タイタニック号の沈没時の海水温は何℃くらいだった？
タイタニック号沈没について、海に投げ出された人のほとんどが凍死だったようですが、水温はそんなに寒かったんでしょうか？
タイタニック沈没時の場所の海水温は何度？
タイタニック号沈没時の水温はとても寒かったことが知られています。実際には氷点下2度くらい。気温もとっても寒かったようです。
その寒さのせいで、多くの人が低体温症になってしまったんだ。低体温症っていうのは、体の温度が下がりすぎてしまって、身体の機能がうまく働かなくなる状態のことなんだ。だから、タイタニック号の事故では、短い時間で意識を失い、亡くなってしまう人がたくさんいたんだ。
でも、もしタイタニック号の事故が夏に起きていたら、事故自体が起こらなかったかもしれないと言われているんだ。でも、水温は夏でもまだ低かったんだよ。だから、もし事故が起きていたとしても、亡くなる人の数を大幅に減らすことはできなかったんだ。
ちなみに、映画『タイタニック』では、撮影時の水温は27度だったんだ。出演者たちはプールにいるような感じで、寒さを感じることはなかったんだよ。実際に息が白くなっているのは、後から特殊効果で加工されたんだって。だから、映画の中では寒そうに見えるけど、実際は大丈夫だったんだ。
タイタニック沈没時の死因は凍死？
タイタニック沈没時、船内に居た人は溺死でしょうけど、船外で何かに掴まったり救命胴衣で浮いていられた人は凍死で後は低体温で体が動くなって溺死や溺れて溺死でしょうね。
当時の海水温度は－２℃。通常約20分ほどで低体温症に因り凍死した。
しかし､ただ１人だけ､明け方まで泳いで助かった男が居た。
大量のウィスキーを飲み助かった､パン焼き主任《チャールズ･ジョーキン》
ジョーキンは乗組員から志願者を募って小グループを作り…自ら先頭に立って三等船室を何度も往復して女子供をボートへ誘導して彼女らをボートに押し込んだ。ジョーキンは10号ボートの指揮を割り当てられていたが､ボートに乗ることを拒否して船に留まった。ジョーキンは生き延びることが出来ないことを覚悟し､食品庫に入ってウイスキーを飲み続けた。ジョーキンは酔っぱらっていたにも関わらず､沈みゆく船尾のてっぺん辺りに陣取って沈没ギリギリの瞬間まで船上に残った。いよいよタイタニックが完全沈没しようという午前2時20分､ジョーキンは大西洋に飛び込んだ。ウイスキーを大量に飲んでいたジョーキンは冷たい海中に落ちても他の人々のように体中を針で刺されるような苦痛を感じることがなかったという。他の人々が20分以内に低体温症で意識を失って死んでいったのに対し､ジョーキンは殆んど明け方まで泳いだ末にライトラーが指揮するひっくり返ったB号ボートに辿り着いて救出された。そのため後に「あの夜､タイタニックから振り落とされた他の誰よりも長く海中にいて生き延びた平均的な体格の男」と評された。
タイタニック沈没時の場所の海水温｜夏だったら？
タイタニックが沈んだ時が夏だったら生存者はもっと多かったのかもしれませんが、そもそも夏だったら氷山に衝突するような事故が発生せず、沈むこともなかったでしょう。
ただし他の要因で沈没になっても、あの海域は夏でも海水温が低いので結果は大して変わらなかったと思います。
暫く泳いでから救命ボートに拾われる人や、引き返して救助活動をした救命ボートにより助けられる人が若干は増えるかも知れませんが、犠牲者数が１割減ることは無いと思います。
（救命ボート上で凍死した人は皆助かったでしょう）
１～2時間あたりで衰弱死するかフカにやられるかもです。
タイタニック映画の撮影で水温は何度？
映画『タイタニック』は、完璧主義者ジェームズ・キャメロンにより、沈没シーンはほぼ完璧に再現されました。
しかし、最後にヒロインのローズが、救出に来たボートに来て助けを求めて叫び、その声がこだまになり救出ボート船員が気がつきました。
キャメロン監督によると、実は撮影中の水温は「極寒」ではなくむしろ「熱かった」と、米Peopleに明かしています。
キャストが吐いていた凍えるような白い息は、なんと撮影後に付け加えられたものだそうです。
まとめ：タイタニック沈没時の場所の海水温は何度？夏だったら？
タイタニック号事故時の海水温は、氷点下だったと考えられています（海水の氷点は-1.8度で、事故時の海水温は-1.0度と考えられています）。
タイタニック号事故で海に投げ出された人の大多数は、短時間のうちに救命ボートに這い上がるなどしています。
救命胴衣だけで海面に入ればわずか5分ぐらいで低体温症となり意識不明です。タイタニックはそう乗客数を収容できる32基の救命ボートの設備がありました
例えばタイタニック号が沈んだとき、タイタニック号の至近距離に2隻の救命ボートがありました。うち１隻は破損していて船の中に浸水していて、もう１隻はひっくり返って船底を上にして浮いていましたが、それでも全身が冷たい海水に浸っているよりは助かる可能性が高いということです。
これとは別に、映画「タイタニック」のローズのように水に浮いて半死半生の状態の人が引き返してきた救命ボートに拾われたようなケースは３名だけです（多量の酒を呑んだ状態で海に飛び込み、明け方近くまで泳いだ結果救命ボートに拾われた例が１名ありますが、これはイレギュラーだと思います）。
いずれにしても、速やかに救命ボートに乗るという形ですぐに水から上がれた者だけが生き残れたのがタイタニック号事故の実態です。
