東京オリンピックのボクシングではメダル獲得が期待される選手の一人が田中亮明選手。
リオ五輪への出場を惜しくも逃してしまったベテランが実質2度目のオリンピックではどのような試合を見せてくれるんでしょうか?
田中亮明(ボクシング)wikiプロフィール
名前:田中亮明(読み方:たなか りょうめい)
生年月日:1993年10月13日
年齢:27歳
出身地:岐阜・多治見市
身長:170cm
体重:52kg
利き手:左利き(サウスポー)
高校:中京学院大中京高
大学:駒澤大学経済学部商学科(最終学歴)
仕事:中京学院大中京高教員
田中亮明選手は5歳から空手を始めると12歳でボクシングを開始。
多治見のイトカワジムでボクシングの腕を磨き、
中京学院大中京高教員では、ボクシング東洋太平洋の元王者でもある石原英康先生に指導を仰ぎ
3年生の時には主将を務めていました。
田中亮明の弟は田中恒成、父親はトレーナー
田中亮明選手の父親・斉(ひとし)さんは名古屋市内にある畑中ジム(会長は元世界王者の畑中清詞さん)でトレーナー(52)を務め、
弟は国内最速でWBO世界ミニマム級王座獲得した3階級王者のプロボクサー田中恒成選手というボクシング一家
田中恒成選手は2016年12月にWBOライトフライ級王座を獲得すると、
2018年9月にはWBOフライ級王座も獲得し、世界最速タイ12戦目での3階級制覇を達成した日本の若手のホープの一人。
田中亮明選手と田中恒成選手の兄弟は高校時代から実は非常に有名で、
あの井上尚弥兄弟に太刀打ちできるのは田中兄弟しかいないと言われていたほどです。
岐阜・中京高校(現中京学院大中京高校)1年生で山口国体優勝、2年生でインターハイ優勝、国体2連覇、選抜優勝で高校4冠。アジアユースでは銀メダルを獲得。
田中亮明の主な戦績
2019年 男子全日本選手権兼2020年東京五輪予選・代表決定戦52キロ級(フライ)優勝
2015年 第85回全日本ボクシング選手権大会 優勝
2011年~国体4連覇(駒沢大学在学中)
2011年 全日本ランキング1位(チャンピオンは井上尚弥)
駒沢大学で国体4連覇を達成していた時期は弟の田中恒成選手と共に国体ボクシングで市場初となる兄弟優勝(兄がフライ級、弟がライトフライ級)を達成。
2019年の男子全日本選手権では決勝で坪井智也(自衛隊)に3―2で競り勝ち、
2大会ぶり3度目の全日本制覇を成し遂げています。
日本ボクシングコミッション・日本プロボクシング協会・日本ボクシング連盟・東京運動記者クラブ・ボクシング分科会が合同で主催・選考による年間表彰では、
下記のような受賞経験があります。
2017年 技能賞
2016年 技能賞
2015年 最優秀選手賞
2014年 努力賞
田中亮明と井上尚弥の対戦成績は?
田中亮明選手はアマチュア時代の井上尚弥選手とは同じ階級で拳を交えたライバル同士でした。
詳しい戦績(対戦成績)を確認することはできなかったものの、
田中亮明選手のインタビューでは井上尚弥選手と高校時代に4度戦い、全て負けてしまったそうです。
ただ、高校2年の国体でのスコアは4対6と肉薄していて、もしローブローで減点を受けなければ同点だったようです。
【動画】田中亮明のボクシング試合
田中亮明の東京五輪2020出場は?
オリンピックのボクシングで日本男子は6階級(フライ、フェザー、ライト、ウェルター、ミドル、ライトヘビー)の出場を目指し
五輪アジア・オセアニア予選(2020年2月、中国・武漢)
世界最終予選(2020年5月、パリ)
で出場枠を自力で獲得することが条件。
そして二つの大会の出場権がかかっていたのが全日本選手権だったわけですが、
田中亮明選手はもし2つの大会で出場権獲得に失敗しても、
開催国枠(男4、女2)で五輪予選の結果次第で出場が決まります。
東京五輪ボクシングの各階級の代表は、次のようになっています。
■男子
田中亮明(フライ級/48~52kg級)
成松大介(ライト級/57~63kg級)
岡澤セオン(ウェルター級/63~69kg級)
森脇唯人(ミドル級/69~75kg級)
■女子
並木月海(フライ級/48~51kg)
入江聖奈(フェザー級/54~57kg)