10月12日、10月13日、10月14日の3連休はラグビーワールドカップの試合が予定されているだけじゃなく、
全国各地で様々な催しが予定されているものの、台風19号(ハギビス)の日本列島直撃がほぼ確実となってしまいました。
しかも台風19号(ハギビス)の勢力は2019年の今年、千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号に
勝るとも劣らない勢力となっていて、千葉県よりも広範囲にわたって停電が起きたり、
断水や浸水といった被害が起きる危険性が指摘されています。
台風19号(ハギビス)の停電・断水対策
台風19号(ハギビス)の影響で停電する可能性は十分に考えられます。
強風にあおられて屋根や看板が吹き飛んでしまい電線に引っかかって断線することもあれば、
街路樹が倒木して電柱にぶつかって倒壊し、停電することもあり得ます。
台風19号(ハギビス)で強風・大雨が予想されている場合には、
停電しても良いようにモバイルバッテリーなど充電器には事前に電力を補充しておきましょう。
また電池で動く電子機器があれば電池も買い揃えるようにして、
夜間の照明を確保するためにろうそくや懐中電灯の用意も必要です。
上水道・下水道に関しても逆流の危険性があるため、
トイレやお風呂の排水溝から下水道が漏れてくるのを防ぐために、
土嚢ではなく水嚢をを作って対策をするのが効果的です。
上水道・下水道には異常がなくてもマンションに住んでいる場合には、
停電の影響で給水ポンプが動かなくなり断水してしまうことがあり得るので、
お風呂にお水をためてトイレの水を流せるようにしておきましょう。
台風19号(ハギビス)の浸水対策
ベイサイドのように海に面しているなど海面からの高さ(海抜)が低い地域に住んでいる場合には、
台風19号(ハギビス)で浸水被害が起きる可能性も考えられます。
アンダーパス(地下トンネル)のように部分的に海抜が低くなっている地点でも、
大量の雨水がたまって車の通行が不可能となることがあります。
車はできるだけ海抜の高いところに移動するようにして、
家には玄関などに土嚢を積み上げて浸水対策をする必要があります。
台風19号(ハギビス)は避難情報(警報,勧告)もこまめにチェック!
千葉県に大災害をもたらした台風15号と同等以上の勢力を持った台風19号(ハギビス)が東京直撃のみならず、
日本列島を縦断するように直撃していきますので、全国的に大雨・強風・洪水警報はもちろんのこと、
避難情報(避難勧告)も最新情報を入手できるようにしておきましょう。
台風19号(ハギビス)のような大規模な自然災害で恐ろしいのは、
「自分だけは大丈夫だろう」とか「まさか非難するほどの被害はないだろう」と、
自己判断で安全性を過剰に高く見積もってしまうこと。
人間は思い込みに支配されやすい生き物で
「安全性バイアス」と呼ばれる偏った考え方を持ちやすいことが心理学的に判明しています。
災害発生時に逃げ遅れてしまう人の多くは、
安全性バイアスの罠に陥ってしまった人たちだと想定されますから、
自分の住んでいる地域・自治体で避難勧告が発令された際には、
速やかに避難を開始するようにしましょう。
その際、批難先に十分な避難グッズ(食料や就寝グッズなど)が用意されているとは限らないので、
台風19号(ハギビス)の影響がまだ見られないうちに避難道具を一か所にそろえるなど、
自分のみは自分で守る準備を整えておきましょう。