富山第一高校が第99回全国高校サッカー選手権大会に進出。初戦は高校選手権には初出場となった日本文理大付属高校との対戦となります。
富山第一高校サッカー部メンバー2020
富山第一高校は第99回全国高校サッカー選手権大会富山県予選決勝戦で水橋と対戦。
前半25分に女川陽生が先制ゴールを決めると32分には吉倉昇空が追加点を記録。37分にも天野碧翔が3点目を決めて3-0と大量リードで折り返します。
後半も富山第一はセットプレーから福岡輝がゴールを決め、4-0と完封で危なげなく6年連続31度目の全国大会出場を決めました。
1 GK 平地巧汰 3年 カターレ富山U-15
21 GK 牧優心 3年 スクエア富山
3 DF 女川陽生 3年 スクエア富山
4 DF 桑名創 3年 水橋FC
5 DF 孝井捺希 3年 エヌスタイル
6 DF 石垣魁星 3年 水橋FC
26 DF 富田脩平 3年 スクエア富山
7 MF 福岡輝 3年 スクエア富山
8 MF 中川晟 2年 スクエア富山
11 MF 松井元冴 3年 水橋FC
14 MF 川浪雅規 3年 FCひがし
18 MF 東山英俊 3年 カターレ富山U-15
19 MF 原田文虎 3年 水橋FC
23 MF 森悠人 3年 FCひがし
29 MF 天野碧翔 3年 FCひがし
9 FW 浅野綾太 3年 水橋FC
10 FW 吉倉昇空 3年 カターレ富山U-15
16 FW 津田将 3年 スクエア富山
20 FW 高橋司 3年 エヌスタイル
27 FW 米谷爽汰 3年 kurobeFC
基本フォーメーション・スタメン【5-3-2】
富山第一高校サッカー部の注目選手は?
吉倉昇空
中学時代に所属したカターレ富山U-15では中盤のポジションだったものの、高校1年生の秋からFWにコンバート。
前向きでボールを持つとドリブルとパスを巧みに使い分け、ボールタッチも柔らくしなやかな動きからゴールを量産するストライカーに。
2019年の夏のインターハイ予選までメンバー外だったものの、秋の全国大会ではメンバー入りを果たしました。
2019年の富山第一高校サッカー部メンバー
No. Pos. 選手名 学年 身長/体重 前登録チーム
1 GK 中村 純四郎 3 170/65 富山北FC
2 DF 中園 享成 3 170/60 FC Consorte
3 DF 吉藤 廉 3 171/60 カターレ富山U-15
4 DF 丸山 以祐 3 180/65 カターレ富山U-15
5 DF 真田 滉大 3 168/56 カターレ富山U-15
6 DF 牧野 奏太 3 175/64 カターレ富山U-15
7 DF 清水 聖己 3 176/64 常願寺川公園SC U-15
8 MF 小森 登生 3 172/61 FCひがしジュニアユース
9 FW 鈴木 崚加 3 175/65 SQUARE富山FC U-15
10 MF 高木 俊希 3 173/64 カターレ富山U-15
11 FW 碓井 聖生 3 180/65 FCひがしジュニアユース
12 GK 谷中 春太朗 3 173/68 カターレ富山U-15
13 DF 孝井 捺希 2 178/70 エヌスタイルU-15
14 MF 広瀬 翔一朗 3 160/55 SQUARE富山FC U-15
15 MF 中嶋 颯樹 3 167/57 カターレ富山U-15
16 DF 浦崎 廉 3 175/60 SQUARE富山FC U-15
17 DF 鍋田 竜樹 3 168/62 出町中学
18 MF 竹内 理人 3 176/60 カターレ富山U-15
19 MF 矢崎 謙介 3 167/56 FC豊橋デューミラン
20 FW 高橋 駿斗 3 167/63 Kurobe FC
21 GK 伊部 眞人 3 170/64 SQUARE富山FC U-15
22 MF 伊石 侑生 3 168/63 SQUARE富山FC U-15
23 DF 堀 風斐 3 170/60 FCマルーンU-15
24 MF 中川 晟 1 168/53 SQUARE富山FC U-15
25 FW 吉倉 昇空 2 178/60 カターレ富山U-15
26 MF 田近 隼人 3 166/50 JSC TOYAMA
27 FW 高田 晃 3 168/57 大谷中学
28 DF 尾塩 海斗 3 175/65 カターレ富山U-15
29 DF 堀 雅来 3 180/70 JSC TOYAMA
30 MF 杉本 和真 1 168/56 SQUARE富山FC U-15
富山第一高校サッカー部のJリーガーや進路は?
