第68回 十勝港まつり「第34回 十勝港海上花火大会」について。
十勝港海上花火大会は、毎年8月3日に開催され、十勝管内で唯一、港で開催される花火大会です。
約6000発の花火が打ち上げられ、十勝港は国の重要港湾に指定されており、花火が打ち上げられる第4埠頭は、8万トン級の大型船が着岸できる水深13mの岸壁を備えています。
十勝港海上花火大会(広尾)2024屋台の場所はどこ?
十勝港海上花火大会では、花火大会当日の12:00から21:00まで、花火打ち上げ会場となる十勝港第4埠頭に多くの屋台が出店します。
なお、屋台は、お祭りやイベントなどで一時的に営業許可を得て出店する、移動式の飲食店や露店のことです。
屋台の起源は、第二次世界大戦後に都市部で普及した闇市と深い関係があります。 当時の屋台は、非合法に高値で商品を売買する闇市の一部でしたが、戦後復興が進むにつれて整理され、現在では、お祭りやイベントなど特別な時に営業許可を得て出店する形が一般的です。
屋台の魅力は、多種多様なお祭りグルメを楽しむことができる点にあります。定番の食べ物から地域独特の珍しい食べ物まで、幅広いメニューが用意されています。
屋台の定番メニュー:
- 粉物: 焼きそば、たこ焼き、お好み焼き、たません、はしまきなど
- ご飯系: 焼き鳥、肉巻きおにぎり、流しそうめん
- つまみ系: いか焼き、焼きとうもろこし、枝豆、きゅうりの一本漬け、牛串、ケバブなど
- スナック系: フライドポテト、アメリカンドッグ、チーズハットグ、ポップコーンなど
- 甘い系: かき氷、わたあめ、りんご飴、チョコバナナ、ベビーカステラ、クレープ、チュロス、水あめ、冷やしパイン、スイカなど
- 飲み物: ラムネ、ビール、カルピス、タピオカドリンク、レモネードなど
地域独特の屋台メニューの例:
- フレンチドッグ(北海道): グラニュー糖や砂糖をまぶしたアメリカンドッグ
- キャンドルボーイ(北海道、山形): フランクフルトに餅を巻いたもの
- ジャンボ黒こんにゃく(青森): 醤油ベースの味付けの黒いこんにゃく
- どんどん焼き(山形、富山): 地域によって異なるが、小麦粉の生地に様々な具材を乗せて焼いたもの
- 一休だんご(盛岡): 醤油ダレをつけた大きなお餅
- レインボーアイス(栃木): カラフルなアイスクリーム
屋台は、お祭りムードを盛り上げるだけでなく、日本の食文化に触れることができる場所でもあります。
十勝港海上花火大会(広尾)2024穴場の見える場所はどこ?
- 十勝港展望台: 花火打ち上げ会場から少し離れた場所に位置し、花火全体を見渡せるスポットです。 駐車場とトイレも完備されているため安心です。
- 大丸山森林公園: 会場から少し距離はありますが、小高い丘の上にあるため、花火と夜景を同時に楽しむことができます。 水中花火を見下ろすような、会場とは違った角度から花火を鑑賞できます。 こちらにも駐車場とトイレがあります。
ちなみに、花火の種類には大きく分けて「割物」と「ポカ物」の2種類があります。
割物:
- 玉が破裂して球形に星が飛び散る、花火大会で最も多く見られる丸い花火です。
- 菊(きく): 星が尾を引きながら放射状に飛び散る、伝統的な花火です。花びらの先の色が変化する「変化菊」もあります。
- 牡丹(ぼたん): 菊と同様に丸く広がりますが、尾は引かず、光の点が広がります。菊よりも光が鮮やかです。マグネシウムなどを使った明るい種類は「ダリヤ」と呼ばれます。
- 冠(かむろ): 星が比較的長く燃え、丸く広がって流れ落ち、地面近くで消えるのが特徴です。
- 型物(かたもの): 光の点や線で、ハートやスマイルマーク、蝶、土星など、さまざまな形を描きます。近年では、文字や立体的な形状を描くこともあり、バリエーションが広がっています。
- 万華鏡(まんげきょう): 和紙で包んだ星を玉に詰め、上空で星が開くと、万華鏡のような形になります。
ポカ物:
- 玉が上空で割れて、中の星が破裂しながら落ちていく種類です。
- 柳(やなぎ): 花火玉が割れた後、柳の枝のように光が落ちてきます。「彩色柳」という、色が変化しながら光が落ちてくる種類もあります。
これらの花火は、花火師の熟練した技術によって作られ、夜空を彩ります。花火大会のプログラムには、花火の種類や順番が記載されていることが多いので、事前に確認しておくと、より花火を楽しむことができます。
十勝港海上花火大会(広尾)2024混雑・渋滞について
