自分の意思では抑えきれないほどの便意・尿意に襲われる病気
(潰瘍性大腸炎)などを抱えている人のために「トイレ優先カード」が提唱され話題になっています。
8月22日のとくダネでも取り上げられていましたがすでに女優の高橋メアリージュンさんも、
トイレ優先カードの実現をツイッターで訴えていました。
トイレ優先カード(とくダネ)に高橋メアリージュンも支持!
トイレ優先カードとはその名の通り、トイレを待つ行列ができていたとしても、
優先的にトイレに入らせてもらえるようにしてほしい!と訴えるためのモノ。
イメージとしては、
- マタニティーマーク
- 耳マーク(聴覚障害者標識)
- ヘルプマーク
といった感じじゃないでしょうか。
※ヘルプマークは義足や人工関節を使用していたり、内部障害や難病の患者が持つマークです。
高橋メアリージュンさんがトイレ優先カードの実現を切実に訴えるのも、
自分自身が潰瘍性大腸炎を患って、大変な苦労をしたからです。
症状をわかっていて、長時間、トイレに行けないことがわかっている場合に、
事前にトイレを済ませておいても、急に次の波が来ることもあり、
そんな時、すぐにトイレにいけないとなると絶望的な気分になると、
辛い心情が吐露されています。
現在、とくダネで司会兼コメンテーターを務めている「小倉智昭」さんは、
トイレ優先カードが必要な病気ではないものの、膀胱全摘出手術を行い、
「ストーマ」と呼ばれる人工膀胱をつけています。
トイレ優先カードが必要な人の気持ちは良くわかるんじゃないでしょうか。
トイレ優先カード(とくダネ)が必要な潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎とは日本では難病指定されている病気で、
腹痛が頻繁に起こるだけじゃなく下血を伴うこともある下痢が、
不意に訪れる症状が現れます。
20代から30代の若年者での発症例が多いようで、
日本の患者数は166,060人(平成25年度)と、1000人あたり1人程度しかいないため、
周囲の理解を得るのが難しい病気と言えそうです。
人によっては血便が止まらなくなったり、
何も食べられなくなることもあるようで、やむを得ず、
おむつを履いた生活を余儀なくされるケースもあるんだとか。
安倍首相が最初に総理大臣を務めていた際、「潰瘍性大腸炎」を理由に辞任したこともありましたが、
その時には「単なる腹痛で一国の首相を辞任するなんて!」と非難の声が一時は上がりました。
とくダネの小倉さんも実は「ちょっと子供みたいだったと思うよ」と発言したことで、
「誰も好き好んで病気になるわけじゃない」と非難が殺到。
「難病であるにもかかわらず不適切な表現をしてしまいました。」と謝罪をする事態になっていました。
今回のとくダネでのトイレ優先カード特集に関しては、
汚名返上なるか?といった感じではないでしょうかね。