アニメ「盾の勇者の成り上がり」2期が第13話で最終回を迎えましたが、ネットでは「原作改変が多く酷すぎる」という口コミもみられます。
「盾の勇者の成り上がり」はアニメと原作でどんな違いがあったんでしょうか?
盾の勇者の成り上がりアニメで原作の改変・違いは?
「盾の勇者の成り上がり」、幼少化したラフタリアが“きょとんとした”顔でフィギュア化! 予約開始
Bfullは、フィギュア「盾の勇者の成り上がり Season 2『ラフタリア』幼少化ver. 1/7スケール PVC製塗装済み完成品フィギュア」を12月に発売する。予約受付期間は6月29日16時より8月30日23時59分。価格は18,150円(税込)。
本商品は、TVアニメ「盾の勇者の成り上がり Season 2」に登場するレベルが下がり見た目が幼少化してしまったラフタリアを、1/7スケールフィギュアとして立体化したもの。
https://news.yahoo.co.jp/articles/79704644dd0d3c16c11e9b4427a34656fc5d2769
アニメ「盾の勇者の成り上がり」では原作の見どころ全カットした上に、説明や理由付けをしないため、ずっとわけのわからない展開が続いているようになってしまいました。
特にラフタリアが顔と名前が一緒なだけの別人レベルで人格改変されていた点について酷いという声が多いようです。
アニメと原作の改変ポイント・違いについて箇条書きでまとめている記事がありました。
・霊亀編前の修行編カット
・それにより、3期以降の展開で重要キャラである三勇者の深掘りがされない(別に、闇落ちしたから殺しに行くから、みたいな重要さではない)
・三勇者の深掘りがされないせいで、行動原理や一人一人の性格が分からず、アニメ霊亀編のワケの分からない要素の一つと化す
・原作では三勇者は修行から逃げ、尚文たちよりも強くなるための武器を得るべく、そのための素材のために霊亀に挑んでいたところが、何か会議に最初から居た上に挑まない的なセリフを話させられたせいで、視聴者を大いに混乱させる
・修行編で勇者達+勇者の仲間の剣術指南役として登場したエクレールが、修行編カットのせいでいつの間にか居たキャラデザの良い女騎士、みたいな扱いとなる
・修行編カットの影響で、リーシアに才能があることが一言くらいしか触れられない
・リーシアのステータスが『本来は前線に立たせてはいけないレベル』で低いことが説明されない
・リーシアがババアから、変幻無双流という(存在自体が伏線の)武術を教わることが、ほぼ説明されない
・リーシアが奴隷になる際の、『尚文は奴隷の成長を底上げする盾を持っており、強くするためにリーシアを奴隷にする必要があった』ということが説明されず、そのせいで視聴者からの受け取り方が大きく変わってしまう
・リーシアが『弓の勇者である樹の仲間であること』、絶対に尚文のヒロインにはならないという宣言がカットされる
・リーシアが着ぐるみを着ている理由、そもそも着ぐるみはどこで入手したのかの流れをカット
・キールの出番がカット(これは極端に重大なわけではない)
・リーシアが知識面で役立つシーンがカット
・被害が甚大すぎて士気が低下した連合軍を、尚文が鼓舞するシーンカット
・尚文が死にかけながらも霊亀から連合軍を守るシーンカット
・尚文の心情描写全カット
・エアストシールドが動く(本来は動かせないはず)
・エアストシールドで攻撃する(不可能だよ?)