- 十勝港海上花火大会は、多くの人が訪れるため、会場周辺の道路は大変混雑します。 交通規制に関する最新情報を事前に確認し、リアルタイムの渋滞情報を参考にしながら、迂回ルートの利用も検討しましょう。
- 車で行く場合は、会場から少し離れた場所に駐車場を確保しておくとスムーズです。 akippaなどの駐車場予約サービスを利用すれば、事前に駐車場を確保できるので安心です。 akippaは、空いている月極駐車場や個人宅の駐車場を予約できるサービスで、コインパーキングよりも安い料金で利用できることが多いです。
その他:
- 花火大会は夜間に行われるため、会場内は足元が暗くなります。懐中電灯を持参すると便利です。
- 会場周辺での違法駐車や、民家への無断駐車は迷惑となるため控えましょう。
十勝港海上花火大会(広尾)2024楽しみ方
場所取り:
- 花火大会の会場は、公園や河川敷、海辺などで行われることが多く、場所取りは開始時間よりもかなり前から始まることが多いです。
- 特に、子供連れの場合は、少し遠くても、座って見ることができ、トイレや飲食施設が近い場所を選びましょう。
- 広い敷地で、自然豊かな環境である能代公園もおすすめです。観覧エリアが広いので、比較的余裕を持って観覧できます。
- 会場から少し離れた場所にある常呂川河川敷は、自然の中で花火を楽しむのに最適な穴場スポットです。人が少なく、広々とした空間でゆったりと花火を鑑賞できます。
持ち物:
- 夏の花火大会は、雷雨や夕立に突然見舞われることが少なくありません。傘やレインコートなどの雨具を持参しましょう。
- 小雨が降っている場合は、傘ではなくレインコートがあると便利です。人混みの中では傘をさすのは危険ですし、周囲に迷惑をかける可能性があります。
- レジャーシートがあると便利です。場所取りや休憩に最適です。
- 会場内は足元が暗くなるため、懐中電灯を持参しましょう。
- 長時間座ることになるので、折りたたみの椅子があると便利です。
- 蚊などの虫よけ対策として、虫除けスプレーを持参しましょう。
- 屋台で食べ物を買ったり、飲み物を買ったりする際に、小銭があると便利です。
- スマートフォンの充電切れに備えて、モバイルバッテリーを持参しましょう。
- 万が一のために、絆創膏などの救急用品を持参しましょう。
その他:
- ゴミは各自で持ち帰りましょう。
- 花火大会会場内は禁煙です。歩きタバコは大変危険なのでやめましょう。
- 花火大会を楽しむために、事前にプログラムを確認しておきましょう。プログラムには、花火大会の順番や花火の種類、花火師の紹介などが記載されています。
これらの提案を参考に、花火大会を満喫してください!
まとめ:十勝港海上花火大会(広尾)2024屋台・穴場の見える場所はどこ?
十勝港海上花火大会は、北海道広尾郡広尾町で開催される、十勝管内で唯一の海上花火大会です。毎年約2万人が訪れ、十勝の夏の風物詩として親しまれています。 会場は、十勝港第4埠頭(広尾町会所前6丁目)です。 2024年の開催日は8月3日(土)、荒天の場合は8月4日(日)に延期となります。 打ち上げ時間は19:30~20:30で、約6,000発の花火が打ち上げられます。
■見どころ
- 海上花火ならではの多彩な演出:中国花火や、海面に花開く水中花火は港ならではの見ごたえです。
- 迫力満点の花火:直径200メートル以上に広がる花火など、迫力あるプログラムが用意されています。
- 多彩なイベント:花火大会以外にも、屋台の出店や様々なイベントが開催されます。
■アクセス
- 電車:JR帯広駅から広尾行バスで約120分、並木通2丁目停留所から徒歩25分
- 車:帯広広尾道忠類大樹ICから約40分(国道236号広尾方面へ)
大会当日は、会場周辺で交通規制があります。 駐車場は、会場周辺に約2,500台分の無料駐車場が用意されています。 しかし、例年大変混雑するため、公共交通機関の利用、または早めの到着がおすすめです。
■穴場スポット
- 十勝港展望台: 会場から少し離れた場所にあり、夜空に映える花火全体を見渡せる絶景スポットです。駐車場とトイレも完備されています。
- 大丸山森林公園: 会場から少し距離がありますが、小高い丘の上にあるため、花火と夜景を一緒に楽しむことができます。水中花火を見下ろすような、会場とは違った角度から花火を楽しめます。駐車場とトイレもあります。
■その他
- 有料席はありません。
- 詳細情報は、十勝港まつり協賛会(広尾町水産商工観光課)にお問い合わせください。(電話番号:01558-2-0177)