映画「トップガン:マーヴェリック」は前作を見てないと話の内容を理解できないんでしょうか?
つながりを知らない状態でも映画「トップガン:マーヴェリック」は楽しめる?
トップガンマーヴェリック前作見てない!つながり知らない!
映画「トップガン:マーヴェリック」は観ていないくても大丈夫ですが続編なので1作目観てからだと楽しさ倍増しますよ
まったく話が分からないことはないと思いますが、前作をオマージュしているシーンがあったりするので見ることをオススメします。
登場人物との関係性も分かりますし、主人公の葛藤なども前作を見るとより感情移入できます
ちなみに、トップガン・マーヴェリックで、前作トップガンのテーマ(デンジャーゾーン)が流れるシーンもあります。
そもそも、TOPGUNの設立理由ですが、ベトナム戦争でミグ戦闘機との空中戦で当初の目標よりもキルレシオがとんでもなく低かった事が理由です。
当初はレーダー誘導対空ミサイルによる目視外戦闘が主流となると想定され、格闘戦は滅多に起こらないと思われていました。
F4戦闘機に至っては、当初機関砲を装備していないレベルでした。
しかし政治の介入によって、目視後の攻撃が義務化されてしまう事態が発生。
当時のミサイルの性能もあって、相手の背後を取ってミサイル及び機関砲での攻撃と言うWW2時代に戻る行為が求められる事になりました。
その為の訓練学校としてTOPGUNが設立されることになりました。
ちなみにTOPGUNそのものは96年にNAWDC統合されています。
今現在について
湾岸戦争ぐらいから、まともな航空戦(同規模の航空戦力のぶつかり合い)は起きていません。
ですが、ベトナム戦争の戦訓として各国空軍は機関砲を装備していますしドックファイトの訓練を実施しています。
直近だと(トップガンのマーヴェリックことピート・ミッチェル大佐のいる)アメリカ海軍では、2017年にシリア上空にてシリア空軍のSu-22を撃墜したのが直近にあった空中戦…(というかミサイルによる狙撃)ですね。
それまで1991年?2016年までの25年間にわたって、一度も空中戦が発生しておらず、現役世代のパイロットに実際の空中戦経験者はゼロという状態でした。
2017年6月17日、アメリカが同盟相手として支援するシリア反体制派「SDF(シリア民主軍)」に対し、シリア政府軍ならびにロシア軍が空爆を行ったために、アメリカ海軍は攻撃を速やかに止めるよう警告したが無視された。そのため、集団的自衛権に基づき、AIM-120アムラーム中射程ミサイルを発射しこれを撃墜した。
『トップガン:マーヴェリック』のもう一人の主人公格であるF/A-18Eスーパーホーネットとしても海軍飛行隊へのデビュー以来、これが初の戦果に。
ちなみに、アメリカ空軍の側だと1999年のコソボ紛争時にユーゴスラビア空軍のMiG-29と戦って撃墜したのが現在まで長らく最後の空中戦となっていましたが、2021年にF-15Eがイランの無人偵察機シャヒードを撃墜した事で更新されました。
同じく2021年にはサウジアラビア空軍のF-15Eとイギリス空軍のタイフーンも、戦闘機で侵入するドローンを撃墜するという事例がありました。
本格的な戦闘機同士のドッグファイトは、仲の悪いトルコとギリシャのF-16やミラージュ2000が、エーゲ海上空で威嚇のために激しい接近飛行をたびたび繰り広げていて、実際に撃たないまでも接触?墜落事故に至ったこともあります。
今ウクライナ戦争に於いて、ウクライナ軍がMiG-29やSu-27にて、ロシア軍戦闘機を空対空ミサイルで複数撃墜したと主張をしていますが、現時点で第三者的な確認は取れていません。機体の残骸や遺体などからロシア空軍に相当な損失が発生しているのは間違いないが、空中戦によるものか地対空ミサイルによるものかまでは不明。