「うましかて」の意味は?
「うましかて」の元ネタは映画「ハウルの動く城」でマルクル?
うましかての意味・元ネタは?ハウルの動く城でマルクル
「うましかて」の元ネタは映画「ハウルの動く城」。
ハウルとソフィーとマルクルの三人が朝食を食べるとき、マルクルが「うましかて」と言っていますが、「美味し糧」という意味でしょう。
今日も美味しい食事を揃ってとれることに感謝を捧げる儀式です。
「美味しい糧(食料)をお与え下さりありがとうございます」というのを、略しているんですね。
ちなみに、日本の「いただきます」も、不殺生主義のジャイナ教やヒンドゥ、仏教の影響から、「植物や動物の命を奪って、自分が生きるために頂きます。」という意味で、本来は「御命いただきます」です。
あまり聞きなれない表現ですが、キリスト教では作物は神様からの頂きものであり、映画でも食事の前にお祈りするシーンがよくあると思います。ハウルの原作はイギリス人ダイアナ・ウィン・ジョーンズによって書かれており、日本のジブリがそれを映画化するにあたって、食事の挨拶として異国情緒を出そうとしたのでしょう。
まとめ:うましかての意味・元ネタは?ハウルの動く城でマルクル
「ハウルの動く城」で朝ごはんを食べるシーンでマルクルが「ウマシカテ」って言っていますが、
「旨し糧」「美味し糧」
旨し(美味し)=おいしい、健康に良い
糧=食べ物、食事
という意味で、
「神様、今日も美味しい食事をありがとうございます」
という意味かと思います。
日本人のいう「いただきます」と同じでしょう。
ちなみに、英語には「いただきます」を直接言い表す言葉はありません。
無理に英語で「いただきます」を表現しようとすると、
「神よ、【おいしい食べ物】を与えたまえ」とか
「神よ、【おいしい食べ物】をありがとうございます」
というような意味になると思います。
この【おいしい食べ物】に相当する言葉が、【旨し糧】です。