東京大は共通テストの点数で足切りはある?
国公立大学を受験する場合は、共通テスト受験が必須となっていますが、東京大学(東大)は共通テストの点数によって足切りで二次試験を受ける資格がなくなることはある?
東京大学(東大)の共通テスト足切り・ボーダーの点数は何点?
結論から言うと、東京大学(東大)は共通テストの点数で足切りは実施される可能性はあります。
共通テストの足切りはなぜ実施されるのかというと、大学受験の選抜制度として、主に国公立大学で採用されているためです。足切りは、共通テストが国公立大学の1次試験の役割を果たす際に、その点数が一定の基準に達しなかった場合、二次試験を受験する資格をもらえない仕組みです。
国公立大学への受験者数は非常に多く、受験者の絞り込みが必要です。足切りは、この受験者の数を絞り込むための手段の一つです。大学側の視点から見ると、足切りを実施することで、2次試験の採点や受験会場の確保にかかる負担を減らすことができます。
東京大学(東大)の2024年度の「一般選抜入学試験学生募集要項」では次のような説明がありました。
第1段階選抜を行う場合には,表中に掲げる大学入学共通テストの各教科・科目の合計得点により行います。
学力試験の成績は,大学入学共通テストの成績(配点110点:上記の合計得点(900点満点)に900分の110をかけた値をもってこの成績とします。)と個別学力検査(第2次学力試験)の成績(配点440点)とを総合(550点満点)して算出します。
引用:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/admissions/undergraduate/e01_06_01.html
前期で概ね3-4倍
後期で概ね10倍
(数字は学部により異なる)
を超えると共通テストの点の悪い子は2次試験を受けることが出来ないようです。
ただ実際にそこまでの倍率にはなったことはほとんどないようです。
東京大学(東大)の共通テストで足切りいつわかる?どうなる?
共通テストの足切りに関する情報は、各大学の学生募集要項に詳しく載っています。通常、共通テストの第一次選抜の結果発表は、大学によって異なりますが、おおよそ2月15日ごろから3月10日までの期間に行われます。この時に足切りの結果も同時に公表されます。
東京大学(東大)場合、2024年には令和6年2月13日(火)に足切り(第1段階選抜合格者)が発表されました。
また、足切りが行われるかどうかやその倍率などは、各大学が前もって募集要項やホームページで告知しています。足切りの存在や倍率は受験生にとって非常に重要な情報ですので、十分に確認することが大切です。
足切りは、国公立大学の前期試験・後期試験それぞれで適用されます。前期試験で足切りを受けてしまった場合、同じ大学の後期試験には出願できません。なぜなら、国公立大学は前期試験も後期試験も1校しか出願できないためです。そのため、前期試験で足切りされた場合は、すでに出願している後期試験のみ受験が可能となります。
共通テストの足切りの結果は、大学ごとに異なる通知の方法や時期が設けられています。一般的には、学内での掲示や大学の公式ウェブサイトなどで発表されます。これらの詳細な情報は、学生募集要項を確認することで得られます。
まとめ:東京大学(東大)の共通テスト足切り・ボーダーの点数は何点?
大学が足切りを行う主な理由は、以下の点が挙げられます。
受験生の数を絞るため: 国公立大学は限られた定員に対して多くの受験生が受験します。2次試験の採点は大学の教授が行うため、受験人数が多いと採点の労力が膨大になります。足切りを行うことで、ある程度の人数までを受験生から選り分けることができます。
受験会場の確保: 大学の試験会場や施設の都合上、大量の受験者を同時に受け入れることが難しい場合があります。足切りを行うことで、受験者の数を調整し、適切な受験環境を確保することができます。
難関国公立大学の選抜: 特に難関国公立大学では、受験者数が非常に多く、厳しい選抜基準が設けられています。足切りは、志願者の中から一定水準以上の実力を持つ者を絞り込むための手段として積極的に採用されています。
東京大の共通テストでの足切りは出願倍率が一定の倍率を超えた場合にのみ発動します。
この一定の倍率のことを『予告倍率』とか『第一段階選抜予告倍率』と言います。
ある程度以上に難関大では「志願者が多数となった場合には足切りを行う」としていますが、実際に足切りを行う大学は稀です。(足切を行うほど多くの志願者が集まらない)毎年足切りを行っているのは東大(京大もあったかもしれません)くらいです。
しかし、合格ボーダーがセンター得点率で8割前後なので、足切りが行われるなら6~7割前後になるでしょうね。