ちこたえられました。
30年代後半になると、例えばJRの初乗り区間が30円、生ビールが中ジョッキで250円程度だったようです。
2DKの公団住宅の家賃が大体4,5千円程度でその頃でも卵は1個20円程度でした。