近鉄コインロッカー爆弾事件は「日曜連続爆弾魔事件」として知られる1974年に大阪で発生した爆弾事件で「アンビリバボー」でも紹介されました。
近鉄上本町駅と近鉄百貨店阿倍野店での連続した爆発と犯人からの脅迫が特徴であり、事件は千葉とその弟によって引き起こされました。
■アンビリバボー放送内容
戦慄の国内事件簿！連続爆破事件の真相
今から49年前、大阪市のとある駅で突如コインロッカーが爆発！！
そして、コインロッカーには犯人から脅迫状が！？
日本国民全員を人質にとり、鉄道会社に対し5000万円を要求する犯人！
犯人逮捕のために警察はマスコミと協力！さらには「成りすまし作戦」を実行！
決死の捜査が続けられる中、警察をあざ笑うかのように次々と爆破事件が発生し日本中が大パニックに！！
そして、脅迫状に記された「ウルトラ山田」とは一体何者なのか！？
謎が謎を呼ぶ事件に挑む警察官たち！
執念の捜査から導き出された、誰も予想だにしなかった犯人の衝撃の正体とは！？
引用：https://www.fujitv.co.jp/unb/
ウルトラ山田の近鉄コインロッカー爆弾事件とは？
1974年2月18日の深夜、大阪市天王寺区の近鉄上本町駅で突如として爆発が発生しました。この事件は後に「日曜連続爆弾魔事件」として知られることになります。
爆発の直後、現場の近くで脅迫状が発見され、近鉄に五千万円の現金が要求されました。警察によると、怪我人はなかったものの、犯人の要求に対応するための捜査が開始されました。
事件はその後も続き、犯人からの電話が入り続けました。そして、3月13日になって現金を受け取るためにやってきた千葉という男が逮捕されました。その後、共犯者とされる千葉の弟も検問で逮捕されました。
しかし、事件はまだ終わりではありませんでした。3月17日、近鉄百貨店阿倍野店で再び爆発が発生しました。犯人は「ウルトラ山田」と名乗り、千葉兄弟の釈放を要求したのです。
事件の経緯や動機については、警察の捜査が進行する中で明らかになっていきました。爆発が起きた2月18日、爆発現場の近くのロッカーからは近鉄社長宛ての脅迫状が見つかっています。
警察は犯人からの電話や脅迫状を受け、近鉄の安全を確保するために緊急措置を講じました。犯人は当初、5千万円の要求をしていましたが、後に金額を2億円に引き上げ、さらに3月に入って1億円に変更しました。
言語学者の金田一春彦氏の鑑定により、犯人の出身地が北関東から北海道と推定されました。また、犯人からの脅迫状には、現金を受け渡す際に指定場所に現れることが示唆されていました。
そして、3月13日、犯人からの指示通りに現金を持ってきた巡査長が、犯人である千葉を見事に取り押さえました。同じ夜、京都府警は、千葉の弟を検問で逮捕しました。捜査の過程で、兄弟が事件に関与していたことが浮かび上がってきたのです。
ウルトラ山田の近鉄コインロッカー爆弾事件｜犯人の千葉兄弟の動機は？
事件の背後には、千葉兄弟の動機が存在しました。彼らは社会的な不満や経済的な困窮から犯罪に手を染めたのです。特に千葉は、犯罪行為によって大金を手に入れ、自らの立場を向上させることを望んでいたのです。
千葉兄弟は爆弾を使用して脅迫し、現金を要求しました。また、釈放を要求した事件後の爆発も、兄弟が逮捕されることによる報復として行われたのです。
事件の捜査は警察の手によって進められました。捜査員たちは千葉兄弟の身辺や関係者を徹底的に調査し、証拠を集めました。また、言語学者の鑑定や犯行予告の内容から、犯人の特定と逮捕につながる手がかりを見つけ出しました。
事件は千葉兄弟の逮捕によって終結しました。彼らは爆破事件に対する罪状で起訴され、法廷で裁かれることとなります。事件の影響は大きく、社会における治安への関心が高まるきっかけとなりました。
まとめ：ウルトラ山田の近鉄コインロッカー爆弾事件は千葉兄弟の犯人？
1974年2月18日深夜に大阪市天王寺区の近鉄上本町駅で爆発が発生。近くには脅迫状があり、近鉄に五千万円の現金を要求された。
爆発の後も犯人からの電話が続き、3月13日に現金を受け取りに来た千葉という男が逮捕され、共犯者の弟も検問で逮捕された。
3月17日には近鉄百貨店阿倍野店で再び爆発が起こり、犯人は千葉兄弟の釈放を求めた。
事件の経緯と動機：2月18日に近鉄上本町駅で爆発が発生し、爆発現場のロッカーには近鉄社長宛ての脅迫状が入っていた。
犯人からの電話や脅迫状を受け、近鉄は警察に通報し捜査を開始。犯人は金額を2億円に要求し、後に1億円に変更した。
言語学者の鑑定で犯人の出身地が北関東から北海道と推定され、犯人からの脅迫状が届いた日には指定場所に現れて現金を奪うことが示唆された。
3月13日に犯人からの指示通り現金を持ってきた巡査長によって、犯人である千葉が取り押さえられた。
同じ夜に京都府警が千葉の弟を検問で逮捕した。
1974年2月18日深夜、大阪市天王寺区の近鉄上本町駅で爆発が発生した。爆発現場のロッカーには、近鉄社長宛ての脅迫状が入っていた。脅迫状には、近鉄に5,000万円の現金を要求する内容が書かれていた。
近鉄は警察に通報し、捜査が開始された。犯人は、大阪府警の刑事から「犯人は北関東から北海道出身の男性で、暴力団関係者ではない」と発表された。
犯人は、その後も近鉄に電話をかけ、現金の要求を続けた。3月13日、犯人からの指示通り現金を持ってきた巡査長によって、犯人である千葉が取り押さえられた。同じ夜に京都府警が千葉の弟を検問で逮捕した。
千葉兄弟は、近鉄の労働組合員だった。千葉は、近鉄から解雇され、生活に困っていた。千葉兄弟は、爆弾を製造し、近鉄上本町駅と近鉄百貨店阿倍野店で爆発を起こした。
千葉兄弟は、懲役10年の実刑判決を受けた。
この事件は、日本社会に大きな衝撃を与えた。この事件をきっかけに、日本ではテロ対策が強化されることになった。
