トナカイのミステリーサークルがすごい!理由・目的はなぜ?

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トナカイの集団が同じ場所をぐるぐると回り、まるでミステリーサークルような足跡を残す様子がネットで話題になりました。

中央のトナカイだけはほとんど動かない様子も、トナカイがなぜこんな行動をするのか?その理由・目的をめぐって様々な意見がみられました。

this drone footage shows a reindeer cyclone in all its glory
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トナカイのミステリーサークルがすごい!理由・目的はなぜ?

トナカイによるミステリーサークルは、保温行動説などもみられましたが、近年は弱い個体を保護する説が有力とされています。

捕食者であるヴァイキングから最も弱い仲間を捕食者から守るためのトナカイの集団防御戦略で、ノルウェーでは初期のヴァイキングにとって、トナカイは重要な資源でした。

肉が食料となることはもちろん、皮や枝角、骨の全てが人間の暮らしに役立てられてきたものの、トナカイにとっては人間はクマやオオカミ同様に天敵とみなされるようになります。

生きていくための資源としてトナカイを捕まえに来る人間に対抗すべく、普段から大群で行動するトナカイが身を守るための戦略も群れで行うようになったと考えられます。

トナカイは、サークルの中心部分に無抵抗の子供のトナカイを置いて、らせん状を描いて敵を混乱させるという。

トナカイは丸くなって塊で走ることで、人間だけでなくオオカミやクマも、特定のトナカイが狙われにくくさせているというわけです。

WATCH hypnotic dance of the reindeer

■個体は群れの意志に従っているだけ

昔、水族館でイワシの群れを見ていると、円筒上の細長い水槽にイワシが多量にいて、それらが一方向にずーっと泳いでいる。近寄って見ると個々のイワシたちの個性も多少は感じるので(大きいとか小さいとか目がでかいとかあごが長いとか)彼らがそれぞれ何かを考えながら自由意志で泳いでいるようにも見えなくもない。

しかし、遠目で見ると「イワシの群れ」という一つの存在がぐるぐるまわっているという印象を持ちます。個々のイワシが主体的に行っているように見える判断は、結局のところ全体の統一感を破壊することはありません。それどころか全体からの要請で自分の役割を演じているだけに思えます。

つまり、彼らは自由意志の錯覚(おれは自由に海を泳いでいるのだ!)に陥りながら、実のところは全体の「意志」に従っているだけの「一部分」なのです。

https://news.yahoo.co.jp/byline/sowatoshimitsu/20210403-00230613/

水中の魚も、サメなどの大型の魚やイルカなどその他の捕食者から身を守るために、弱い個体が群れで固まって防御を行うことが知られていますね。

先ほどの膵臓間では展示しているマイワシがかなり減ったので新しい群れを追加したところ、新しい群れの泳ぐ方向がそれまでと逆になったそうです。

さらに新旧のマイワシは混じり合わず、それぞれに別の群れをつくり水槽の中で上下に分かれて逆方向に泳具ようになり、片方の群れがほとんどなくなるまで別々の方向にぐるぐる回っていたそうです。

水槽に入れたマイワシの群れはいったん泳ぐ方向が決まると、変えることなくずっと一方向に回転し続ける修正があるようです。

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