富山第一高校出身のサッカー選手には、
柳沢敦(鹿島アントラーズ・元日本代表)
中島裕希(FC町田ゼルビア)
西村拓馬(ベガルタ仙台)
といった選手がいます。
富山第一高校サッカー部の監督は?
富山第一高校の監督は、大塚一朗さんです。
富山第一高校の出身で法政大、古河電工でプレーを続けています。
現役は25歳で引退をしており、古河電工関係者の紹介でウェストハムの指導者講習を受けに行きインターナショナルライセンスを取得。
2002年までアローズ北陸(現カターレ富山)で選手兼コーチをこなした後、再びイングランドへと渡り、A級ライセンスを取得しています。
アルビレックス新潟シンガポールで監督を務めてから2008年に母校の富山第一高校でコーチに就任し2012年から監督をしています。
組織的かつ戦術的に長けたサッカーで
2013年12月の第92回全国高校サッカー選手権大会優勝は星稜高校を相手に史上初の北陸決戦となり、
2点リードされながらの後半・アディショナルタイムで同点に追いつくと延長戦終了間際の鮮やかな決勝点を奪う奇跡の逆転劇で見事初優勝を成し遂げています。
起こった現象や戦術的な見解を理路整然とロジカルに、客観的に分析する指導にたけており、
“ボールを奪ってすぐに攻める”、“奪われたら全員で守備をし、ボールを取り返す”という、「ハイプレス&ショートカウンター」を持ち味としています。
大塚一朗監督の2人の息子も富山第一高校の出身で、次男の大塚翔は2013年の優勝時にはキャプテンを務めていました。
2005年に父親の大塚一朗監督がアルビレックス新潟シンガポールの監督に就任した際には、母親や兄とともにイングランドにサッカー留学。
ウェストハム・ユナイテッドのアカデミーで1年を過ごしており、富山第一高校は1年生からトップチームでプレーをしていました。
大塚翔選手は高校卒業後、関西学院大学を経てFC琉球で2年間プレーしたのち、2020年からはオーストラリアの州リーグの一つであるクイーンズランド・プレミアリーグに所属する、イプスウィッチ・ナイツFCのトライアウトを受けて移籍をしています。
歴代の富山第一高校の成績
富山第一高校は、Top・2nd・3rd・4th 5thの5チーム耐性となっていて、それぞれのカテゴリーで北信越プリンスリーグ、富山県高校リーグ(T1・T2・T3・T4の4つのカテゴリー)に出場しています。
高校サッカーでは最近になって多くみられるようになったスポンサー性も導入していて、
マツシタスポーツ 田畑シーリング 焼きそばお好み焼まるた、といったところから協賛を得ています。
■実績
全国高校サッカー選手権大会 出場 25回
第92回全国高校サッカー選手権大会優勝(平成25年度)
ベスト4(3位入賞)2回(平成11年度・平成12年度)
高円宮杯U-18サッカーリーグ・プレミアリーグ West(西日本のトップ10チームによるリーグ戦)
4年連続出場(平成23(2011)年~平成26(2014)年)
全国高等学校総合体育大会 出場 25回
ベスト8 3回(平成6年度、平成12年度、平成25年度)
ベスト16 1回(平成20年度)
■受賞歴
平成12年5月 富山新聞スポーツ賞
平成13年5月 とやま賞(スポーツ部門)
平成26年1月 富山県青少年スポーツ特別栄誉賞
平成26年1月 富山市表彰
平成26年2月 北日本新聞文化特別賞
平成26年2月 富山県サッカー協会特別表彰