テセウスの船は父親の冤罪を晴らすために息子がタイムスリップして事件の真相を晴らすという、SFチックな要素はあるものの、
ストーリーの構成はtbs日曜劇場のドラマに選べられておかしくない骨太の内容となっていますよね。
主演の竹内涼真さんの演技も冴えており、感情移入する人が続出していますが、
第2話の放送を終えた時点でテセウスの船で長谷川翼の正体は誰なのか?死因や犯人は誰なのか?が気になる人がたくさんいます。
テセウスの船の長谷川翼の正体,死因は?#あらすじ原作ネタバレ
テセウスの船には漫画の原作がありますが、ドラマとは設定(あらすじ)がちょっとずつ異なっているんですが、
漫画の原作に沿って長谷川翼の正体や死因、犯人は誰なのか?といったネタバレ情報をまとめています。
まず長谷川翼の正体はというと、テセウスの船の真犯人じゃありません。
長谷川翼が今後、テセウスの船のストーリーに深くかかわるようなこともなく、単なる子供好きの新聞配達員で純粋に早々と退場しただけの登場人物となります。
長谷川翼は三島明音ちゃんと一緒に遺体で見つかり、
明音ちゃん乱暴をした形跡が見られることから、三島明音ちゃん殺害の犯人は長谷川翼。
※心の知る本来の歴史では三島明音ちゃんは行方不明になったまま発見されていなかったので、これで未来が少し変わります。
佐々木紀子という女性と婚約中で同棲していたわけですが、
長谷川翼はサイコパスで、子供好きも実は常軌を逸したものがありました。
長谷川翼の部屋には子供の写真を多く飾っている様子が描写されていましたが、
性的な目で見ていたと思うとちょっとぞっとしますね。汗
音臼村で起きていた様々な不可解な事件の多くに長谷川翼が直接・もしくは間接的にかかわっています。
- 荒川橋で発生した雪崩に木村敏行が巻き込まれ死亡
- 元宮城県議会議員の田中義男が自宅で火事により死亡
- 三島明音の殺害・失踪
- 今西工業の犬が不審死
- 除雪作業を行っていた竹下好夫が自宅の屋根から転落死
- 佐々木紀子のシアン中毒による自殺
そんな長谷川翼の死因はなんだったんかというと、青酸カリの服毒が原因です。
長谷川翼の死因となった青酸カリは農薬のパラコートとはまた別の毒物なので、
どこから手に入れたのか?誰が長谷川翼に飲ませたのか?が気になるところですが、
真犯人(黒幕)が大きくかかわるところなので、次の項目で詳しく触れていきます。
テセウスの船の真犯人(黒幕)は誰?#あらすじ原作ネタバレ
長谷川翼の死因となった青酸カリは誰が飲ませたのかというと、加藤みきおです。
加藤みきおも長谷川翼から実は性的虐待を受けていて、長谷川翼のことを以前から脅していたんです。
三島明音を誘拐するように指示したのも実は加藤みきおだし、
青酸カリの入手先も佐々木紀子が務めるメッキ工場で、
婚約者の長谷川翼を仲介して入手に成功しています。
三島明音ちゃん誘拐事件や音臼小無差別殺人事件以外にも、
三島千夏ちゃんの除草剤誤飲事故
音臼小のウサギ殺害
といった事件も加藤みきおが起こしたもので、すべては加藤みきおの歪んだ欲望のなせる所業だということが明るみになります。
テセウスの船の意味,原作の結末ネタバレ1#あらすじ
テセウスの船のストーリーでは、心は三島明音の事件後に現代に戻ってくるわけですが、
本来の歴史では死んだはずの佐々木紀子が生きていて、事件に協力をしてくれる約束を取り付けます。
また心は結婚もしていなければ子供も生まれておらず、佐野和子は一家心中を図り和子と長男の慎吾は死亡していました。
姉の鈴だけが生き延びていてと正体を隠して婚約して「木村みきお」という人物と結婚していて、
すでにお腹の中には加藤みきおの子供を宿していました。
「木村みきお」とは音臼小無差別殺人事件の唯一の生存者だった「加藤みきお」で、
事件後、音臼小学校の教師だった木村さつきの養子となったため木村みきおという名前になっています。
心の知る歴史とは世界線が大きく変わり一時は意気消沈するも、再び真犯人を見つけるべく行動を開始しようとしたところ、
協力をしてくれるはずだった佐々木紀子も何者かによって殺害されてしまいます。
誰が佐々木紀子の命を奪ったのかというと、ネタバレ的には加藤みきおが最も怪しいものの、
実際には木村みきおの母親となった木村さつきです。
息子の犯行を知ってしまったため、真相を暴かれたくないために犯行に及びました。
重要な証言者を失ってしまったものの、ここでまた心は過去にタイムスリップすることができて、
過去から未来を変えるチャンスをつかむことができます。
テセウスの船の意味,原作の結末ネタバレ2#あらすじ
加藤みきおがなぜ、数多くの人を犠牲にしてきたのかというと、理由はたった一つ。
心の姉の鈴のことが好きだったからです。
三島千夏ちゃんに除草剤パラコートを飲ませたのは千夏ちゃんが鈴のことを馬鹿にしていたから
長谷川翼に三島明音ちゃん誘拐を指示したのも、
鈴のことを馬鹿にし千夏ちゃんの妹だったからという理由によるものです。
こうした事実が次々と明らかになっていき、心は父親の佐野と共に加藤みきおの逮捕に向かうものの、
加藤みきおの協力者によって阻まれてしまいます。
その人物はなんと心と同じく未来からタイムスリップしてきた加藤みきお本人。
未来の加藤みきおは「加藤信也」と名乗り、加藤みきおと鈴が結ばれる結末を迎えるように手引きをはじめるんですが、
最終的には心が自分の命を投げ出すことによって音臼小無差別殺人事件が起きるのを防ぐことができ、ハッピーエンドを迎えます。
テセウスの船の意味,原作の結末ネタバレ2#あらすじ
「テセウスの船」というタイトルにはどんな意味があって、どんな理由でこのタイトルになったのかというと、
心は命を落としてしまったものの、それは佐野文吾が音臼小無差別殺人事件の冤罪を着せられていた世界線です。
少なくとも「テセウスの船」では未来は1回変わっていて、さらに加藤みきおの犯行を食い止めたことによって、また別の世界線につながっています。
音臼小無差別殺人事件の起きなかった世界線では、佐野家は平穏な日々を送ることができていて、心も無事に生まれすくすくと成長しています。
成長後の姿は死んでしまった心とうり二つで、仕事は教師をしており妻の由紀とも出会い婚約をしている歴史になっています。