「田んぼ」の「んぼ」とはどんな意味なんでしょうか?
同じく
さくらんぼ
はだかんぼ
という表現もありますが、「んぼ」の意味は?
「田んぼ」は「田圃」と書くこともありますが、この「圃」が「んぼ」と読むのでしょうか?
「田んぼ」の「んぼ」の意味は?
結論から言うと「たんぼ」は「たのも(田面)」、あるいは「たおも(田面)」の音変化ではないかと言われているようです。
「田んぼ」を漢字で書くと田圃と書きますが、当て字のようですね。
「田圃」は当て字であるうえに、「常用漢字表」に「圃」の字がないことから、「田んぼ」または「たんぼ」という表記が混在してしまっているのが現状です。
「圃」を「んぼ」と読ませるわけではありません。「圃」は「ほ」と読み、畑を意味します。
「田圃」は「でんぽ」と音読みし、「田畑」の意味となる場合もあります。
「田んぼ」はもともと、「田面(たのも・たおも)」であり、江戸時代に干拓によってできた新田地区であるからそう呼ばれるようになり、変化して生まれた言葉だとされています。「田面」とは田の表面を意味する言葉です。
田んぼ・さくらんぼ・はだかんぼの「んぼ」の意味は?は?
田んぼに対して
さくらんぼ
はだかんぼ
あめんぼ
あかんぼ
あまえんぼう
については共通していて、小さなもの、幼いもの、かわいいものにつける接尾語「坊」に音便の「ん」が入ったものです。
「坊」は、人の様態を表す語に付いて、そういう様子だということを表す。
ん」は、音調をととのえるために入れた撥音、あるいは「の」の変化と考えられる。