tsutayaと蔦屋書店の違いは？蔦屋重三郎と関係は？

tsutayaと蔦屋書店の違いは？

「TSUTAYA○○店」と「蔦屋書店○○店」がありますか関係はあるんでしょうか？

蔦屋重三郎と関係は？

tsutayaと蔦屋書店の違いは？

tsutayaと蔦屋書店は運営会社が違います。TSUTAYAはCCC、蔦屋書店はフランチャイジーのトップカルチャーが運営してますが、基本的には同じTSUTAYAです。

どちらも、カルチュア・コンビニエンス・クラブが運営しており、書店事業部門が【蔦屋書店】、レンタル事業部門が【TSUTAYA】、という分類になっています。

TSUTAYAと蔦屋書店などの複数のTSUTAYAがありますが、TSUTAYAは直営店は少なく、ほとんどフランチャイズ展開によるものです。

TSUTAYAの直営店を展開する本部(フランチャイザー：カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社→2006年3月1日よりフランチャイズ部門は株式会社TSUTAYAに移行)と加盟する企業（フランチャイジー）の2つの関係があります。

フランチャイズシステムとは本部は加盟店に対し、「TSUTAYA/蔦屋書店」の名称を与え、営業しても良い権利を与え、直営店同様のサービスを提供します。加盟店は見返りとしてロイヤリティと呼ばれる対価金額を毎月売上の一定額を支払います。

以上のことで、加盟店は「TSUTAYA」「蔦屋書店」若しくは「自社展開の書店名（この場合、「TSUTAYA/TSUTAYAロゴ」を使用しなければならない）」を選択することが出来ます。

tsutayaとの蔦屋重三郎と関係は？

ＴＳＵＴＡＹＡの創業者が｢現代の蔦屋になる｣として、社名をＴＳＵＴＡＹＡとしただけで、直接的に蔦屋重三郎や江戸時代の蔦屋とは関係ありません。

TSUTAYA の創業者の、祖父の屋号が蔦屋で江戸時代の版画版元の蔦屋重三郎にあやかって付けたそうです。

蔦屋重三郎さんは、江戸時代の版元であり、プロデューサーの役割も果たしていた、浮世絵におけるキーパーソンです。

蔦屋重三郎は、浮世絵版元として、出版業界において版画家や摺り師、彫師などの芸術家たちを支援し、育成することで、彼らの作品を広く世に知らしめることを目指しました。彼は、作品の企画、デザイン、製作、販売において、積極的にプロデューサー的な役割を果たし、その功績は大きいものがありました。

また、蔦屋重三郎は、版元業のみならず、書籍出版や活版印刷など、当時の出版業界全般に渡って事業を展開し、その活躍は多岐にわたっています。

蔦屋重三郎が支援した浮世絵師には、葛飾北斎、歌川国芳、葛飾応為、歌川広重などがいます。また、彼が刊行した「百人一首絵合」は、浮世絵版画の代表作の一つとして、世界的に知られています。

tsutayaと蔦屋書店の違いは？蔦屋重三郎と関係は？

「TSUTAYA」と「蔦屋書店」は、同じ会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）が手掛ける事業ですが、軸となる事業が異なります。 「蔦屋書店」ではライフスタイル書店を主軸に事業展開しており、対して「TSUTAYA」はCDやDVDなどのレンタル事業が主軸となっています。

「TSUTAYA」は、主にCD、DVD、Blu-ray、本、ゲームなどのエンターテインメント商品を取り扱う大型書店チェーンです。また、TSUTAYAはレンタル店としても有名で、映画や音楽、書籍などのレンタルサービスを提供しています。店内には、カフェや飲食店、雑貨店、文具店、アパレル店などのテナントが入っている場合があり、ショッピングモールのような雰囲気があります。

一方、「蔦屋書店」は、書籍や雑誌、文具、雑貨などを中心に取り扱う書店チェーンで、書籍の品揃えや店内の雰囲気に力を入れています。店内には、カフェやレストラン、アパレル店、コスメ店、美容室なども入っている場合があります。また、蔦屋書店は「暮らしを彩る、アートを味わう」というコンセプトのもと、アート作品の展示やライブイベントなども開催しています。

つまり、「TSUTAYA」はエンターテインメントに特化した大型書店であり、「蔦屋書店」は書籍や文化に特化した書店チェーンであると言えます。