・霊亀の使い魔相手に憤怒の盾を使う(そんなポンポン使えない、ガチの呪いの盾なんだけど……)
・戦闘の内容が大きく変わり、原作ではわらわら湧いていた霊亀の使い魔がほぼ出なくなる
・霊亀の使い魔戦がほぼ全カット
・弓やら魔法やらを撃って援護したり、霊亀の使い魔を駆除したりしていた連合軍(一般兵)らが、ほぼ棒立ち状態に
・モブ兵士たちが棒立ちでやられるアニオリ挿入
・オストさんの立場、登場の仕方、性格が全て変更
・戦闘の内容がかなりカット(一回霊亀の首潰した後、即霊亀の体内に侵入するように変更。原作ではもっといろいろやることある)
・原作では冒険者や精鋭の兵士と共に霊亀の体内に侵入するところを、尚文・ラフー・フィーロ・リーシア・オストさんの5人だけに変更
・グラスさん・ラルク・テリスの3人が霊亀の中に何故か居たことになる(原作では先述の冒険者の中に変装して紛れていた)
・霊亀の体内でも原作では大量に出てきた使い魔が居ないので、移動シーンがただ歩きながらしゃべってるだけになる
・霊亀の使い魔と戦っている内に洞窟が崩落したのが原因でラルク一行と分断されたのが、何か逃げたみたいに改変される
・ラルクたちが偽の心臓と戦うアニオリが挿入される
・キョウ戦も戦闘の内容がだいぶ違う
・三勇者関連の描写適当にやりすぎたせいで、どっか行ったと思ったら何か捕まってたみたいな感じになる
・重力魔法に立ち上がるシーン。リーシアは先述の変幻無双流の技で立ち上がるのが、その辺りの設定や解説をカットしたせいで、何か急に覚醒したみたいになる
・尚文が霊亀の体内で憤怒の盾を使うのを日和る(原作では、それでは殺せないよって言ったオストさんが、霊亀の心の盾を外部から解放する。で、尚文はオストさんの覚悟を無下にしないために、自身も覚悟を決めてエネルギーブラスト(あのビーム)を撃った)
・オストさんの死に際のセリフほぼカット
・霊亀の本来の役割などの説明カット
・原作ではオストさん(実は霊亀のコアそのものだった)の力によって『特例で異世界渡航する許可』が降りるところを、この流れを無くしたせいでご都合っぽくなる
・キョウが持ち逃げしたエネルギーを回収すれば、波が来るのを大幅に遅らせることができるということを説明しない
・一緒に乗り込んでいた冒険者や兵士たちの存在をカットした影響で、伝達係が居なくなる&三勇者放置状態と化す
・オストさんが光となって消滅する→原作通り
・霊亀が消える→2期より先の展開が滅茶苦茶になる改変
↓この辺から異世界編の原作との違いの話に入ります
・キョウを追って絆の異世界へ行く際に、キョウの妨害が入ったせいで全員が変なところへ飛ばされたという流れがカット
・無限迷宮に飛ばされたメンバーが尚文・リーシア・ラフタリア(原作でのラフタリアはラルクたち3人と一緒に、10話で居たあの監獄に飛ばされていた)
・なので、10話までのラフタリア関連の流れや描写は、大体アニオリだと思ってください
・絆は元々、魔竜と呼ばれるドラゴンを倒すために召喚された勇者。無限迷宮に放り込まれる前は波は起きておらず、波の存在自体を知らなかった。無限迷宮に放り込まれたのは、狩猟具の勇者との関係が悪い国に捕まえられた際に、殺すのもまずいから放り込まれた。などの説明が全カット
・無限迷宮の脱出の流れが異なる(これは全媒体違うから問題ない)
・フィーロが居ないことに触れず、フォローも無いために、迷宮に置き去りにしたのではと訝しむアニメ勢が出てくる
・絆が尚文に抱き着くアニオリがある
・魂癒水を撃って大金稼ぐシーンとかで、何故かラフタリアが、仮面を付けたり耳&尻尾を隠さない(絆の異世界ではラフタリアのようなタイプの亜人は滅茶苦茶珍しく、ラフタリアの耳尻尾はクッソ目立つため隠さなければいけない。実際、コミカライズでも原作でも隠している)
・ラフタリアやリーシアが、勇者以外の絆の異世界の人間と会話している描写がある(勇者は武器による言語翻訳機能(声のみだけど双方向)があるため、言葉が通じなくても会話することができる。ラフーやリーシアのような勇者でもない人間は、絆の異世界(の、あの時に居た国)の言葉が通じないため、設定上会話ができない)
・リーシアがちょっとずつだけど絆の異世界の言語を理解しはじめる、彼女の頭の良さを示す描写がカット
・原作やコミカライズでは、頑なに名前が呼ばれなかったり、クズ二号というあだ名で呼ばれたりして名前が判明しなかった男に、カズキさんという名前が付く(超重要)
・尚文たちが絆の元居た国の城に行った際に、尚文・リーシアが異世界の勇者・異世界人であるせいで訝しがられた理由カット
・会議シーンカットに伴い、その辺の情報が説明される流れ、絆がそれを聞いて、尚文たちが警戒されまくっていることに言葉は選びつつも切れるシーンカット
・原作やコミカライズと違い、一度も休息を取ることなく、ぶっ続けで10話まで尚文たちが動き続ける
・それに伴い、絆の釣りシーンがほぼカット
・船の眷属器で転移する前に、リーシアのセリフや会話がアニオリで挿入される→仲間いなくなってるのに能天気すぎるだろコイツ、みたいに視聴者から思われてしまう
・フィーロを見つけるまでの流れが改変され、原作では納得の行く自然な流れだったものが、全ての問題を尚文の直感で解決したみたいな変貌を遂げる
・尚文が元の世界で使えていた盾をほとんど使えないこと、絆の異世界で色々素材を吸わせて、この世界でも使える新しい種類の盾を解放していたこと、などが説明も言及もされない
・ラフちゃんの名前が付けられる流れが違う(これは媒体によっては違うのでそこまで問題は無い)