アニメ「ゆるキャン△」やyoutubeでの動画が火付け役となってソロキャンプがブームとなっているものの「焚き逃げ」が問題視されています。
焚き逃げがソロキャンプブームで横行に「炭は土に還らない」「持ち帰るべき」
「もうヤメましょうよ…」ソロキャンプブームの陰で「焚き逃げ」横行、釘も放置 片付け続ける愛好家らの思い
屋外で「密」を避けて楽しめるとして、コロナ禍で一気に拡大したキャンプ人気。設備の整った有料キャンプ場だけでなく、より野趣を求めて山や森、河原などに出向く人も増えています。その陰で問題化しているのが、ゴミや燃えた炭などの放置。誰が汚したとも知れぬその跡を、ただ黙々と片付け続ける愛好家たちがいます。
―この釘は、一体?
「キャンプブームで焚き火をする人も増えていますが、薪代軽減のため工務店さんや運送会社さんから建築廃材や解体パレットを安く仕入れたり、貰ったりする方が多くいらっしゃいます。そこに刺さっている釘を抜かずにそのまま燃やすため、焚き火跡に釘だけが残ります。近くで子どもさんが遊んでいることも、清掃中の方が踏んでケガをされたこともあります」
―炭の燃えカスで地面や河原が真っ黒になっている所も…。
「私たちは『焚き逃げ』と呼んでいますが、炭は炭素という安定した元素なので、これ以上分解することはなく、理論上は土に還りません。ですから持ち帰りが必要なのですが、昔は一部で焚き火跡の炭は埋めて帰るものだと教えていたところもありました。現在それが蓄積され、ある野営地では、雨が降るとあちらこちらから汚い炭が浮き出てきて、テントもろくに張れない状態になっています。これは、フロンガスの問題に似ていて、昔は直ちに被害が出るわけではないので、それでいいと思われているものでも、何年、何十年と経ってから致命的な問題が発覚することもあります」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad62a0202615f30c0593313ebed33acee5cee9e4