タイで今、若者や学生が中心となって「ハム太郎」のリズムに合わせてデモ行進をしているようでその動画がネットで注目を集めていますね。
ハム太郎といえばアメリカをはじめ世界中で放送されていた隠れた日本の名作アニメの一つで、タイでもちろん2002年ころから放送されていました。
タイでなぜハム太郎デモ?理由は?
タイでは7月20日に若者がバンコク中心部の民主記念塔周辺に集まりプラユット・チャンオーチャー政権への抗議活動(デモ)を計画。
タイの軍事政権は5人以上の「政治集会禁止令」を盾に許可しなかったものの、7月21日に強硬実子。
バンコクのタマサート大でデモを開始すると22日には約3キロ離れた首相府に向かいます。
そこで警官隊に阻まれ主要メンバー5人を含む14人が逮捕される結果に終わっています。
総選挙の早期実施を求めることがデモの目的とされていますが、ネックとなっているのが「政治集会禁止令」です。
つまりタイでは5人以上が参加する政治デモは実質的に禁止されていることから「これはデモではない」というニュアンスを持たせるためにハム太郎の歌が採用刺されたものと考えられます。
タイで放送されていたのは2002年ころなので、タイで今、ハム太郎デモに参加をしている若者はちょうど、子供の頃にリアルタイムでハム太郎を視聴していた世代。
参加者の多くが慣れ親しんでいるのですぐに覚えられるからハム太郎がデモに流用された形ですね。
[動画]タイでハム太郎デモ!
2000年代アニメ「とっとこハム太郎」のオープニング曲「ハム太郎とっとこうた」は、台湾でもアニメソング専門DJイベントで流したところ、
100人近くがダンスフロアをぐるぐる走り回り続けるという異様な光景がネットで話題となったこともありました。