となりのトトロの時代設定|戦後?戦争中?時代背景はいつ?

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『となりのトトロ』の時代設定について

『となりのトトロ』の時代背景は戦後なのでしょうか?それとも戦争中?

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となりのトトロの時代設定|戦後?戦争中?時代背景はいつ?

『となりのトトロ』の時代設定は昭和28年(1953年)です。これは、テレビがまだ普及していない時代として設定されました。

時代設定が昭和28年である根拠

  • 宮崎駿監督自身の発言: 『コクリコ坂から』のパンフレットに掲載された「企画のための覚書」の中で、宮崎監督は「『となりのトトロ』は、1988年に1953年を想定して作られた。TVのない時代である」と語っています。
  • 作中の描写:
    • お父さんの書斎にあるカレンダーは1955年、電報の消印は昭和32年、お母さんの病室のカレンダーは昭和33年 と、年代の整合性が取れていません。
    • しかし、最初に家族でお母さんのお見舞いに行くシーンに登場する6月のカレンダーは、昭和28年の日付配置と一致しています。
    • また、サツキが使用していた電話は「2号共電式壁掛電話機」と呼ばれる、大正末期から昭和初期にかけて使われていたものです。

昭和30年代と誤解される理由

  • 宮崎監督が初期の構想段階では昭和30年代を想定していた。
  • イメージボードには「昭和30年代初期」と書かれている。

時代背景を反映した描写

  • テレビがない: 当時、テレビは一般家庭に普及していませんでした。
  • 電話が普及していない: 電話は一部の家庭や公共施設などに限られていました。サツキが父親に電話をかける際に、カンタの本家から電話を借りているのはこのためです。
  • オート三輪: 当時、オート三輪は広く利用されていました。草壁家が引っ越しに利用していたのもオート三輪です。

となりのトトロの時代設定|火垂るの墓は?

「火垂るの墓」の時代設定は、昭和20年(1945年)で、戦時中から終戦直後にかけてです。これは、物語の舞台が戦時中であり、戦争描写が含まれていることからも明らかです。

■作品内の詳細

  • 清太の年齢: 主人公である清太は作中で14歳です。
  • 節子の年齢: 清太の妹の節子は4歳です。

■補足

「火垂るの墓」は「となりのトトロ」と同時上映された作品です。

  • 時代背景の対比: 「火垂るの墓」が戦争という暗い時代を描いているのに対し、「となりのトトロ」は戦後復興の時代を描いており、対照的な作品となっています。
  • 公開当時の誤解: 「火垂るの墓」の節子と「となりのトトロ」のサツキは同い年と言われていましたが、これは誤解です。両作品は時代設定が約10年ずれているため、同じ年齢ではありません。

「火垂るの墓」は戦争の悲惨さを描いた作品であり、時代設定はそのテーマを象徴するものとなっています。

となりのトトロの時代の文化

  • テレビがまだ普及していない時代: これは、当時の一般的な家庭環境を反映しています。
  • 電話が限られた場所にしか設置されていなかった時代: サツキが父親に電話をかける際に、カンタの本家から電話を借りているシーンは、電話がまだ貴重品であったことを示しています。
  • オート三輪が人々の移動手段として使われていた時代: 草壁家が引っ越しにオート三輪を使用しているシーンは、当時の輸送手段を反映しています。

まとめ:となりのトトロの時代設定|戦後?戦争中?時代背景はいつ?

『となりのトトロ』の時代設定は、一般的に昭和30年代前半と言われています。しかし、様々な資料や宮崎監督自身の発言から、実際には昭和28年(1953年)が想定されていることがわかります。

■時代設定に関する詳細

  • 昭和28年設定の根拠:
    • 宮崎駿監督は、『コクリコ坂から』のパンフレットにて、「『となりのトトロ』は1988年に1953年を想定して作られた。TVのない時代である」と明言しています。
    • 最初にお母さんのお見舞いに行くシーンに登場する6月のカレンダーは、昭和28年の日付配置と一致します。
  • 昭和30年代との混同の原因:
    • 宮崎監督は、制作当初は昭和30年代を想定していました。
    • お父さんの書斎には1955年のカレンダー、メイが受け取る電報には昭和32年の消印、お母さんの病室には昭和33年のカレンダーが存在します。これらの描写が、昭和30年代とする誤解を生んだ可能性があります。
  • 時代設定が重要な理由:
    • 宮崎監督は「テレビのない時代」を描きたいと考えていました。これは、当時の一般的な家庭環境を反映しており、人々の生活リズムやコミュニケーションのあり方が、現代とは大きく異なっていたことを示唆しています。

■時代背景を象徴する描写

  • 電話の普及率の低さ:
    • サツキが父親に電話をかける際、カンタの本家に電話を借りるシーンがあります。
    • 当時は電話が普及しておらず、限られた家庭や場所にしか設置されていませんでした。
    • サツキが使用していた電話は「2号共電式壁掛電話機」と呼ばれる、大正末期から昭和初期にかけて使われていたものです。
  • オート三輪:
    • 草壁家が引っ越しに使用していたオート三輪は、戦後から昭和30~40年代にかけて普及した乗り物です。
    • このことから、物語が少なくとも戦後であることがわかります。
  • 子どもたちの生活:
    • サツキやメイは、家事のお手伝いを積極的に行っています。
    • 当時の子どもたちは、現代よりも日常的に家事に参加していました。
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