「時をかける少女」で千昭は未来になぜ帰ったんでしょうか?
物語のその後はどうなる?
時をかける少女で千昭はなぜ帰った?
1 まことが最後の一回を使う。
2 事故が起きそうになる。
3 時間が止まる。
4 まことが驚く、ちあきが来る。
5 ちあきが正体を明かす。
6 ちあきが「いた」世界では事故が起き、まことが泣き喚く。仕方なく、ちあきがタイムリープ発動。
8 そこで、ちあきがまことのチャリを二人が使う前によこどり。
9 8はちあきの最後のタイムリープ(携帯での「お前タイムリープしてない?」)より<前>の時間。
10 9の時点ではちあきは一回分のタイムリープが出来る状態。
理屈的にはではこんな感じになりそうです。
千昭は最後の1回を功介たちから自転車をかっぱらって来たので帰れなくなったはずですよね??
なのにその後、千昭は姿消すと未来に帰りますが、まずもともとタイムリープできるのは千昭でした。
千昭の落としたタイムリープのマシンを誤って使ってしまったのが真琴
真琴はタイムリープの制限を知らずに使っていて途中で制限に気付く その後戻りすぎて最初のほうに戻る
真琴は最初のほうに電車にひかれかけますがタイムリープでそれ自体をなくしました
それでその時間に戻って自転車で普通に登校
ですが功介とその彼女はその真琴の自転車に乗って踏切に向かいました
この後起こるのは自転車の事故
それを止めようとしますが千昭に「お前 タイムリープしてるだろ?」と言われ最後の1回をそこで使ってしまう
そこで真琴のタイムリープは0回になります
そして事故が起こる
真琴は功介を助けようとして最後のタイムリープを行いますが、結局、かなわずに功介は死んでしまいます。
(この部分は千昭の説明の中でのみ語られます。)
千昭はそこで仕方なくその後の時間帯から事故の起こる前の時間帯にやってきて、自転車を持ち出すことにより、事故が起きないようにします。
千昭による時間改変により、最後の1回分を行う前の世界に戻ったということでしょう。
(真琴が転んだときにできた怪我が消えたのもそのため?)
ただし、これだと、この間の真琴の記憶が残っていることの合理的説明がつきません。
2人の時間旅行者がそれぞれタイムリープを行った場合の相手に与える影響という面では、作中でもきちんと示されてはいません。
不合理な面が多々ありますが、時間旅行にはパラドックスが付き物ですので、ここはいたしかたのないところでしょう。
時をかける少女その後は?
「時をかける少女」はアニメも原作小説も続編はありません。
ちなみに原作版が発表された後、「タイムトラベラー」というタイトルでNHKで映像化された作品として「続タイムトラベラー」があります。
その後「続タイムトラベラー」というタイトルでオリジナルの続編が制作され、それのノベライズ版として出ました。当然、筒井康隆さんは書いていません。
前作を受けた続編ですが、ストーリーは脚本を担当した石山透のオリジナル。タイムトラベルで行方不明になった仲間を助けるべく、ケン・ソゴルが和子の前に再び登場します。
1983年後悔の原田知世版「時をかける少女」はほんの少しだけ、未来のシーンがあります。