洛星桜とは？どんな内容？
tiktokで小学校の国語に当時の子供達や保護者からの苦情で教科書ごと処分されたという「洛星桜」はどんな物語なんでしょうか？
洛星桜とは？tiktokで小5国語に苦情で教科書ごと処分
結論から言うと、tiktokで小学校の国語に当時の子供達や保護者からの苦情で教科書ごと処分されたという「洛星桜」は創作です。
実在する物語がヒントになっている可能性はありますが、少なくとも「洛星桜」が国語の教科書に採用されたという事実は確認できていません。
なお、国語の教科書によく採用されている物語には次のようなものがあります。
■１年
はなのみち
おおきなかぶ
おむすびころりん
くじらぐも
ずうっと、ずっと、大すきだよ
たぬきの糸車
■２年
ふきのとう
おてがみ
スイミー
スーホの白い馬
■３年
モチモチの木
ちいちゃんのかげおくり
■４年
一つの花
ごんぎつね
白いぼうし
■５年
大造じいさんとガン
■６年
やまなし
海のいのち
小5国語の教科書の採択基準｜洛星桜のように苦情で処分はある？
国語の教科書の採択基準について、詳しく説明します。
現在使用されている教科書には、大きく分けて以下のような種類があります。
民間の教科書発行者による文部科学大臣検定済教科書：ほとんどの学校で使用されており、著作者や編集者の創意工夫が生かされた教科書です。文部科学大臣が客観的かつ公正に検定を行い、適切な教育的配慮がなされたものが学校で使用されます。
文部科学省著作教科書：高等学校の一部や特別支援学校用の教科書など、需要数が少なく民間による発行が難しい場合に、文部科学省が著作・編集した教科書が使用されます。
学校教育法附則第9条第1項に基づく教科書：特別な場合に、教科書検定制度外の図書が使用されることもあります。
学習者用デジタル教科書：紙の教科書と併用して使用される、電子版の教科書です。主体的・対話的で深い学びを促進し、学習上の困難を軽減する目的で導入されました。
教科書の検定は、以下の流れで行われます。
発行者が教科書を検定申請し、文部科学省の教科書調査官や教科用図書検定調査審議会による調査を受けます。専門委員も必要に応じて調査に参加します。
審議会では、教授などの委員が報告された調査結果をもとに、教科書の内容が学習指導要領に適合し、適切な教材であるかどうかを審議します。
審議の結果、合否が決定されます。修正が必要な場合は、申請者に修正を促す通知が行われます。
修正が行われた教科書について再度審査が行われ、最終的な合否が決定されます。
学校で使用する教科書の採択は、「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律」に基づいて行われます。
発行者が次年度に発行する教科書の書目を文部科学大臣に届け出ます。
文部科学大臣は届け出書目を一覧表にまとめて教科書目録を作成し、都道府県教育委員会や市町村教育委員会に送付します。
発行者は教科書の見本を送付し、都道府県教育委員会や採択権者に採択の参考として提供します。
都道府県教育委員会は、教科書選定審議会を設置し、専門的な調査や研究を行います。
採択権者は、都道府県の選定資料や独自の調査をもとに、1種目につき1種類の教科書を採択します。
■採択基準
内容: 学習指導要領に合致しているか、誤りや不正確なところがないか
構成: 理解しやすい構成になっているか、系統的に学習できるか
表現: 子供たちの興味を引く表現になっているか、適切な言葉遣いがされているか
使用上の便宜: 大きさや紙質が適切か、使いやすいデザインか
